私立小学校受験では、保護者の教育方針や校風への適性を入学審査に含めるケースがあります。
雙葉小学校を目指す家庭にとって、
「親の学歴は関係あるのだろうか?」
「自分の学歴がお受験の足を引っ張るのではないか?」
と気になるのではないでしょうか。
この記事では、雙葉小学校受験と保護者の学歴について解説します。学歴はデリケートな問題であるため、周囲に相談しにくく困っている方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
【雙葉小学校】合格させるために親の学歴は必要?
雙葉小学校の合格に、親の学歴が直接影響することはありません。
しかし、保護者の人格や価値観を重んじる傾向はあるため、ある程度の教養は必要といえるでしょう。
家族を大切にするカトリックの教えが根付いた雙葉小学校は、立派な学歴があっても家庭を大切にしていない保護者だと合格が難しいです。反対に、誇れる学歴がなくても家族や周囲を大切にする家庭が合格します。
【雙葉小学校】親の学歴を書く欄・伝えることはある?
雙葉小学校を受験するにあたって、学歴を伝える機会があるかを解説します。
願書
入学願書には保護者の学歴を書く欄はありません。
しかし、参考票の保護者氏名・年齢の横に設けられている備考欄に、学歴を記入することは可能です。
雙葉出身など学歴がアピールポイントになる場合は記入した方がいいですし、学歴を書くとマイナスになりそうな場合は記入する必要はありません。
学校側は、きちんと学費の支払いがおこなえるか・育児と仕事の両立について知っておきたいため、学歴を記入しない場合では職業や役職を記入しておきましょう。
面接
雙葉小学校の面接では、保護者の学歴を問われることはありません。
面接では、たとえば以下のような質問をされます。
「最近の家族の思い出はなにか」
「どのような家庭で育ったか」
このように、親子関係と保護者の幼少期の育ちが分かる質問が多いです。
保護者の育ち方や内面に焦点が置かれる可能性はありますが、どの大学で何を専攻したのかなど表面的な経歴を問われる可能性は低いです。

【雙葉小学校】親の学歴がないからと諦める前にするべきこと
雙葉小学校の受験は、親に学歴がないからと諦める必要はありません。
出身大学や偏差値ではなく、何を大切にして生きてきたのかを見つめてみましょう。
- 保護者が幼少期に受けた教育から得られたものはなにか
- 祖父母から学び、子どもにも受け継ぎたいものはなにか
- 保護者が現在、社会や会社において何に尽力しているのか
このようなポイントを通して、保護者が人生で何を大切にし、何を子どもに教育したいと思っているのかを雙葉小学校にアピールできるようにしておいてください。
たとえば、
「母からは、目を合わせて丁寧に挨拶をすることの大切さを教わり、現在も続けている。子どもにも、相手を敬う気持ちを込めて挨拶するよう伝えている」
などです。
決して学歴からは分からない、気品・生活への丁寧さ・育ちのよさ・家族愛がエピソードから伝わるよう、情報を整理しておきましょう。
【雙葉小学校】親の学歴は関係ある?プロが解説まとめ
雙葉小学校は両親の育ちや家庭力を重視する学校です。
医師など高学歴の保護者が多く合格される傾向はありますが、社会貢献を大切にする校風が保護者の教育方針と一致するためであり、学歴を重視して選考しているわけではありません。
表面的な学歴よりも、保護者(とくにお母様)の幼少期の育ちなど家庭の芯の部分が合否に関係します。
学歴については気にしすぎず、ご自身の歴史をひも解いて、ご家庭のよさがアピールできるように準備しましょう。