「独立自尊」の理念のもと、未来の社会をけん引する人物の育成を目指して創立された慶應義塾横浜初等部。英語教育や国際理解教育に力を入れ、世界で活躍できるお子様たちを育てる土壌が整っています。
その人気は年々高まり、倍率はおよそ14倍という非常に狭き門で、国内トップレベルの私立小学校として広く知られています。
そのため、合格発表の時期や方法についても高い関心が寄せられ、多くの受験家庭が注目する一大イベントとなっています。
【慶應義塾横浜初等部】合格発表はいつ行われるのか
慶應義塾横浜初等部の合格発表は毎年決まった時期に行われる傾向があります。受験を控えるご家庭にとって、試験の時期だけでなく、合否通知のタイミングも非常に重要な情報です。心の準備やその後の予定を立てる上で、知っておきたいポイントを詳しく見ていきましょう。
同校の入試は、一次試験(主にペーパーテスト)と、二次試験(行動観察や面接など)に分かれて実施されます。一次試験を通過した受験生のみが二次試験に進むことができます。
これらの試験は例年11月初旬から中旬にかけて行われ、すべての試験が終了したのち、数日間の選考期間を経て合格者が発表されます。
これまでの発表日を年ごとに見ると、以下の通りです。
■一次試験 合格発表日
・2024年度:11月16日
・2023年度:11月17日
・2022年度:11月16日
・2021年度:11月16日
■二次試験 合格発表日
・2024年度:11月29日
・2023年度:11月29日
・2022年度:11月29日
・2021年度:11月29日
このように、二次試験の結果は毎年「11月29日」に固定されており、一次試験の結果は11月16日ごろに発表される傾向があります。
2025年度については、まだ正式なスケジュールは発表されていませんが、過去の流れを踏まえると、一次試験の結果は11月17日(月)、二次試験の結果は11月28日(金)前後に発表される可能性が高いと予想されます。(*平日に実施されると想定)
【慶應義塾横浜初等部】合格発表はどのように行われるのか。
合格発表がどのような形式で行われるのか、そしてその後どんな手続きが必要になるのかを事前に把握しておくことで、慌てることなくスムーズに対応することができます。
ここでは合格発表の具体的な流れから、合格後の対応まで、重要なポイントをわかりやすく解説します。
【慶應義塾横浜初等部】合格発表の流れ
慶應義塾横浜初等部の合格発表は、例年インターネットを通じて行われます。受験者本人や保護者は、学校の公式ホームページにアクセスし、事前に配布された受験番号をもとに合否を確認することになります。
掲示板への掲示など、学校での直接的な発表は行われず、オンライン上での発表のみという形です。また、発表内容は一定期間のみ閲覧可能であることが多いため、発表時刻や公開期間については事前にきちんと確認し、見逃さないよう注意が必要です。
当日はアクセスが集中し、つながりにくくなることも考えられますので、事前にページのブックマークやログイン方法などを確認しておくと安心です。
【慶應義塾横浜初等部】入学手続き書類配布と入学手続き
合格が確認できたら、すぐに入学に向けた手続きが始まります。まず、二次試験の合格者は、指定された日時に受験票を持参して学校に出向き、入学手続きに必要な書類を受け取ります。
この書類には、学費納入に関する詳細や入学準備に必要な情報、今後のスケジュールなどが記載されているため、一つひとつ丁寧に目を通すことが大切です。
その後、以下のようなステップで入学手続きが進みます。
1.指定された日時に学校事務室で手続き書類を受け取る(受験票の提示が必要)
2.所定の期限までに入学金や学費を納入する
3.必要な書類を準備し、提出期限を守って提出する
4.学校からの案内に従って説明会やオリエンテーションに参加する
入学準備の説明会は、学校生活の様子や制服・教材の案内、今後の予定など多岐にわたる情報を得る貴重な機会ですので、都合をつけて参加するようにしましょう。
【慶應義塾横浜初等部】補欠合格者について
慶應義塾横浜初等部では、合格者の発表と同時に、補欠合格者の発表も行われます。補欠合格者には個別に番号が割り振られ、補欠順位が示されます。
しかし、同校における補欠合格からの繰り上がりは非常に少ないことで知られています。特に女児の場合、補欠5番以内で繰り上がると「快挙」と言われるほど稀です。男児でも、補欠10番台が繰り上がったことが話題になるなど、補欠からの合格は「ほぼない」とされているのが実情です。
このような状況になる理由として、慶應義塾横浜初等部の合格者は辞退者がほとんどおらず、学校側も厳格に定員を管理していることが挙げられます。そのため、補欠に入った場合でも、他の進学先を視野に入れて早めに動き始めることが賢明です。
また、補欠合格者の扱いは年度によって若干異なる可能性もあるため、学校からの公式情報をこまめに確認することが求められます。
【慶應義塾横浜初等部】慶應義塾2校に両方合格した場合
慶應義塾横浜初等部と慶應義塾幼稚舎、両校の入試に合格するお子様も毎年一定数いらっしゃいます。その場合、どちらかを選択することになりますが、横浜初等部を選ぶことももちろん可能です。
入学手続きのタイミングは幼稚舎の方が先となっており、いったん幼稚舎に納入した入学金や学費については、横浜初等部へ進学する際に差額調整や振り替えなどの手続きが可能です。
両校ともに特色ある教育を行っており、立地や教育方針、家庭の方針などをもとに慎重に選択されることをおすすめします。どちらを選ぶにしても、「お子様の将来にとって最良の選択とは何か」という視点を持って判断することが大切です。
【慶應義塾横浜初等部】合格発表はいつ?慶應義塾横浜初等部の補欠についてもプロが解説!まとめ
慶應義塾横浜初等部の合格発表や入学手続きに関する詳細は、毎年発行される「入試募集要項」にすべて記載されています。この要項は、出願する際に必ず必要となるもので、販売は学校でのみ行われます。
募集要項の販売期間は限られており、購入しないと出願すらできないため、志望するご家庭は忘れずに入手しましょう。掲載内容には、出願書類の準備、面接日程、試験内容、合格発表の方法、手続きの詳細など、極めて重要な情報が記されています。
また、合格が決まった後は、あまり余裕のないスケジュールで手続きが進んでいきます。喜びの余韻に浸る間もなく、学費の納入や書類提出、説明会への参加など、数日間で多くの準備を行う必要があります。
そのため、事前の情報収集とスケジュール管理が何よりも大切です。合格後に慌てることのないよう、早め早めの準備を心がけ、家族全体でしっかりと段取りを整えておくことが、受験成功の先にある「安心」への第一歩となるでしょう。