暁星小学校は、日本に3校しかない男子校のひとつで、厳格なカトリック教育を行う名門校です。児童の心身を鍛える教育を重視し、特に男子の成長に適した指導を行っています。
入学試験の難易度が高く、入学するためには毎年高倍率の入学試験を勝ち抜く必要があります。附属の中学校・高等学校も偏差値が高く、多くの著名人を輩出していることでも知られています。今回は、そんな名門校である暁星小学校の学費について解説いたします。
【暁星小学校】学費は高い!安い!?その意外な金額とは
暁星小学校の学費について、ネット上で「高い」と噂されています。それは事実なのでしょうか。また事実でない場合、どうしてそのような噂が広まってしまったのでしょうか?その意外な金額と、噂の真相についてプロが詳しくお答えします。
【暁星小学校】学費は首都圏平均を大幅に下回る安さ
文部科学省の調査によると、首都圏の私立小学校の年間学費(授業料・施設費・その他諸費用を含む)は、約100万円~200万円が一般的です。
一方、暁星小学校の学費は、初年度納入金が約125万円とされており、平均より大幅に低い金額で設定されています。この学費の安さは意外と言えるのではないでしょうか。

【暁星小学校】学費が安い驚きの理由
暁星小学校は超有名校かつ人気校。また東京都千代田区に所在する名門校であり、都内を含む首都圏エリアから名門家のご令息が多く通われてることでも有名です。そんなおぼっちゃま校でもある暁星小学校の学費は、なぜ都内平均より大幅に安く抑えられているのでしょうか。
暁星小学校の学費が都内平均より大幅に安い理由は、同校がカトリック教育を基盤とするミッションスクールであることにあります。カトリック系の私立小学校は一般的に学費が抑えられる傾向にあり、その背景には宗教的理念に基づく教育方針が関係しています。
カトリック教育を行う学校は、営利目的ではなく、教育を通じた社会貢献を重視するため、学費を必要以上に高く設定しない傾向があります。
また、カトリック系の学校はカトリック教会や関連財団からの支援を受けていることが多く、その結果、授業料を抑えることが可能になっています。さらに、教員や関係者の中には宗教的使命感を持って教育に携わる人も多く、営利を優先しない経営が可能になっています。
暁星小学校は、東京都千代田区という一等地にありながら、伝統と宗教的価値観を重んじる教育方針のもと、比較的良心的な学費設定を維持していると言えるでしょう。
【暁星小学校】学費以外にもかかる費用は何がある!?
暁星小学校に入学した場合、学費は具体的にどの程度必要なのでしょうか。また、学費以外にどのような費用が発生するのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
入学金
入学金とは、入学時に一度だけ支払う費用で、学校への入学を許可される際に必要となります。学校によって異なりますが、教育環境の維持や新入生受け入れの準備に充てられる費用です。私立小学校ですと、おおむね25~40万円程度が相場です。
授業料
授業料とは、いわゆる学費のことで、学校の授業や教育活動にかかる基本的な費用を指します。教職員の給与や教材費、学校運営費などが含まれています。私立小学校では公立と異なり、充実したカリキュラムや特色ある教育を提供するために、この授業料が重要な財源となります。
h3 施設費
施設費とは、学校の建物や教育設備の充実のために使用される費用です。たとえば、新しい校舎の建設、教室のリニューアル、冷暖房器具の設置、実験機材やICT機器の導入などに充てられます。より良い学習環境を整えるための重要な資金となります。
維持費
維持費とは、学校の施設や設備を適切に維持・管理するための費用です。空調や照明、校舎の補修など、快適な学習環境を維持するために使われます。公立小学校にはない費用ですが、私立ならではの充実した施設を維持するために必要なものです。
昼食時飲料費
暁星小学校に給食はありません。基本的にはご家庭からお弁当を持参する、もしくは仕出し弁当を注文することも可能です。昼食時飲料費は、昼食をとる際に一緒に口にする飲み物(牛乳など)を購入するための費用となります。
学級費
学級費とは、学校生活において必要となる教材費や行事費などに使われるお金です。たとえば、工作の材料費、学年ごとの特別活動の費用など、日々の学びを充実させるために活用されます。
後援会費
暁星小学校の在校生保護者が入会する保護者の会費です。暁星小学校にPTAは存在しませんが、毎年後援会役員を選出し、学校イベントの運営サポートを行うことが通例です。運動会など学校行事の際には学校側・児童側双方をサポートするため保護者の協力が必要になります。その際の諸経費といった活動にあてる費用です。
制服など
制服一式の購入費です。ランドセル、サブバックも含まれます。靴下やワイシャツといった消耗品以外は、基本的には数年単位で使用します。
寄付金(任意)
寄付金とは、学校の教育環境の充実や施設の維持・発展のために、保護者が任意で支払う金額です。暁星小学校では強制ではありませんが、学校によっては図書の充実、最新のICT機器の導入、校舎の改修など、お子様たちの学習環境をより良くするために活用されます。私立小学校ならではの充実した教育の一環として、多くのご家庭が協力をしています。
【暁星小学校】学費とそれ以外にかかる費用の総額とは
このように、暁星小学校に入学するためには、学費とそれ以外にかかる費用が必要です。その総額はいくらになるのでしょうか。
入学金 | 300,000円 |
授業料 | 480,000円 |
施設費 | 125,000円 |
維持費 | 204,000円 |
昼食時飲料費 | 22,000円 |
学級費 | 65,000円 |
後援会費等 | 70,000円 |
制服など | 約120,000円 |
寄付金 | 任意 |
初年度合計 | 約1,260,000円 |
暁星小学校の入学年度(1年生)で必要となる金額はおおむね1,260,000円です。年度によって変動がありますので、都度ご自身で確認するよう心がけましょう。
【暁星小学校】学費以外にかかることになる金額
暁星小学校に入学が叶った場合、実は学校に納める諸費用以外にも様々な費用が掛かることをご存じですか。暁星小学校に限らず、私立小学校への入学を目指す場合は避けて通れない出費となります。どのような費用が必要になるのでしょうか。プロが具体的に解説していきます。
季節の行事、旅行などの費用
暁星小学校は、入学試験が難しく、結果的に賢いお子様が集まる傾向にあります。一見すると机に向かってお勉強ばかりしているような印象を持つかもしれませんが、実際は机上の学びの何倍も実体験を大切にし、全身を思いっきり使うような過ごし方をするご家庭が多いです。
それは、学びの源泉となるのは「体力」と「精神力」そして「体験」であると学校側が考え、また在校生ご家族もその方針に納得・共感をしているからです。
そのため、在校生やその家族も、全身をフルに使った自然とのふれあいを日常的に取り入れる傾向があります。
例えば、季節の行事として植物の植え付けや収穫祭を家庭でも行ったり、果物狩りや田植え体験などのイベントに積極的に参加したりすることが多いです。また、長期休暇や週末には、海や山など自然の中でのアクティビティを楽しむ家族が多く、キャンプやハイキング、農業体験ツアーなどに出かけることも一般的です。
そのため、こうした体験にかかる交通費、宿泊費、アクティビティ費用などが発生します。学校の教育方針に共感し、お子様の成長のためにこうした経験を積ませたいと考える家庭が多いため、自然体験や家族旅行にかける費用は、一般的な家庭よりも高くなる傾向があるかもしれません。
アフタースクールの費用
暁星小学校には併設のアフタースクールや学童保育がありません。そのため、共働きのご家庭や、放課後にお子様を見守ることが難しいご家庭では、外部のアフタースクールや学童保育を利用する必要があります。
公立の学童保育(区や市が運営するもの)は比較的安価ですが、地域によっては定員オーバーで利用できないケースもあります。また、私立小学校は自宅からの通学時間が長くなりがちであるため、学童のピークタイム(宿題の時間や遊びの時間)に間に合わないこともあります。
一方、民間のアフタースクールは選択肢が豊富で、例えばオールイングリッシュで過ごすプログラムや、そろばん・プログラミング・習字などの習い事を兼ねたコースもあります。
暁星小学校の児童は教育熱心な家庭が多いため、より充実した内容の民間学童を選ぶご家庭も少なくありません。
ただし、その分費用は公立学童に比べて高額になり、月額数万円~10万円以上かかる場合もあります。さらに、送迎サービスを利用する場合は追加料金が発生することもあるため、家庭のニーズや経済状況を考慮しながら選択する必要があります。
習い事の費用
暁星小学校の児童は、多くが附属中学校・高等学校へ内部進学するため、中学受験のための塾通いが不要です。その分、時間にゆとりがあり、放課後の時間を活用してスポーツや芸術、学習などの習い事に熱心に取り組むご家庭が多く見られます。
特に人気なのがスポーツ系(サッカー、空手、剣道、水泳)、音楽系(ピアノ、ヴァイオリン)、美術系(絵画教室)などです。
また、英語教育にも力を入れる家庭が多いのも特徴です。暁星中学校は中学受験でも人気の難関校であるため、外部受験を経て入学してくる生徒と学力差が生じないように、英会話スクールや英語塾に通わせるご家庭が増えています。
習い事の費用は内容によりますが、ピアノやヴァイオリンなどの個人レッスンは月1~3万円、サッカーや水泳などのスポーツ系は月1~2万円程度かかることが一般的です。
さらに、英会話スクールなどを組み合わせると年間100万円以上かかるケースも珍しくありません。家庭ごとの教育方針や将来の進学プランに応じて、慎重に選ぶことが求められます。
【暁星小学校】学費についてプロが徹底解説!まとめ
暁星小学校は、その人気と歴史ある名門校という背景から、一見高額な学費がかかるイメージがありました。
しかしその実態は、厳格なカトリックの教えにのっとった運営がなされており、費用はかなり安価に抑えられていることが分かりました。反面、教育熱心なご家庭が多いので、学費以外にある程度の費用を確保しておく必要もあります。こういった点を理解した上で、ぜひ受験にチャレンジしてください。