コロンビアインターナショナルスクールに小学部から入った場合、そのあと中学・高校・大学へはどのように進むのでしょうか。日本の中学校に移ることもできるのか気になっています。
コロンビアインターナショナルスクールは、幼稚部から高校課程(12年生)までがそろう学校です。公式サイトでは、高校課程を終えた生徒はオンタリオ州の卒業証書(OSSD)を得て卒業する、と説明されています。小学部は、同じ学校の中学・高校課程への進学と、海外の大学進学を前提にしています。
大切なのは、以下の3点です。
・小学部から12年生まで、同じ学校で学び続ける形が前提であること
・卒業資格はカナダ・オンタリオ州のOSSDであること
・日本の中学校へ移るときの扱いは、前もって確かめておく必要があること
コロンビアインターナショナルスクールの個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
コロンビアインターナショナルスクールを検討されている方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【コロンビアインターナショナルスクール】何年生まである学校か
コロンビアインターナショナルスクールは、埼玉県所沢市にある学校です。課程は、幼稚部、小学部、中学部、専修学校高等課程に分かれています。公式の年齢学年対照表では、次のような区切りです。
| 課程 | 学年 |
|---|---|
| 小学部 | G1〜G6 |
| 中学部 | G7〜G9 |
| 専修学校高等課程 | G10〜G12 |
日本の学校と同じ6・3・3の区切りで、4月に学年が上がります。英語の公式ページでは、幼稚部から12年生(Grade 12)まで、共通のカリキュラムで学ぶと説明されています。
公式サイトの沿革によると、学校は1988年に高校課程から始まりました。そのあと1999年に中学課程、2002年に小学課程ができています。2010年4月には、高校課程について学校法人カナダ学園が設立され、小学課程から中学課程(小1〜中3)は株式会社が運営する形になった、と沿革に書かれています。課程によって運営の形がちがう点は、知っておきたいところです。
【コロンビアインターナショナルスクール】小学部から上の学年へ
小学部の紹介ページには、同じ学校の中学・高校課程への進学と、海外の大学進学を前提にしている、と書かれています。そのために、英語力や積極性、探求心、自立心など、学びの土台となる「スタディースキル」を育てると説明されています。
小学部では、算数・理科・社会なども英語で学びます。あわせて日本語の授業も行われ、国際的に通用するバイリンガルを育てることをめざす、と紹介されています。公式のよくある質問でも、オンタリオ州のカリキュラムの外にあるのは国語(日本語)の授業だけ、と説明されています。将来、日本の大学や日本での進路も視野に入れるなら、日本語の授業の時間数や内容を見学でたずねておくとよいでしょう。
中学部(グレード7〜9)には、2つのコースがあります。英語がよくできる生徒向けのコースと、英語の初心者でサポートが必要な生徒向けのコースです。
一方で、小学部から中学部、中学部から高校課程へ進むときの条件(試験の有無や推薦のきまり)は、公式サイトでは確認できませんでした。お子さまが長く通うことを考えているなら、見学のときに次の点をたずねておくと安心です。
- 小学部から中学部へは、全員がそのまま進めるのか
- 中学部から高校課程へ進むときに、条件はあるか
- 途中で英語の力が足りないときは、どのような支えがあるか
【コロンビアインターナショナルスクール】取得できる卒業資格(OSSD)
学校は、カナダ・オンタリオ州教育省のカリキュラムにそって、英語で授業を行います。公式の学校紹介では、オンタリオ州教育省の認可と、米国のWASCの認可を受けていると書かれています。
英語の公式ページ(Ontario Program)には、「Our students graduate with the Ontario Secondary School Diploma (OSSD).」とあります。OSSDは、カナダ・オンタリオ州の高校の卒業証書のことです。同じページでは、国際的に認められた卒業証書で、北米をはじめ世界の大学のプログラムへ進む道をひらくもの、と説明されています。
OSSDを得るための条件(単位の数など)は、公式サイトでは確認できませんでした。くわしくは学校にお問い合わせください。インターのカリキュラムのちがいはインターのカリキュラムの種類の記事にまとめています。
【コロンビアインターナショナルスクール】大学進学と進路の支え
公式のよくある質問では、進路の支えとして次のものがあげられています。
- 9年生〜12年生の、ガイダンスの個人面談
- ホームルーム活動の中での大学進学ガイダンス
- 大学の広報担当者による説明会
- カナダ留学フェアへの参加
卒業生の進学先について、よくある質問では「コロナ前までは約7割が海外の大学へ進学していました。」と書かれています(何年の卒業生についての数字かは書かれていません)。続けて、コロナ禍のあとは日本国内の大学へ進む機会が増え、英語だけで授業を行う学部などへの進学が増えた、と説明されています。日本の大学へ進めるかという問いには、それぞれの大学の指定する条件にもよる、と答えられています。
2026年10月10日の時点で、公式サイトには卒業生進路のページもあり、カナダ、アメリカ合衆国、日本、オーストラリア、イギリスなど、国ごとに大学名が並んでいます。ただし、何年の卒業生か、合格先か進学先かの区別は書かれていません。そのため、この記事では大学名をあげていません。大学進学は、小学校入学の時点ではまだ先の話です。それでも、学校の進路の支えがどのように積み重なっていくのかを知っておくと、6年後・12年後の姿を思いえがきやすくなります。見学では、たとえば次のような点をたずねてみてください。
- 大学進学の相談は、何年生ごろから始まるのか
- 日本の大学をめざす生徒には、どのような支えがあるのか
- 海外の大学への出願で、家庭が準備することは何か
海外の大学への進学の基本は海外大学進学の基礎知識の記事もご覧ください。
【コロンビアインターナショナルスクール】日本の中学・高校へ移るとき
公式のよくある質問には、毎年9年生〜12年生の数名が海外へ留学していること、また、国内の中学受験や高校受験で転校する生徒もいることが書かれています。ただし、日本の中学・高校へ移るときの手続きや注意点は、公式サイトでは確認できませんでした。
小学部が日本の小学校と同じ扱いの学校(一条校)かどうかも、公式サイトでは確認できませんでした。文部科学省のQ&Aでは、日本国籍を有する子を一条校として認められていないインターナショナルスクールに通わせても、就学義務を果たしたことにはならない、と説明されています。そのうえで、同じページに次の一文があります。
「このことを踏まえると、例えば一条校でないインターナショナルスクールの小学部を終えた者が中学校から一条校への入学を希望してきても認められないこととなります。」(文部科学省「学齢児童生徒をいわゆるインターナショナルスクールに通わせた場合の就学義務について」)
途中で日本の中学校へ移る可能性が少しでもあるご家庭は、入学の前に、学校とお住まいの市区町村の教育委員会に扱いを確かめておきましょう。日本語の読み書きを家庭でどう支えるかも、大切な話し合いの点です。家庭での学びの組み立てに迷うときは、家庭学習サポートもお役立てください。
【コロンビアインターナショナルスクール】よくある疑問
Q. 小学部だけ通って、中学から日本の学校へ進むことはできますか?
学校の公式サイトには、その場合の扱いは書かれていませんでした。上でご紹介した文部科学省の説明もふまえ、入学前に教育委員会と学校に確かめておくことをおすすめします。
Q. 日本の大学をめざすこともできますか?
公式のよくある質問では、大学ごとの条件によるが進学できる、という答えです。英語で授業を行う学部などへの進学が増えた、とも説明されています。志望する大学の出願資格は、大学のページでご確認ください。
Q. 私立小学校とどちらにするか、進路の面で迷っています。
私立小学校を選んだ場合は、卒業後に系列の中学校へ進むか、中学受験をするかを考えることになります。コロンビアインターナショナルスクールは、同じ学校で12年生まで学び、OSSDを得る道が前提です。どちらがよいかではなく、お子さまが大学までどの言葉で学ぶ姿を思いえがくかで考えると整理しやすくなります。くわしくはインターナショナルスクール卒業後の進路の記事もご覧ください。
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