【田園調布雙葉小学校】途中入学できる！？知る人ぞ知る「編入試験」

うみ塾長

誰もが憧れる品格ある名門女子校である田園調布雙葉小学校では、時折「編入試験」が実施されていることをご存知でしたか？

 

田園調布雙葉小学校への編入を検討しているけれど、「情報が少なくて困っている…」というご家庭も多いのではないでしょうか。

 

そこで、近年田園調布雙葉小学校で募集された編入情報に基づき、募集の条件や時期についてまとめてみました。

【田園調布雙葉小学校】編入制度はあるの？編入・転入の基本情報

まず気になるのは、「そもそも編入の募集って本当に行われているの？」という点です。そして、「もし募集があるなら何年生で受けられるの？」と疑問を持つ方も多いでしょう。

この点について、学校側も公式サイトでとても大切な注意書きを掲載しています。

田園調布雙葉小学校の編入は、あくまで「欠員が出た時だけ」という、非常に限られたチャンスとなっています。試験は主に1月に実施されますが、募集の有無や、どの学年で実施するかといった情報は、学校のホームページでひっそりと告知されるのが一般的。

そのため、「もしかして募集があるかも？」と期待されている方は、特に11月〜12月頃にかけて、公式サイトをこまめにチェックする習慣をつけておくと安心ですよ。

それでは、過去にはどのような募集実績があったのか、具体的な状況を見ていきましょう。

ここまでの情報で、田園調布雙葉小学校の編入募集が、定期的なものではない「特別な機会」であることはお分かりいただけたかと思います。

この貴重なチャンスを掴むためにも、まずはその仕組みをしっかり把握しておきましょう。

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【田園調布雙葉小学校】実際の募集内容、募集要項など

ここからは、これまでの募集事例や学校の案内を参考にしながら、編入試験に関する基礎情報を整理していきます。貴重なチャンスを掴むための準備として、ぜひご活用ください。

編入試験の実施条件・募集時期

編入試験の募集要項・試験実施日・必要書類など

下記は、2022年3月に行われた編入試験の概要です。すでに終了している試験となりますが参考のために掲載いたします。

出願資格

まず、編入試験の対象となるのは、募集のあった学年に該当する女児です。この点はシンプルですね。

ここで最も見落とせないのが、現在、他の私立小学校や国立小学校に通われている場合です。田園調布雙葉小学校の編入試験を受けるためには、なんと在籍校からの転校に関する許可（承認）が必須となるんです。

田園調布雙葉小学校の出願時には、在籍校名が記載された封筒が必要になることからも、学校側がこの許可を非常に重んじていることが分かります。水面下ではなく、しっかりと筋を通すことが求められますので、在籍校との関係性を考慮しながら準備を進める必要がありますね。

【田園調布雙葉小学校】編入試験の試験内容について

次に、田園調布雙葉小学校の編入試験時に課される試験内容を確認しましょう。

※鉛筆数本と、消しゴムを入れた筆箱を受験者に持たせてください。

編入試験で「学力」が重視される理由

田園調布雙葉小学校といえば、小学校受験の段階から難易度が高く、大変優秀なお嬢さましか合格しないと言われる名門ですよね。編入試験も、もちろんその高いハードルを維持しています。

なぜなら、田園調布雙葉小学校は中学・高校からの外部募集を行わない「完全な一貫教育」の学校です。つまり、小学校在校児だけで学校全体のレベルを維持していく必要があるということ。さらに、高い大学進学実績を維持していくためにも、お勉強ができること（高い学力）は間違いなく第一条件となります。

そのため、基礎となる国語と算数は当然ながらハイレベルな内容が求められるでしょう。特に重要なのは作文課題です。

ここでは、単なる文章力だけでなく、語彙力、論理的な文章構成力、自分の考えを表現する力など、お嬢さまの持つ知性や論理性が多角的に判断されることになります。

学力に加えて見られる「お嬢さまの品格」

もちろん、ペーパーテストの点数だけがすべてではありません。

学力で一定の基準をクリアした上で、最終的にはご家庭の教育観や学校との価値観の相性、そしてお嬢さまご自身の所作や身のこなし、お人柄といった、学力以外の要素も含めて、総合的に判断されることになります。

学力が高いことは大前提。その上で、「田園調布雙葉小学校の児童として、またカトリックの教えを学ぶ者としてふさわしいか」という点が、面接などを通じて厳しく見極められるのですね。

【田園調布雙葉小学校】倍率と難易度について

田園調布雙葉小学校の編入試験は、非常に限られた人数を対象に実施されるため、毎年高い倍率となる傾向があります。

また、求められる資質や学力のレベルも高く、編入試験としては難関の部類に入るといえるでしょう。

田園調布雙葉小学校の編入試験は、限られたチャンスでの実施となるため、毎年非常に高い倍率となる傾向があります。求められる資質や学力のレベルも高く、編入試験の中では最高峰の難関のひとつと言えるでしょう。

20倍超えも珍しくない！「狭き門」の倍率事情

先ほどもお伝えしましたが、田園調布雙葉小学校の編入試験は滅多に行われない、非常にレアな機会です。

そして、もし募集があったとしても、その枠はわずか「1〜2名」程度であることがほとんど。この少人数募集が、倍率を跳ね上げる最大の理由です。

一般入試（新1年生）の倍率が約5倍前後と言われるのに対し、編入試験は20倍を超えることも珍しくない、まさに「狭き門中の狭き門」となる傾向があります。いかに貴重で、熾烈な戦いになるかが想像できるでしょう。

 短期対策では届かない「難易度の高さ」

田園調布雙葉小学校が大切にしているのは、在校生が日々の生活を通して自然と身につけている高い学力はもちろん、丁寧な所作や品格ある振る舞いです。

編入試験では、短期間の対策では決して補えない、この水準にふさわしいお嬢さまであるかどうかが厳しく見極められます。

• 学力：在籍生と同等以上のハイレベルな学力
• 品格：思いやり、礼儀、周囲との調和を大切にする姿勢

といった、人格面も含めた総合的な評価が重視されるのが特徴です。

つまり、この編入試験は、ペーパーテストの難しさ以上に、ご家庭の日々の教育や、お嬢さま自身の積み重ねが問われる、非常に難度の高い選抜であると理解しておく必要があります。

田園調布雙葉小学校への編入に関するよくある質問

田園調布雙葉小学校への編入を検討し始めると、試験の機会や、通学、家庭環境といった具体的な疑問が次々と浮かびますよね。

ここでは、多くのご家庭が抱える疑問をQ&A形式でまとめてみました。少しでも不安や疑問を解消できるきっかけになれば幸いです。

Q1. 海外からの帰国生ですが、編入試験を受けることは可能ですか？

1. ご安心ください。 海外でお過ごしになっていたお嬢さまが、帰国に合わせて田園調布雙葉小学校の編入試験を受けるケースは少なくありません。

学校が指定する時期（概ね新年度4月）に転入が可能であれば、問題なく受験できます。海外での経験、特にキリスト教の教えに自然と触れてきたご家庭などは、田園調布雙葉小学校の学びにスムーズになじみやすい素地があるとも考えられます。

一方で、帰国後の日本の小学校生活にスムーズに入るためには、日本語力や日本的なマナー・所作のご家庭での徹底した対策は必須となります。

Q2. 願書提出時に「通学時間60分以内」という条件を満たせていない場合は不利になりますか？

1. 合格後の対応次第では問題ありません。この60分以内という基準は、お嬢さまの安全と体力的な負担を考慮した、在校生も含めた学校の基本ルールです。

もし出願時点で時間を超過していても、「合格後にお引っ越しをして対応する予定である」といった具体的な計画があれば、基本的に問題視されることはありません。

その際は、願書や面接の場でその計画を丁寧に、そして具体的に伝えておくことが大切です。学校側も安心できる通学環境が整う見込みがあれば、前向きに検討してくれるでしょう。

Q3. 姉妹がすでに在校生の場合、選考で優遇されますか？

1. 優遇されるとは限りません。残念ながら、「姉妹だから有利になる」と断言することはできません。

田園調布雙葉小学校が編入試験選考において最も重視されるのは、あくまで受験者本人（お嬢さま）の学力と人柄、学校との相性です。姉妹関係のみで合否が左右されることはないと考えてよいでしょう。

ただし、在校生の保護者として学校の教育方針やルール（通学体制など）を深く理解している点は、プラスの要素として評価の一助となる可能性はあります。最終的な合否は、受験者本人とご家庭の学校への向き合い方で決まるという原則は変わりません

まとめ：田園調布雙葉小学校の編入試験に挑むために

ここまで読み進めることで、田園調布雙葉小学校の編入試験について、その難しさと貴重なチャンスについて深くご理解いただけたかと思います。

田園調布雙葉小学校の編入試験は、実施機会は非常に少なく、募集人数がごくわずかであるため、情報が限られ、対策を立てることが難しいのが現実です。

このような状況を踏まえると、田園調布雙葉小学校の編入試験への入学を強く希望される場合は、やはり新1年生からの受験も視野に入れることが、結果として夢を掴む最も確実な道かもしれません。

私は、長年にわたり受験指導に携わってきた経験を活かし、現在は有名私立小学校の編入試験分野にも特化したサポートを提供しております。

受験の要となるオーダーメイドの願書作成をはじめ、個別のご相談に応じた面接対策（オリジナルQ&A付き）や、日々の家庭学習の計画作りなど、多岐にわたるメニューで皆様を支えます。

狭き門の編入試験でお悩みの方も、どうぞお気軽にご相談ください。プロの視点から、ご家庭の状況やお嬢さまの個性に合わせた「あなただけの最適なサポートプラン」をご提案し、夢の実現に向けて全力で伴走させていただきます。