子どもをインターナショナルスクールに通わせたいのですが、家族は日本語で生活していて、英語にはあまり自信がありません。
聖ミカエル国際学校(セント・マイケルズ)には、どのくらいの英語力が必要で、どんな手順で出願するのでしょうか?
聖ミカエル国際学校では、入学する学年によって求められる英語力の目安が変わります。Early Yearsは英語が初級でも出願できますが、Year 1以降は条件が加わり、出願のあとには推薦書の確認、面接とアセスメントが行われます。
大切なのは、以下の3点です。
・お子さまの生まれ月から、入学する学年と英語力の目安を確かめること
・保護者も英語で学校とやり取りできるよう準備すること
・出願書類(通知表など)を早めにそろえ、面接で家庭の考えを伝えられるようにすること
聖ミカエル国際学校の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
聖ミカエル国際学校を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【聖ミカエル国際学校】入学の条件と学年の区切り
聖ミカエル国際学校(St. Michael’s International School)は、神戸市中央区中山手通にある、3〜11歳を対象とした英国式のインターナショナルスクールです。Early Years(Nursery・Reception)とPrimary(Year 1〜6)があり、小学校段階までの学校です。
入学方針(Admissions Policy)では、国籍を問わず、英国式のカリキュラムを望む国際的な視野をもったご家庭を歓迎するとしています。そのうえで、お子さまには前向きな姿勢と、学校のカリキュラムに参加してそこから学べる力が求められています。
学年は、イングランドとウェールズのナショナル・カリキュラムに合わせ、9月1日〜8月31日生まれで区切られます。2026-27年度の入学方針に載っている表は、次のとおりです(2026年8月31日時点の年齢)。
- Nursery(3歳):2022年9月1日〜2023年8月31日生まれ
- Reception(4歳):2021年9月1日〜2022年8月31日生まれ
- Year 1(5歳):2020年9月1日〜2021年8月31日生まれ
- Year 2(6歳):2019年9月1日〜2020年8月31日生まれ
学校の「学校制度の比較表」では、Year 1は日本の年長、Year 2は日本の小学1年生にあたるとされています。日本の学年(4月2日〜翌4月1日生まれ)とは区切りが違うため、生まれ月によっては日本での学年と1つずれることがあります。次の年度(2027年8月始まりの2027-28年度、日本の令和9年度にあたる時期)の表は、学校が公表する最新の入学方針でご確認ください。
【聖ミカエル国際学校】学年ごとの英語力の目安
入学方針では、英語力の目安が学年ごとに示されています。
- Early Years:英語が初級のお子さまも出願できます。ただし、母語で年齢相応の言葉と読み書きの力があることが条件です。
- Year 1(同校のEarly Years以外から入る場合):インターナショナルのプレスクールに通っていること、または保護者の少なくとも一方が英語を母語とすることが目安とされています。
- Year 2〜6:母語で年齢相応の力があり、英語だけの環境についていける英語力が必要です。
英語を学んでいる途中のお子さまを支えるELL(English Language Learners)の枠は限られていると書かれています。入学が認められたお子さまはELLの支援を受けられ、放課後の英語講座(ELS)に参加するよう勧められます。
比較表には、保育園や幼稚園に通っているお子さまが入学を考える場合、Year 1より前(年長に進む前)の入学を強く勧めるとも書かれています。ご家庭が日本語で生活している場合は、どの学年で入るかによって条件が大きく変わるため、早めに学校へ相談しておくと安心です。
すべての学年に共通するのが、「母語で年齢相応の力」です。日本語で話を聞いて答える、絵本の内容を自分の言葉で説明するといった力は、英語の環境でも学びの土台になります。
【聖ミカエル国際学校】保護者の英語力と家庭の約束
入学方針では、保護者の英語力について細かな基準は示されていません。ただ、成績の報告や先生との面談は英語で行われるため、保護者の少なくとも一方がある程度英語に自信があると役立つと書かれています。大人向けの英語講座(ELS)も案内されています。
入学の手続きの案内では、保護者は職員と英語でやり取りすることに同意し、学校は通訳を用意できないと説明されています。
また、入学にあたっては、保護者の行動規範(Parent Code of Conduct)への同意が求められます。主な内容は次のとおりです。
- 保護者面談に出席し、成績表についてお子さまと話し合う
- 学期中の旅行を控え、登校を続けられるようにする
- 学費を期限までに支払う
- 家庭で学習しやすい環境を整える
- SNSなどで学校を中傷するような書き込みをしない
学習・健康・行動の面で分かっている課題は、出願のときに伝える決まりです。伏せていた場合は、入学後に在籍を見直すことがあるとされています。軽度の支援が必要なお子さまの出願は限られた数を受け付け、個別に判断するとしています。なお、学校はバリアフリーではないと明記しています。
【聖ミカエル国際学校】出願の流れと必要書類
日本に住んでいるご家庭の出願は、次の4つの段階で進みます(2026-27年度の入学方針より)。
- 1. オンライン出願と出願料:出願フォームを送り、出願料を振り込みます。学校が入金を確認した時点で出願が完了します。
- 2. 推薦書の確認:学校が、お子さまが通っている(または最後に通っていた)園・学校に推薦書(Confidential Recommendation Form)を依頼します。問題がなく空きがあれば、面接に招かれます。
- 3. 面接とアセスメント:お子さまと保護者が来校し、面接と初回のアセスメントを受けます。体験登校(Trial Day)が入ることや、校長の判断で学習支援の担当者との面談が加わることもあります。
- 4. 結果の通知:通常2週間以内にメールで届きます。合格の場合は、合格通知・入学受諾のフォーム・学費の請求書が届き、手続きと支払いで席が確保されます。
出願フォームで用意するのは、6か月以内に撮った写真(JPEG・1.5MB以下)、生年月日が分かる身分証(パスポートなど。二重国籍の場合は両方)、直近2回分の通知表(ある場合)です。通知表はYear 2〜6の出願で必須です。
出願は、入学希望日の少なくとも1か月前までが勧められています。次の学年度の出願は1月から受け付けると案内されており、空きがあれば年度の途中の入学もできます。定員を超えた学年では、ウェイトプール(空き待ち)に入り、空きが出たときに連絡が来る形です。選考の判断は非公開で、最終的なものとされています。出願料などの費用は、聖ミカエル国際学校の学費の解説をご覧ください。
【聖ミカエル国際学校】面接とアセスメントへの準備
公式の案内では、面接と初回のアセスメントの具体的な内容は公表されていません。ここでは、インターナショナルスクールの面接で聞かれやすい内容の例を挙げます。実際の内容は学校やお子さまによって異なります。
- 保護者に:なぜ英国式の教育を選んだのか、家庭で使っている言葉、卒業後の進路の考え
- 保護者に:お子さまの性格や好きなこと、これまでの園での様子
- お子さまに:名前や年齢、好きな遊びや食べ物、絵を見て話すこと
準備としては、ご家庭の教育方針を英語でも短く説明できるようにしておくことが役に立ちます。とくに、Year 6で学校を終えたあとの進路(英国式・米国式・日本の学校など)をどう考えているかは、整理しておきたい点です。お子さまには、初めての場所や大人とのやり取りに慣れておけるよう、見学(School Tour)やオンライン説明会(Virtual Info Session)を活用するのもよいでしょう。
面接での受け答えを一緒に考えたい方は、面接対策もご利用いただけます。
【聖ミカエル国際学校】入学のよくある質問
Q. 両親とも日本語が母語でも出願できますか?
国籍は問われません。ただし、Year 1でEarly Years以外から入る場合は、インターナショナルのプレスクールに通っていることが目安になります。学年ごとの条件を確かめ、学校にご相談ください。
Q. 海外から出願できますか?
できます。書類はメールで送り、海外送金の手数料(約4,000円)はご家庭の負担です。書類審査のあと仮合格となり、神戸に来てから面接とアセスメントを受けます。
Q. 日本国籍の子どもが通う場合に気をつけることは?
インターナショナルスクールへの就学の扱いについて、お住まいの市区町村の教育委員会にも確認しておくと安心です。
ほかの学校との比べ方は関西のインターナショナルスクールと英語力の一覧、学校の全体像は聖ミカエル国際学校の入学情報まとめにまとめています。
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