愛知県にある国立小学校は２校のみで、小学校受験人口が多い名古屋市にはこの愛知教育大学附属名古屋小学校しかありません。
国立小学校は教育系大学の研究実地校であるため、公立と同じ教科書準拠の学習ですが内容はバラエティに富んでいます。その上私立小学校よりも学費が安いので、入学希望者は毎年非常に多いです。
愛知教育大学附属名古屋小学校を含む全国の国立小学校の多くは、学生を研究対象としても見ています。そのためある程度のレベルを突破した上で、多様な個性を持つ児童を確保するために「抽選」を行います。
この話を聞くと、「国立小学校に入るのは運」と思われるでしょう。しかし、抽選だけでなく愛知教育大学附属名古屋小学校の実施する試験を突破し、なおかつ学校側に「入学に問題ない子」と思っていただかなければなりません。
では、愛知教育大学附属名古屋小学校に受かる子の特徴は何があるのでしょうか？詳しく解説していきます。
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【愛知教育大学附属名古屋小学校】受かる子の特徴
活発で行動力のある子
愛知教育大学附属名古屋小学校の教育目標や、各学年での目標を見ると、「明るく元気に
活動する」といった言葉がよく見られます。
愛知教育大学附属名古屋小学校では、様々な強化での学びを実生活と結びつけられるよう、グループでの対話や仲間と一緒に考えアウトプットする機会を多く得られます。そのため、引っ込み思案で何も話せなくなってしまう子よりは、ハキハキと発言できる子・何事も前のめりで活動できる行動力を持った子が合っています。
もちろん人見知りでも、自分の考えがしっかりとある子なら受験前の準備段階で少しずつ改善していけば「受かる子」に近づきますよ。
正義感の強い子
愛知教育大学附属名古屋小学校の教育目標では、「まことを求め 正しいことを守る子」とあります。実際に、総合の授業では福祉体験を実施するなど小学生のうちに善悪の判断をしっかり行える思考力や情緒、周りに迷惑をかけず社会的な規則や学校のルールを守る子を育てていきます。
そのため、幼い頃から正義感があり、「周りがやっているから」と周囲に流されず「だめなことはだめ」と自分を戒められる正義感がある子は愛知教育大学附属名古屋小学校に向いていると言えるでしょう。
協調性のある子
国立小学校は研究授業や教育実習生の受け入れなど、日常的に多くの人が出入りします。そのような中で、一人が輪を乱すような行動をすると、研究予定が崩れたり実習生を困らせたりしてしまいます。
また、学校とは集団行動の場です。愛知教育大学附属名古屋小学校では話し合いの授業が多いこともあり、集団での関わりを非常に大切にされています。協調性のない子は行動観察でふるい落とされるので、周りを見てやるべきことをこなす真面目さがなければいけません。
もちろん、遊びの時間には好きなことを思い切りやっても良いのです。協調性のある子は、個性がない子とイコールではありません。好きなことを好きなようにやる時間は家庭でも確保できるでしょう。学校にいる間はルールに則って、仲間のために何をするべきか、何をしてはいけないか考えられる協調性は、幼いうちから養うべきですね。
【愛知教育大学附属名古屋小学校】受かる子になるためにご家庭でできること
多様な集団と関わる機会を作る
愛知教育大学附属名古屋小学校に合格するためには、行動観察や面接といった考査を突破しなければなりません。その際先生方は、緊張する場面でも周りを見る余裕がある子はしっかり見ておられます。逆に言えば、今後小学生になった時輪を乱す可能性のある子はここで落とされるのです。
協調性を養うためには、幼稚園や保育園に入れるだけではいけません。いろいろな人との関わり、時にはルールがきっちり決まった場面での集団行動を経験しておくと、より周りに目を向けることができます。
集団スポーツを習わせるのも良いですし、自然体験などができるワークショップへ定期的に参加するのも良いですね。また、愛知連盟ボーイスカウトは年長さんから「ビーバースカウト」部門に参加でき、集団での遊びなどを通して協調性を養うことができます。ボーイスカウトは基本的に女の子でも参加可能なので、気になる方はぜひ一度チェックしてみてください。
善悪の区別は幼い頃からしっかり教える
言葉で言い聞かせるだけでは難しい善悪の区別ですが、まずは親御様が手本となることで幼い頃から自然に学ばせることが可能です。ご家庭全体が社会的規範をしっかりと守り、困っている人には積極的に手を差し伸べる、周りに流されない姿というのはプロなら面接で見極めることができます。
最近では幼い子がわかりやすいように、社会の様々なルールを学べる絵本がたくさん出版されていますね。絵本の活用により、楽しみながら自然と善悪の区別を学べます。また、公共交通機関を積極的に使い「今はどうしたら良い？」と問いかけることで、自然に善悪を考えるきっかけも作ることができますね。
日常のちょっとした会話でも、善悪の区別を早めに付けることは可能です。ぜひ親御様も、普段の行いを見直してみましょう。
アクティブな遊びを楽しむ
愛知教育大学附属名古屋小学校に限らず、小学校受験を検討するご家庭は「外での体験・遊び」を大切にされていることが多いです。様々な経験の中で「自分から行動することの楽しさ」を自然に身につけていくと、どのような場面でも前向きに活動を楽しむことができます。
「幼い頃のことなんて覚えていない」とおっしゃる方もいるのですが、覚えてなくても体験は心の形成に必ず影響を与えます。その時々での遊びや体験が刺激となり、お子様の心の成長を促してくれるでしょう。
大切なのは、様々な体験を「親も一緒に楽しむ」ということです。親御様がどんな体験も「楽しそう」と前向きに、失敗しても笑い飛ばす勢いで、全力で取り組む姿を見せていきましょう。
【愛知教育大学附属名古屋小学校】受かる子の特徴をプロが解説まとめ
愛知教育大学附属名古屋小学校は一次試験で教育的なテスト（例年、ペーパーテストや行動観察）、親子面接を実施し、二次で抽選の実施となります。
もちろん二次の抽選で涙をのむ方はたくさんいらっしゃいますが、その前に一次試験を突破しなければ意味がありません。この記事を参考に、ぜひ日頃の子育てで愛知教育大学附属名古屋小学校に受かる子の特徴を育てていってください。
