【田園調布雙葉小学校】入学式とは
田園調布雙葉小学校の入学式は、単なる式典ではなく、カトリックの精神に基づく愛と奉仕の精神が実践される温かい儀式です。
儀式の意義と場所
入学式は、例年4月上旬に、全校生徒や教職員、保護者が集う中で厳かに執り行われます。この式典は、新しい仲間を迎え入れる奉仕の精神と、1年生から始まる12年間の学びへの誓いを新たにする場です。
「縦の繋がり」を象徴する迎え入れ
入学式では、同校が大切にする「縦の繋がり」が特に象徴的に表れます。最高学年である6年生のお姉さま方が、緊張した新1年生を優しく迎え入れ、手を取りながら会場までエスコートするのが伝統です。この温かい交流は、新入生にとって大きな安心感につながります。
特徴的な教育要素
式典の前後には、校長先生からのお話を通じて、「徳においては純真に、義務においては堅実に」という校訓が改めて示されます。これにより、新しい生活の始まりにあたり、お嬢さまたちの心に清らかさと規律の意識を育みます。
【田園調布雙葉小学校】運動会とは
田園調布雙葉小学校の運動会は、身体能力の優劣を競うことよりも、「協力」と「感謝」の精神を学ぶ場として位置づけられています。
競技の内容は、派手な演出や競技よりも、身体の使い方やルールを守る意識を育む、教育的な競技が中心となります。
また、運動会は競技当日だけでなく、準備や後片付けといった裏方の活動を通じて、共同作業の喜びと責任感を学ぶ大切な機会でもあります。
さらに、保護者やご家族が参加する種目も設けられ、学校・家庭が一体となってお嬢さまの成長を見守る場となります。
【田園調布雙葉小学校】年間行事
田園調布雙葉小学校では、入学式を皮切りに、生徒の自立と品格、そして豊かな感性を育むための様々な学校行事が年間を通じて展開されます。
特に、伝統文化の継承や、運動・協調性を試す大規模なイベントは、児童の成長に欠かせない貴重な機会となっています。
ここでは、お嬢さま方の成長の節目となる、主な年間行事を簡単にご紹介します。
| 1学期 | ||
| 実施月 | 行事名 | 概要 |
| 4月 | 入学式 | 新入生を迎え、新しい学校生活のスタートを祝う厳粛な式典です。6年生のお姉さま方が新1年生を優しく導き、縦のつながりの基礎を築きます。 |
| 始業式・全校ミサ | 新学期が始まるにあたり、全校児童が心を合わせ、神に祈りを捧げます。カトリック精神を基盤とした学院生活の始まりを意識づけます。 | |
| 5月 | 聖母の集い | 聖母月である5月に、マリア様に感謝と祈りを捧げる行事です。児童の間に感謝の気持ちと慈愛の心を育みます。 |
| 遠足 | 学年ごとに自然や社会の施設を訪れ、協調性や集団での規律を学びながら、親睦を深めます。 | |
| 6月 | 運動会 | 全校児童が参加し、練習の成果を発表する大きな行事です。競技や応援を通して、学年やクラスの枠を超えた協力の精神と体力を養います。 |
| 7月 | 終業式 | 1学期の学びと成長を振り返り、夏休みを迎える準備をします。 |
| 林間学校 | 中学・高校の施設を利用した宿泊行事(学年による)。自然の中で共同生活を送り、自立心や協調性を深めます。 | |
| 2学期 | ||
| 実施月 | 行事名 | 概要 |
| 9月 | 始業式 | 夏休みを経て、心身ともに成長した児童が再び集まり、2学期の学校生活をスタートさせます。 |
| 学園祭(バザー) | 中高と合同で行われる大きなイベントです。奉仕の精神を形にする場であり、保護者や卒業生も多く参加し、学院全体の一体感を高めます。 | |
| 10月 | 遠足 | 季節の移ろいを感じながら、校外での学びを深めます。 |
| 11月 | 創立者記念日 | 学園の創立者を偲び、その精神を受け継ぐことを改めて確認する大切な日です。 |
| 七五三の祝福 | 1年生など該当学年が、健やかな成長を神に感謝し、祝福を受ける儀式を行います。 | |
| 12月 | クリスマス会・ミサ | イエス・キリストの降誕を祝う、カトリック校にとって最も重要な行事のひとつです。劇や歌を通して、喜びと奉仕の心を分かち合います。 |
| 終業式 | 2学期の締めくくり。学年を超えた交流が深まった成果を振り返ります。 | |
| 3 学期 | ||
| 実施月 | 行事名 | 概要 |
| 1月 | 始業式 | 新年の目標を立て、学習への意欲を新たにします。 |
| 書き初め | 日本の伝統文化に触れ、集中力を高めるとともに、新年の抱負を文字に込めます。 | |
| 2月 | 学習発表会 | 日々の学習や練習の成果を、劇や合唱、創作活動などを通して発表し、表現力を養います。 |
| 3月 | 卒業感謝ミサ | 卒業を迎える6年生に感謝を捧げ、祝福するミサです。在校生は卒業生への感謝と別れを惜しみます。 |
| 卒業式 | 小学校課程を修了する6年生を祝福し、中学校への進学を祝う厳粛な式典です。 | |
※実施月は年度によって異なる場合があります。
このように、田園調布雙葉小学校には年間を通して様々な魅力的な行事があります。これらの行事は、単なるイベントではなく、カトリックの愛の精神と「徳と知の調和」という教育理念を具現化する大切な学びの場です。
この伝統と絆を重んじる行事の積み重ねこそが、お嬢さまの心身の成長と、将来社会に貢献できる品格ある女性を育む揺るぎない土台となっているのです。
【田園調布雙葉小学校】年間行事と密接する代表的な活動
田園調布雙葉小学校には、日々の学びと成長、そしてカトリックの愛の精神を具体的な行動に結びつける、学校生活の核となる2つの活動があります。それが「マーガレット活動」、そして「聖歌隊の活動」です。
マーガレット活動:愛と奉仕の実践活動
田園調布雙葉小学校の「マーガレット活動」とは、1年生から6年生までの全校児童が縦割りのグループを構成し、学年を越えて継続的に関わり合う活動の総称です。キリスト教精神に基づく「愛と奉仕」を実践する、同校の教育の根幹をなす活動のひとつです。
この活動の最大の目的は、学年を越えてお互いに助け合い協力する気持ちを育むことです。下級生は上級生に憧れ慕うことで社会性や規範意識を学び、上級生は下級生に優しく寄り添うことで、責任感と慈愛の心を養います。また、多様な個性を持つ仲間と関わり合いながら、お互いの違いを受け入れ、それを活かし合う貴重な経験の場ともなっています。
マーガレット活動は、毎週火曜日のお昼休みなど定期的に行われています。例えば、グループで一緒に昼食をとる「ピクニックランチ」を実施し、和やかな雰囲気の中でコミュニケーションを深めます。
また、「1年生を迎える会」では上級生が企画・運営を行い、新入生を温かく迎え入れます。さらに、マーガレット遠足や「6年生を送る会」を通じて、縦のつながりの歴史と別れを惜しむ心を育んでいます。
聖歌隊の活動:歌声で伝える愛と奉仕
田園調布雙葉小学校の聖歌隊は、4年生から6年生までの希望者で構成される課外活動グループです。神を賛美する清らかな歌声を通じて、学院内の重要な行事に奉仕し、さらに校外での愛徳活動に積極的に取り組んでいます。
聖歌隊は、カトリック校の年間行事において、その厳粛な雰囲気を高める重要な役割を担っています。具体的には、新しい児童を温かく迎える入学式のお祝い、全校児童が心を一つにするクリスマス会・ミサなど、宗教的な儀式では中心となって合唱を披露し、行事を祝福します。
また、聖歌隊の活動は「隣人愛」の実践という大きな目的を持っています。毎年、地域の老人ホームを訪問し、歌や手遊びを通じて施設利用者の方々との交流の場を設けています。
清らかな歌声は聴く人の心を和ませ、児童たちは奉仕の喜びを体験します。聖歌隊の活動は、児童が音楽的感性を磨くだけでなく、愛と奉仕の精神を具体的な行動として社会へ還元する、田園調布雙葉小学校ならではの貴重な学びの場となっています。
まとめ:田園調布雙葉小学校の教育を体現する年間行事
田園調布雙葉小学校の執り行う行事は、児童の自律した知性、豊かな感性、そして人としての品格を育むために、緻密に設計された教育のカリキュラムそのものです。
入学式に始まる学校生活から、運動会や伝統文化の学習に至るまで、行事の隅々までが教育の核と位置づけられています。
このような質の高い学校生活は、先生方による温かなご指導と、在校生、保護者の皆さまの熱心な協力によって支えられています。お嬢さま方は、この盤石な環境の中で安心して自分を表現し、互いに支え合う力を身につけていきます。
田園調布雙葉小学校への入学を望むのであれば、こうした行事一つひとつに隠された教育的意図を深く読み解いてみてください。田園調布雙葉小学校が大切にしている理念や、児童に託す深い思いが、必ず伝わってくるはずです。
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