青山学院初等部は、東京都渋谷区に位置する、学校法人青山学院が運営する私立小学校です。キリスト教に基づいた教育理念のもと、自由と規律のバランスを大切にしながら、児童一人ひとりの個性を伸ばす教育が行われています。
幼稚園から大学までが同一キャンパス内に揃う一貫教育体制も大きな特徴で、都心にありながら豊かな緑と落ち着いた環境に恵まれ、学問と文化が息づく理想的な学びの場となっています。
そんな名門校である青山学院初等部の立地や住所、登下校のルールや安心して通学するための取り組みなどについて、プロが詳しく解説します。
【青山学院初等部】場所はどこ?
青山学院初等部は、東京都渋谷区渋谷4丁目4−25に位置しています。学校法人青山学院が運営する、伝統と先進性を兼ね備えた私立小学校です。
最寄り駅は、JR各線・東京メトロ各線が乗り入れる「渋谷駅」、そして東京メトロ「表参道駅」で、どちらからも徒歩圏内という非常にアクセスの良い立地にあります。さらに、都バスを利用すれば学校のすぐ近くまでアクセスできるため、さまざまな交通手段を選べるのも魅力です。
学校は、青山学院のメインキャンパスである青山キャンパス内にあり、初等部だけでなく、幼稚園・中等部・高等部・大学が一体となって隣接しています。幼少期から大学生まで、幅広い年齢層の学生たちが集うキャンパスは、青山学院ならではの活気と落ち着きが共存する特別な空間です。
初等部に通う児童は、専用の「初等部門」から登下校を行います。渋谷駅から六本木通りを直進し、しばらく進むと左手に初等部門が見えてきます。専用門が設けられていることで、初等部児童の安全面にも十分な配慮がなされており、安心して通学できる体制が整えられています。
青山学院初等部の周囲には、実践女子学園(中学校〜大学)や國學院大學、東京女学館(小学校〜高等学校)といった歴史ある私立校をはじめ、数多くの小中学校が点在しています。さらに、日赤医療センター(渋谷区広尾)といった大規模な病院や、根津美術館、長谷寺、ふれあい植物センターなどの文化・芸術施設にも恵まれており、教育環境として非常に豊かなエリアと言えるでしょう。
なお、賑やかな繁華街エリアは渋谷駅を挟んで反対側に広がっているため、学校周辺は落ち着いた環境が保たれています。学校が指定する通学路をきちんと守ることで、お子様たちも安全に、安心して毎日の登下校を行うことが可能です。
渋谷駅の喧騒を抜けた先に広がる、文化と学問が共に息づくこの土地で、初等部から大学まで一貫して学び続けられる16年間を過ごせること。それは、青山学院初等部に通う大きな魅力のひとつと言えるでしょう。
幼少期から同じキャンパスで成長できる環境は、知的好奇心を育み、人としての幅を広げるかけがえのない時間となるに違いありません。
【青山学院初等部】最寄り駅とアクセス方法は?
青山学院初等部の最寄り駅は、「JR・東京メトロ等各線渋谷駅」、「東京メトロ各線表参道駅」、もしくは都営路線バスを利用します。東京都渋谷区恵比寿に位置し、電車とバスの両方が利用できるため、都内はもちろん、遠方からの通学にも便利な立地です。
JR・東京メトロ等各線渋谷駅 宮益坂方面出口より徒歩約12分。
東京メトロ各線表参道駅 B1出口より徒歩約12分。
都営路線バス(日赤医療センター行き)青山初等部前下車 約2分。
(渋谷駅~青山初等部前はバス約7分)
【青山学院初等部】通学範囲について
青山学院初等部では、国内外問わず幅広い地域から受験・通学が可能です。通学範囲に特別な制限はなく、東京都内だけでなく、神奈川・千葉・埼玉といった首都圏各地からも多くの児童が通っています。なかには静岡県や茨城県など、比較的離れた地域から通学している児童も見られます。
通学時間は、30分前後の児童が多いものの、1時間半以上かけて登校するケースもあります。特に遠方から通うご家庭では、「青山学院で学ばせたい」という強い思いや、大学までの一貫教育を見据えた志望理由が背景にあることが少なくありません。
交通手段は電車やバスが中心ですが、低学年では保護者による送迎を利用する家庭もあります。徒歩や自転車通学が可能な近隣在住の児童も一定数おり、通学スタイルは各家庭の事情や方針に合わせて多様です。
青山学院初等部では、通学距離にとらわれず、お子様たちの個性や成長に合わせた通学環境が尊重されています。こうした多様な通学スタイルも、同校ならではの魅力のひとつとなっています。
【青山学院初等部】登下校に関するルールや取り組みについて
青山学院初等部では、児童が安全に登下校できるよう、さまざまなルールや取り組みが整えられています。今回は、その中でも特に特徴的なポイントをいくつかご紹介します。
付き添い送迎について
多くの私立小学校と同様に、青山学院初等部でも入学直後は保護者による付き添い送迎を基本としています。
青山学院初等部の特徴は、付き添い期間に特別な制限がないこと。お子様が安心して一人で通えるようになるまで、保護者が自由に付き添いを続けることが認められています。
一般的には4月いっぱいで付き添いを終える家庭が多く、6月頃には減少する傾向にありますが、不安が残る場合はそれ以降も続けるご家庭も珍しくありません。お子様一人ひとりの成長に合わせた柔軟な対応が、青山学院初等部らしい特徴といえるでしょう。
防災訓練
地震や火災などの災害に備え、青山学院初等部では学期ごとに避難訓練・防災訓練を実施しています。単なる避難行動だけでなく、災害時に自らを守るために必要な判断や行動を、児童たちがしっかりと身につけられるように指導されています。
日頃から防災意識を高める取り組みが行われているため、万一の際にも落ち着いて行動できる力を養っています。
災害時等における児童の引き渡し
大規模地震の警戒警報が発令された場合や、大きな災害が発生した際には、児童の安全確保を最優先に、保護者による引き取りが実施されます。
そのため、青山学院初等部では「災害時児童引き渡しカード」を全保護者に配布し、緊急時にも迅速かつ確実な引き渡しができる体制を整えています。日頃から保護者との連携を密にして備えを進めている点も安心材料のひとつです。
登下校のトラブルは?スマホ所持について
青山学院初等部では、児童の携帯電話の所持を原則として認めていません。これは、情報機器による弊害を考慮したうえでの方針であり、中等部でも同様のルールが適用されています。
ただし、GPS機能のみを備えた位置通報機器については所持が許可されています。そのため、登下校時に万一の事態に備えて、親子で「電車に乗り遅れたらどうするか」「迷子になった場合の対処」など、具体的なシミュレーションを事前に話し合っておくことが推奨されています。
h3 登下校確認システム
児童の登下校の安全を確保するため、青山学院初等部では「登下校確認システム(スクールメールシステム)」を導入しています。児童が登校・下校時にそれぞれカードをタッチすると、保護者の携帯電話にリアルタイムでメール通知が届きます。
このシステムは、日常の登下校管理だけでなく、災害発生時など緊急連絡にも活用されており、保護者にとっても安心できる仕組みとなっています。
【青山学院初等部 】所在地は?アクセス最高?その立地についてプロが徹底解説まとめ
青山学院初等部では、一人ひとりの個性を尊重し、主体性を育てるという教育方針が、登下校に関するルールや取り組みにも色濃く反映されています。
お子様たちの安心と安全を守りながらも、型にはめすぎることなく、それぞれの成長ペースに寄り添う柔軟な姿勢が貫かれています。こうした価値観が、青山学院初等部ならではの温かな校風を支えているのです。
もし近くを訪れる機会があれば、ぜひ学校周辺をそっと歩いてみてください。登下校中の児童たちの様子や、校舎から感じられる落ち着いた雰囲気を、静かに感じ取ることができるでしょう。
青山学院初等部のお子様たちが、日々どのような環境で学び育っているのかを、さりげなく見守るような気持ちで眺めてみるのもおすすめです。