青山学院初等部は、青山学院大学の附属校として知られる日本有数の名門私立小学校です。小学校から大学までの一貫教育が整っており、在校生の多くは卒業後、系列の中等部・高等部を経て青山学院大学へと進学します。
東京都心の静かな環境に位置し、キリスト教に基づいた教育と、のびやかな校風、そして洗練された学校文化を兼ね備える同校では、日々の学校生活だけでなく、式典の一つひとつにも深い理念と美しい所作が息づいています。
そのため、毎年4月に開催される入学式や、3月の卒業式も多くの注目を集める行事のひとつです。非公式ながらテレビや週刊誌などのメディアが集まることでも知られており、芸能人や著名人の子弟が在籍することも話題となっています。
【青山学院初等部】青山学院初等部の入学式はいつ?
青山学院初等部の入学式の日程は、公式に一般公開されていません。ただし、例年の傾向から、4月上旬の平日または土曜日に行われるケースが多いとされています。小学校生活のスタートにふさわしい、温かく、厳かな式典が行われます。
このように入学式の日程が非公開とされている背景には、新入生とその保護者の安全を守るとともに、プライバシーを尊重するという学校側の配慮があります。これは青山学院初等部に限らず、多くの私立小学校で共通する運用方針です。
【青山学院初等部】青山学院初等部の卒業式はいつ?
卒業式もまた、入学式と同様に一般公開されておらず、在校生と保護者、関係者のみに案内される形式で実施されます。
青山学院初等部の卒業式は、例年3月中旬ごろに開催されるのが通例です。6年間の小学校生活を締めくくる節目の場として、児童一人ひとりの歩みを丁寧に振り返りながら、青山学院らしい荘厳で温かみのある式が執り行われます。
式典では、礼拝や賛美歌の時間も設けられ、心を込めた祝福のなかで卒業生を送り出します。

【青山学院初等部】入学式・卒業式が行われる場所
青山学院初等部の入学式・卒業式は、青山キャンパス内にある「米山記念礼拝堂」で行われるのが通例です。
この礼拝堂は1953年、青山学院創立80周年を記念して建設された由緒ある建物で、同学院の精神的なシンボルとして長年親しまれてきました。
外観は、レンガ造りの落ち着いた佇まいで、青山キャンパスの中でもひときわ荘厳な雰囲気をたたえています。内部に足を踏み入れると、重厚感のある木造の梁と高い天井が印象的で、静謐な空気に包まれた空間が広がります。
特に、色鮮やかなステンドグラスから差し込む柔らかな光は、礼拝堂全体を温かく包み込み、式典の厳かさと感動をより一層高めてくれます。
また、式の際に奏でられるパイプオルガンの音色は、心に深く響く美しさを持ち、参列者の記憶に長く残る印象的な演出のひとつです。入学式では新たな出発を祝福する厳かな調べが、卒業式では別れと旅立ちを見守る優しい旋律が、それぞれのシーンに静かな感動をもたらします。
このように、米山記念礼拝堂は単なる式場という以上に、青山学院初等部の教育理念と歴史を体現する神聖な場所です。
児童たちがその空間で人生の大きな節目を迎えることは、青山学院の一員であることへの誇りと、伝統を受け継ぐ意識を自然と芽生えさせる、かけがえのない時間となっているのです。
【青山学院初等部】青山学院初等部の入学式・卒業式を予想する方法
青山学院初等部の入学式・卒業式の日程は公表されていませんが、いくつかの方法を活用することで、おおよその時期を予測することが可能です。
学校の正式な発表がないため確定情報ではありませんが、受験準備を進めるうえでの参考になるでしょう。
【青山学院初等部】他の私立小学校の入学式・卒業式から予測する
首都圏の私立小学校の多くが、4月上旬から中旬にかけて入学式を行っています。これは、公立小学校の入学式と時期を大きくずらさないことで、学事のスケジュールを安定させ、学年のスタートを円滑にするためです。
青山学院初等部も同様に、毎年4月第1週または第2週のいずれかに入学式が実施される傾向にあり、平日または土曜日の午前中に執り行われることが多いようです。このため、他校の入学式日程やカレンダーの構成を参考にすることで、おおよその開催日を予想することが可能です。
【青山学院初等部】在校生、新入生保護者のSNSから探る
学校名を明記した投稿は禁止されているものの、在校生や新入生の保護者がSNS(InstagramやX、ブログなど)に投稿した内容から、入学式・卒業式の日程を間接的に推測できる場合があります。
たとえば、「今日は卒業式でした」「初めての制服姿!」といったコメントや、家族写真とともにアップされた投稿の投稿日が集中している場合、その時期が式典の実施日にあたる可能性があります。
もちろん、SNSの情報には信憑性のばらつきがあるため、あくまで参考程度にとどめ、最終的には学校からの正式な案内に従うのが確実です。
予定時期の週末を狙って予測する
私立小学校の多くは、家族の予定を考慮して土曜日に入学式を実施する傾向があります。特に、両親のどちらかが仕事をしている家庭が多い都市部では、土曜日開催は合理的な配慮です。
公立小学校が例年4月6日〜8日ごろに入学式を行っていることを踏まえると、私立小学校ではそれよりやや早め、または重ならない日程で開催されるケースが目立ちます。
卒業式についても、3月15日前後の土曜日に設定されることが多く、過去の傾向をもとに予測する際にはカレンダーと照らし合わせながら、特定週末の日付を候補としておくとよいでしょう。
【青山学院初等部】入学式・卒業式の日程を予測する際の注意点
これらの予測方法はあくまで目安であり、毎年の具体的な日程については変動がある可能性があります。青山学院初等部では、保護者に対しては確実な日程が事前に伝えられますが、一般には公表されません。
そのため、外部情報に頼りすぎず、必要に応じて説明会や入学関連の書類に目を通しながら、正確な情報を待つ姿勢が大切です。SNSなどの投稿はヒントにはなっても、確実な根拠とはならないことを理解しておきましょう。
【青山学院初等部】入学式・卒業式の日程が公表されない理由
青山学院初等部では、入学式・卒業式の具体的な日程を外部に公表しない方針をとっています。その背景には、「新入生や保護者の安全確保」「プライバシー保護」「マスコミの取材対策」「学校運営の円滑化」といった明確な理由があります。
実際、芸能人や著名人のお子様が多く在籍していることでも知られる同校では、メディアによる過剰な取材を避けるために細心の注意が払われています。過去には、入学式当日の学校周辺で取材が過熱した事例もあり、学校としてはそうした混乱を未然に防ぐ必要があるのです。
また、入学式・卒業式は、子どもたちやその家族にとって大切な人生の節目です。外部の目を気にせず、落ち着いた雰囲気のなかで式を迎えられるよう、関係者のみに情報を限定するという方針は、青山学院初等部ならではの配慮とも言えるでしょう。
【青山学院初等部】青山学院初等部の入学式や卒業式はいつ?プロが解説まとめ
青山学院初等部の入学式・卒業式は、日程や内容が公には明かされていないため、その詳細を知ることは簡単ではありません。
しかし、その背景には、新入生や保護者の安心と安全を守るという、学校側の強い意志と信頼に基づいた運営姿勢があります。
著名人の子弟が多く通うという事情も含め、あえて「非公開」とする判断には、多くの配慮と工夫が詰まっているのです。
入学を検討するご家庭にとっては、どのような式が行われているか気になるところかもしれませんが、それは実際に入学してからのお楽しみとして取っておくのがよいかもしれません。