宝仙学園小学校を受験したいと考えています。面接ではどんなことが問われるのでしょうか。
準備の進め方も含めて、順番に整理して知りたいです。
【宝仙学園小学校】面接を受ける前に知っておきたい学校の姿
宝仙学園小学校は東京都中野区にあり、系列の幼稚園があります。面接の準備を始める前に、まずこの学校がどんな場所なのかを押さえておきましょう。答えの中身は、学校の姿を理解しているかどうかで大きく変わります。
宝仙学園小学校を表すキーワードは三つあります。仏教、中学受験、そして推薦入試と一般入試という二つの入試形態です。
まず、小学校としては珍しい仏教系の学校です。観音さまに手を合わせるところから一日が始まります。宗教という科目の授業が組まれているわけではありませんが、合掌をはじめとして仏教的な所作や考え方に触れる機会は日常の中に数多くあります。ここに違和感がないかどうかは、ご家庭にとっても学校にとっても大切な確認事項です。
次に、系列の中学校はありますが、基本的には中学受験をする学校です。高学年になると、学校での学習そのものが中学受験を見据えた内容に進んでいきます。入学後の六年間がどう流れていくのかを、受験前の段階でご夫婦で共有しておきましょう。
そして入試形態です。推薦入試と一般入試では日程も出願の条件も異なります。宝仙学園小学校が第一志望であれば、推薦入試を選択肢に入れて準備を進めることになります。
【宝仙学園小学校】面接はいつ、どんな形で行われるのか
質問の中身を考える前に、面接がどの日程で、どういう形で行われるのかを押さえておきましょう。公式サイトの募集要項に示されています。
2027年度入学の日程と選考の内容
公式サイトの募集要項によると、2027年度入学の募集人員は第1学年70名で、男女共学2学級、幼稚園からの内部進学者を含むとされています。出願の対象は2020年4月2日から2021年4月1日までに生まれたお子さまです。
出願期間は、推薦入試が2026年10月1日から10月5日12時まで、一般入試が2026年10月15日から11月9日12時までです。試験日は推薦入試が2026年11月1日、一般入試が2026年11月14日と案内されています。合格発表はいずれも試験当日の21時予定、入学手続の期限は推薦入試が11月5日12時、一般入試が11月19日12時とされています。
選考の内容は、推薦入試・一般入試のいずれも「志願者の素質検査・行動観察・受験生個別面接及び保護者面接」と示されています。つまり、お子さまの個別面接と保護者の面接が、どちらの入試でも実施されるということです。
推薦入試の出願資格には、本校を第一志望とすること(保護者誓約書が必要)が挙げられています。推薦入試を受けるのであれば、10月のはじめには願書も面接の準備も整っている必要があります。逆算すると、夏のうちに一度、ご家庭の考えを言葉にしておきたいところです。
なお、面接の所要時間や面接官の人数は公式には公表されていません。限られた時間で家庭の考えを伝える想定で準備しておくと安心です。日程や選考の内容は年度によって変わりますので、最新の情報は必ず募集要項・公式サイトでご確認ください。
受験生個別面接があることの意味
お子さまが一人で答える場面がある、ということです。保護者が横から補える形ではありませんので、日ごろから自分の言葉で答える練習を積み重ねておきましょう。
大切なのは、正しい答えを覚えることではありません。知らないことを「わかりません」と言えること、聞かれたことにまっすぐ答えられること。この二つがあれば十分です。むしろ、用意した答えを暗唱するようなお子さまのほうが、面接では不自然に映ります。
ご家庭では、答えを教えるのではなく、お子さまが話し終わるまで待つ時間をつくってみてください。待ってもらえた経験の分だけ、お子さまは自分で言葉を探せるようになります。
【宝仙学園小学校】面接で問われるテーマ
宝仙学園小学校の面接では、保護者には学校のこととご家庭のことが、お子さまには園での暮らしと日常のことが問われます。ここでは、どんなテーマが扱われるのかを分野ごとに整理します。実際の言い回しを覚えるのではなく、テーマごとにご家庭の答えを用意しておくという発想で準備してください。
保護者に問われるテーマ
保護者側は、大きく分けて「学校への理解」「家庭の教育観」「お子さまの姿」の三つの領域が扱われます。
- 志望理由と、学校を知ったきっかけ
- 説明会や公開授業を見ての印象
- 仏教教育への理解と受けとめ方
- 学校が掲げる方針を家庭で実践していること
- しつけについての考え方
- お子さまの成長を感じる場面
- お子さまにこれから期待すること
- 入学後の行事や学校行事への関わり方
- 食事の好き嫌いなど、生活面の様子
- 園での友だち関係やトラブルへの向き合い方
学校への理解を問うテーマでは、パンフレットの言葉をなぞるより、実際に足を運んで見たもの、そこで感じたことを一つ挙げるほうがはるかに伝わります。仏教教育については「賛成か反対か」ではなく、ご家庭がその価値をどう受けとめているかを語れるようにしておきましょう。
生活面のテーマは、できていることを並べる場ではありません。困っていることがあるなら、いま家庭でどう関わっているかまでを含めて話せると、誠実さが伝わります。
お子さまに問われるテーマ
お子さまへの面接は、かしこまった形ではなく考査の流れの中で行われます。内容も基本的なもので、答えにくいものはほとんどありません。
- 自分の名前
- 園でしている遊び
- お友だちのこと
- 今日の朝ごはんなど、その日の出来事
- 小学生になったらしてみたいこと
- 将来の夢
- ほめられたとき、叱られたときのこと
どのテーマも、家庭での会話がそのまま出ます。特別な練習より、夕食のときに「今日はどんなことがあったの」と聞く時間を毎日つくるほうが効果的です。
【宝仙学園小学校】実際にどんなことを聞かれているか
テーマの並びだけでは、当日どこまで具体的に踏み込まれるのかがつかみにくいと思います。ここでは、これまでの面接でどんなことが尋ねられてきたのかを、内容がわかる形で整理します。
保護者への面接は、志望理由から入るのが基本です。数ある学校のなかでなぜ本校なのかを説明するよう求められ、あわせて学校を知ったきっかけまで尋ねられます。学校説明会や公開授業に足を運んでいることを前提に、授業を見てどんな印象を持ったかを説明する場面もあります。
宝仙学園小学校ならではの問いが、仏教教育に関するものです。合掌をはじめとする仏教にもとづく習慣に抵抗がないかを確かめられます。さらに、学校が掲げる入学者受け入れの方針を踏まえて、ご家庭で実践していることがあるかを尋ねられます。学校の言葉を暗記しているかではなく、家庭の日常に落とし込めているかを見る問いです。
家庭の教育観については、しつけをどう考えているかを問われます。お子さまについては、成長したと感じるのはどんな場面か、これから何を頑張ってほしいと考えているかを、具体的に説明するよう促されます。生活面では食事の好き嫌いの様子を尋ねられ、園で友だちとのトラブルが起きたときにご家庭でどう対応してきたかまで踏み込まれることもあります。入学後の行事に保護者として参加できるかどうかを確認する問いも入ります。
お子さまへの面接は、考査の流れのなかで行われる口頭試問の形です。内容は生活に近いものが中心で、次のようなことが尋ねられています。
- 自分の名前を答える問い
- 幼稚園や保育園でどんな遊びをしているかを答える問い
- 仲のよいお友だちの名前を挙げる問い
- その日の朝に何を食べてきたかを答える問い
- 小学生になったらしてみたいことを話す問い
- 将来なりたいものを答える問い
- おうちの人にほめられる場面、叱られる場面を思い出して話す問い
ご覧のとおり、特別な知識を試す問いはありません。ただし、ほめられる場面と叱られる場面を尋ねる問いだけは、ご家庭の様子がそのまま表に出ます。お子さまが黙ってしまったり、家庭の困りごとをそのまま口にしてしまったりすることがありますので、日ごろから一日の出来事を自分の言葉で話す時間をつくっておくと安心です。
【宝仙学園小学校】答えを組み立てる型
テーマが分かっても、いざ言葉にしようとすると詰まってしまうものです。答えは次の三段構えで組み立てると、短い時間でも過不足なく伝わります。
一つ目は結論です。聞かれたテーマに対する答えを、最初のひと言で言い切ります。前置きから入ると、それだけで持ち時間の半分が過ぎてしまいます。
二つ目は具体的なエピソードです。ご家庭で実際にあった出来事を一つだけ添えます。複数並べる必要はありません。日付や場所まで細かく語る必要もなく、「いつごろ、どんなことがあって、お子さまがどうしたか」が伝われば十分です。
三つ目はこれからです。その経験を踏まえて、入学後にどう関わっていきたいかを短く結びます。ここで学校の方針と自然につながると、志望理由が単なる憧れではないことが伝わります。
もう一つ、お父様とお母様で答えが食い違いやすいテーマがあります。しつけの基準、中学受験への温度差、休日の過ごし方、この三つです。面接の前に一度、それぞれが思っていることを口に出して確認しておきましょう。違っていること自体は問題ではありません。違ったまま当日を迎えることが問題なのです。
願書に書いた内容と面接での話が食い違うのも、よくある失敗です。宝仙学園小学校の場合は、願書と一緒に提出する面接資料もありますので、書いた内容は必ず控えを取り、ご夫婦で読み返しておいてください。書き方の詳細は宝仙学園小学校の願書・面接資料の書き方もあわせてご覧ください。
【宝仙学園小学校】面接で失敗しないために気を付けること
宝仙学園小学校で一番大切なのは、お子さまの適性です。
願書と一緒に提出する面接資料を見ると、志願者の性格や特質にふれる欄が一番上に置かれています。それだけ学校としてお子さま自身に関心があるということが分かります。
中学受験を目指して高度な学習を行っていく学校ですから、その流れについていけるかどうかは、学校が特に重視しているところです。面接では、お子さまの知的好奇心の高さや、ご両親が中学受験に向けて前向きに取り組んでいく姿勢を見せましょう。
また前提として、仏教の学校であることへの理解と共感が必要です。宗教という教科の授業があるわけではありませんが、合掌のように仏教的な活動や考え方に触れる機会は多く、そこへの理解はこの学校を受験するうえでとても重要なポイントになります。
そして学校が掲げているアドミッションポリシーとディプロマポリシーは覚えておきましょう。アドミッションポリシーは入学前に持っていてほしい資質、ディプロマポリシーは卒業までに身に付けたい能力として学校が提示しているものです。面接でもよく扱われるテーマです。特にアドミッションポリシーに並ぶ自立や協力や努力といった要素は、この学校に限らず、小学生になるにあたってぜひ身に付けたいことばかりです。普段から意識して、日々の生活でも心掛けるよう努めましょう。
最後に、食事の好き嫌いというテーマについてです。お子さまが好き嫌いなく食べられるように普段から心がけましょう。というのも、「ごちそうさま」という言葉は仏教の教えが語源になっていると言われているほど、仏教では食事を大事にしています。無理矢理食べさせる必要はありませんが、食べ物に対するありがたみや感謝の心を持つことの大切さは、ご両親がご家庭できちんとお子さまに教えてあげましょう。
【宝仙学園小学校】面接についてよくあるご質問
最後に、保護者の方からよく寄せられるご質問にお答えします。
Q. 保護者面接は両親そろって参加する必要がありますか
募集要項には保護者面接と示されていますが、出席者の条件までは公表されていません。ご事情がある場合は、出願前に学校へ直接お問い合わせいただくのが確実です。
Q. 仏教の信仰がない家庭でも大丈夫でしょうか
信仰の有無を出願の条件にしている記載はありません。大切なのは信仰そのものより、日々の合掌や感謝の心を大事にする教育に共感できるかどうかです。
Q. 推薦入試と一般入試で、面接の内容は変わりますか
募集要項では、どちらの入試も選考内容は同じ表記になっています。ただし推薦入試は第一志望であることが出願の条件ですので、志望理由の語り方はより踏み込んだものが求められると考えておきましょう。
Q. 子どもの面接対策は、いつから始めればよいですか
受け答えの型を練習するのは直前でも間に合いますが、自分の言葉で話す力は一朝一夕には育ちません。年中の後半から、家庭での会話の時間を意識して増やしていくことをおすすめします。
宝仙学園小学校の入試日程と対策や推薦入試と一般入試の倍率もあわせて確認しておくと、準備の全体像がつかみやすくなります。
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宝仙学園小学校の面接のポイント
宝仙学園小学校の面接で見られるのは、お子様のありのままの姿とご家庭の教育観です。当日の受け答えはオーダーメイド面接回答集作成付きオンライン面接レッスン、面接につながる願書はオーダーメイド願書作成代行で仕上げます。
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