千葉大附属小学校の試験ってどんな内容ですか?
千葉大学教育学部附属小学校(千葉市稲毛区弥生町)の入試は、公式の公示で「入学希望児発育総合調査・保護者面接」と示されています。調査の中身までは公表されていませんが、受験されたご家庭の話から、おおよその形は見えています。ここでは選考の流れと対策のポイントを、はじめての方にもわかりやすく整理します。
選考の流れ
千葉大附属小学校の選考は、2027年度入試(令和9年度)の公示によると、1日のなかで発育総合調査と保護者面接を行う形です。まずは全体の流れを理解しておきましょう。
発育総合調査で具体的に何が行われるかは、公示に示されていません。国立小学校の選考では、特別な知識よりも、子どものふだんの姿や指示を理解して動く力が見られる傾向があります。
抽選については、2027年度入試の公示にも記載がありません。国立小学校では抽選が行われることもありますので、その年の公示でどう案内されているかを必ず確かめておきましょう。
考査で見られる力
学校は調査の中身を公表していませんが、実際にペーパーで出ているのも、話の記憶や数量、図形、常識といった基礎的な領域です。難問よりも、基礎を確実におさえることが大切です。
集団の中での協調性や、指示を理解する力も土台になります。順番を守る、友だちと関わるといった姿勢は日々の生活で育ちます。
走る・跳ぶといった基本的な動作や、指示を聞いて体を動かす力も同じです。体を動かす遊びの経験が役立ちます。
抽選という仕組み
国立小学校では、応募が募集人数を大きく上回った場合に抽選が行われることがあります。ただし千葉大附属小学校の2027年度入試の公示には、抽選についての記載がありません。
抽選は運の要素が大きく、家庭でコントロールできるものではありません。結果に一喜一憂せず、できる準備を着実に進めることが大切です。
抽選の実施方法は年度ごとに異なります。最新の情報は必ず学校公式サイトや募集要項でご確認ください。
家庭でできる対策
対策の第一歩は、聞く力と生活習慣を整えることです。挨拶や身の回りのことを自分でできるようにしておくと、考査でも落ち着いて行動できます。
絵本の読み聞かせや親子の会話を通して、話を最後まで聞き、自分の言葉で答える習慣を育てましょう。発育総合調査や面接の土台になります。
運動面では、公園などで体を動かす遊びを楽しみながら、指示を聞いて動く経験を重ねておくとよいでしょう。
公式が公示している選考の枠組み(2027年度入試)
千葉大学教育学部附属小学校は、毎年秋に「入学児童の募集」を公式サイトで公示しています。2027年度入試(令和9年度・2027年4月入学)の一般入学は2026年9月1日に公示され、そこで選考の流れがはっきり示されました。ここでは、その公示に書かれていることだけを整理します。
選考は1日で完結します
2027年度入試の公示によると、選考は2026年12月3日(木)の午前8時30分から午後1時ごろまでで、受付は午前7時45分から8時30分まで、内容は「入学希望児発育総合調査・保護者面接」と記されています。日を分けた一次・二次という形ではなく、この1日のなかで発育総合調査と保護者面接の両方が行われます。結果は2026年12月7日(月)の午前9時から午後1時までのあいだに、選考番号を掲示・掲載する形で発表され、入学予定児童が決まります。検査から発表までが数日と短いことも、公示から読み取れる特徴です。なお2026年度実績では、検査が2025年11月27日(木)、発表が2025年12月1日(月)でした。
抽選について公式は何と書いているか
国立小学校というと抽選を思い浮かべる方が多く、この記事でも抽選の仕組みにふれています。ただし、2027年度入試の公示には抽選に関する記載が見当たりません。公示に書かれているのは、発育総合調査と保護者面接、そして選考番号の発表までです。抽選の実施や実施方法は年度によって扱いが変わることがありますので、その年の公示でどう書かれているかを必ずご自身で確かめてください。
検定料の金額も公示には出ていません
同じく、検定料(考査料)の金額は2027年度入試の公示にも記載がありません。金額を知りたい場合は、願書配布のときに渡される書類を確認するか、学校へ直接お問い合わせいただくことになります。公表されていない数字を推測で用意して準備を進めるのは避けたいところです。
願書配布と受付の日程はかなり短期間です
2027年度入試は、願書配布が2026年10月16日(金)から11月20日(金)まで、受付が11月19日・20日の2日間で、時間は午前9時30分から正午まで、午後1時から午後3時30分までと公示されました。願書は学校の事務室で配布され、提出も事務室へ持参する形です。参考までに2026年度実績は、願書配布が2025年10月17日から11月14日まで(10月20日と土日祝を除く)、受付が11月13日・14日でした。配布の開始から検査当日までが短い点は例年と変わりません。9月の公示が出た時点で日程を押さえておくと安心です。
説明会も募集日程の一部として案内されます
2027年度入試の公示では、学校説明会が2026年10月21日(水)の午前10時30分から11時30分までと案内されています(2026年度実績は2025年10月22日でした)。参加は保護者1名のみで、お子さんを連れての参加は遠慮するようにと明記されています。願書配布期間の途中に置かれているため、説明会を聞いてから出願を決めるという流れが想定されていることが分かります。
調査の中身そのものは公表されていません
公示に書かれているのは「入学希望児発育総合調査・保護者面接」という名称と実施時間だけで、どの分野からどんな課題が出るのかという中身は公開されていません。過去問が学校から配布されることもありません。ここから先の準備は、公表された名称と時間の枠組みを手がかりに、行動観察・運動・生活習慣といった領域をまんべんなく整えていく形になります。特定の問題集をやり込むより、初めて会う大人の指示を一度で聞き取って動けるかどうかを日常のなかで育てておくほうが、限られた時間の使い方としては現実的です。
実際にどんな問題が出ているか
学校は調査の中身を公表していませんが、受験されたご家庭の話から、おおよその形は見えています。発育総合調査は、ペーパー、行動観察、運動の三つで組み立てられ、これに保護者面接が加わる形です。考査の前にも後にも抽選がないため、当日の出来がそのまま結果につながる試験だと考えておく必要があります。
ペーパーは分量が多く、聞き取りで差がつく
ペーパーは、お話の記憶、図形、数量、常識、推理といった領域から出ていて、枚数は12〜15枚前後と、国立小学校としては多めです。問題の指示は録音で流れる回と先生の肉声で読まれる回の両方があり、録音の声に慣れていないお子さまは戸惑いやすいところです。一問一問は難しくありませんが、指示を最後まで聞かずに手を動かすと落としてしまう作りになっています。
これまでに出た形としては、次のようなものがあります。
- 模様のついたローラーを転がしたとき、紙にどんな形が写るかを選ぶ鏡図形の問題
- 土の中に実る野菜はどれか、1年のいちばん最後にある行事はどれか、成虫の姿はどれか、といった生活と理科の常識を絵から選ぶ問題
- シーソーで重さくらべをした絵をもとに、2番目に重いものを選ぶ推理の問題
行動観察と運動は身近な遊びが題材
行動観察では、トランプを使った遊び、動物のまねをする課題、タオルをたたむ生活動作などが出ています。運動は、なわとびや体を使ったじゃんけんといった、特別な練習を必要としない内容です。どちらもできるかどうかより、初めて会うお友だちや先生の前で、指示どおりに落ち着いて取り組めるかが見られています。
当日はくじ引きで番号が決まり、待ち時間が長い
受験番号は当日のくじ引きで決まるため、順番によっては3時間以上待つことになります。選考が終わったあとにも簡単な質問を受ける場面があり、待っている間の姿も含めて見られていると考えておくと安心です。絵本や軽食を用意し、周りが騒がしくても静かに待てる練習をしておくとよいでしょう。
選考についてよくある質問
誰でも出願できますか
2027年度入試の公示では、出願資格は2020年(令和2年)4月2日から2021年(令和3年)4月1日までに生まれたお子さんで、千葉市全域に生活の拠点があり、出願の段階で保護者とすでに同居していることとされています。寄留(実際には住んでいないのに住所だけ移すこと)は認められないと明記されています。
通学時間の条件はありますか
あります。公示には、自宅から本校まで徒歩または公共交通機関を利用して60分以内に通学できることと書かれています。千葉市内であればどこでもよいわけではなく、実際にかかる所要時間が条件になりますので、出願を考える段階で経路と時間を調べておいてください。
車で送り迎えをしてもよいですか
公示には「自家用車による千葉大学構内及び本校への乗り入れは一切できません」と書かれています。選考当日も含めて、車での送迎は想定されていないとお考えください。学校は千葉大学西千葉キャンパスの中にあり、公式のアクセスページではJR西千葉駅から南門まで徒歩約2分、京成みどり台駅から正門まで徒歩約7分と案内されています。
附属幼稚園から進む子どもは募集人員に含まれますか
含まれません。2027年度入試の募集人員は男子14名程度・女子14名程度で、附属幼稚園からの連携進学者は含まないと注記されています。表に出ている人数がそのまま外部からの募集枠にあたる、という読み方になります。
志願者数や合格者数は公表されていますか
公示には募集人員と日程は載っていますが、志願者数や倍率にあたる数字の記載はありません。学校が数字を出していない以上、外部で見かける倍率はいずれも推計です。数字を判断材料にしすぎず、通学60分以内という条件を満たせるか、11月末の平日に検査と面接へ出向けるかといった、確実に分かる条件から検討されることをおすすめします。
きょうだいが在籍していると有利ですか
公示にはきょうだいの在籍に関する優遇や特例の記載はありません。書かれていないことは条件にも判断材料にも含まれないと考えるのが安全です。
一般入学のほかに入る機会はありますか
あります。公式サイトの「児童の募集」では、一般入学のほかに帰国児童の募集と補欠児童の募集が案内されています。令和8年度(2026年度)は帰国児童の募集が2026年2月2日、新4年生の補欠児童の募集が2026年2月20日に公示されました。年度によって対象学年や時期が変わりますので、募集ページを定期的に見ておくとよいでしょう。なお公式サイトの学校概要によると、学級編制は平成21年度以降、全学年が40名の3学級です。海外帰国児童教育は学校の使命の一つに挙げられており、学年のページにも帰国学級が独立して置かれています。
最新情報の確認を
千葉大附属小学校は、教育大学の附属校として研究的な教育を行う学校です。考査は当日に内容が調べられる形とされ、情報は慎重に集める必要があります。
説明会に参加して、学校の雰囲気や選考の流れ、通学区域を直接確認しておくことをおすすめします。
最新の考査内容や選考日程、抽選の有無は必ず学校公式サイトの募集要項でご確認ください。国立小学校は毎年の確認が欠かせません。
千葉大学教育学部附属小学校の受験情報は「千葉大附属小学校まとめ」でまとめて確認できます。
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