名古屋国際学校(NIS)に入った場合、その先の進路はどうなるのでしょうか。高校まで通えるのか、大学はどんなところに進めるのかが気になります。
名古屋国際学校は、Preschool から Grade 12 までが学ぶ学校です。国際バカロレア(IB)の3つのプログラムを行い、Grades 11-12 では3つの道から選んで、全員が NIS High School Diploma を受けて卒業します。大学の合格先は、公式サイトに学年つきで紹介されています。
大切なのは、以下の3点です。
・小学部だけでなく、Grade 12 まで続けて学べる
・Grades 11-12 には、IB Diploma Programme をふくむ3つの道がある
・日本の中学・高校へ移るときの説明は、公式サイトでは見つからない
名古屋国際学校の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
名古屋国際学校を検討されている方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【名古屋国際学校】Preschool から Grade 12 までの学校
名古屋国際学校は、英語名を「Nagoya International School」といい、NISと略されます。名古屋市守山区にあるインターナショナルスクールです。公式サイトは英語表記が中心で、日本語の学校名は見つかりませんでした。この記事では「名古屋国際学校」を呼び名として使います。名前の似たほかの学校とまちがえないよう、英語名でもご確認ください。
公式サイトでは、学校の区分が次のように紹介されています。
| 区分(公式の表記) | 学年 |
|---|---|
| Early Learning Center(ELC) | Preschool・Kindergarten |
| Elementary School | Grades 1-5 |
| Middle School・High School | Grade 6 から Grade 12 まで |
Middle School と High School の区切りの学年は、ページによって書き方がちがいました。学費のページでは、Grades 6-10 と Grades 11-12 に分けて「Secondary School」と書かれています。この記事では、細かい区切りは書かずに説明します。
つまり、小学校にあたる学年で終わる学校ではなく、高校の最後の学年まで続けて学べる学校です。日本の私立小学校でいえば、中学・高校まで同じ学校で学ぶ一貫校に近い形といえます。
【名古屋国際学校】IBの3つのプログラムで学年が進む
名古屋国際学校は、国際バカロレア(IB)のプログラムで学ぶ学校です。公式サイトの認定のページには、次の一文があります。
「NIS offers the full IB: Primary Years, Middle Years, and Diploma Programme.」
IBの3つのプログラムを、すべて行っているという意味です。国際バカロレア機構の学校紹介のページでも、この学校のプログラムとして PYP、MYP、DP の3つがのっており、どれも授業の言葉は英語です。
- PYP(Primary Years Programme):ELC と Elementary School(Grades 1-5)で学ぶ、小学生までのプログラム
- MYP(Middle Years Programme):Middle School で学ぶプログラム。High School のページには、Grades 9-10 で MYP の最後の学年を終える、と書かれています
- DP(Diploma Programme):Grades 11-12 で選べる、2年間のプログラム
Grade 5 から Grade 6 へ上がるときの条件や試験は、公式サイトでは確認できませんでした。上の学年へ進むしくみが気になる場合は、見学のときに学校へおたずねください。IBのしくみは、国際バカロレア(IB)とはでも説明しています。
【名古屋国際学校】Grades 11-12 の3つの道と卒業資格
公式サイトの「Graduation Pathways」のページによると、Grades 11-12 では次の3つの道から選びます。
| 道の名前(公式の表記) | 内容(筆者のまとめ) |
|---|---|
| International Baccalaureate Diploma Programme (IBDP) | 6つの教科に、Extended Essay(論文)、Theory of Knowledge(知の理論)、CAS(創造・活動・奉仕)を加えて学ぶ |
| Credit-Based | High School の授業と IB の授業を組み合わせて、卒業に必要な単位を取る |
| Global Competencies | 6つの力を身につけたことを、作品や記録(ポートフォリオ)で示す2年間の道 |
どの道を選んでも、全員が NIS High School Diploma を受けて卒業する、と書かれています。IBDP については、世界の大学に広く認められている、という説明があります。
なお、High School のページでは、3つの道の名前の書き方が、このページと少しちがう部分がありました。正式な名前は、学校の説明で確かめてください。
【名古屋国際学校】大学進学の支えと、合格先の例
大学進学の支えとして、「College Guidance」が紹介されています。Grade 9 から、カウンセラーといっしょに4年間の計画をつくる、と書かれています。大学の準備は Grade 12 になってから始めるものではない、という考え方です。
High School のページには、目指す先はひとつではない、という考え方も書かれています。専門的なプログラム、日本の大学、ギャップイヤーなどを選ぶ生徒もいる、と紹介されています。
公式サイトの School Profile のページには、「The Class of 2026: Exam Results & University Acceptances」として、2026年卒業の学年の大学の合格先(acceptances)が国ごとにのっています。これは合格した大学の一覧で、実際に進学した大学の一覧ではありません。
国の見出しは、United States、United Kingdom、Japan、Canada、Netherlands などです。Japan の欄には、次の大学名がのっています(公式サイトの英語表記のまま)。
Doshisha University、Hosei University、International Christian University、Keio University、Rikkyo University、Ritsumeikan University、Sophia University、Temple University Japan、University of Tokyo、Waseda University
同じページには、2016年から2026年までの卒業生(Classes of 2016-2026)の合格先(university offers)をまとめた一覧ものっています。こちらも進学先の一覧ではありません。
【名古屋国際学校】日本の中学・高校・大学へ進むときの注意
途中で日本の中学校や高校へ移る場合の注意は、2026年10月10日の時点で、公式サイトでは確認できませんでした。日本語の授業(Japanese Language & Culture)はありますが、そのページに、日本の学習指導要領や国語の授業との関係は書かれていませんでした。
日本の大学に進む場合の入学資格について、文部科学省の「大学入学資格について」のページには、国際的な評価団体(WASC、CIS、ACSI、NEASC、Cognia、COBIS)の認定を受けた教育施設の12年の課程を修了した者が、入学資格の一つとしてあげられています。名古屋国際学校の公式サイトには、CIS と WASC の認定が紹介されています。
ただし、一人ひとりの扱いは、志望する大学の募集要項で確かめる必要があります。日本国籍のお子さまの場合は、小学校段階の就学義務との関係も、市区町村の教育委員会に確かめておくと安心です。
【名古屋国際学校】よくある疑問
Q. 小学校受験とインター、進路の面ではどう考えればよいですか?
日本の私立小学校に進んだ場合、その先は、内部進学や中学受験を経て日本の中学・高校へ進む道が中心になります。名古屋国際学校は、英語で Grade 12 まで学び、海外や日本の大学を目指す道です。どちらがよいかではなく、「何語で、どこまで学ばせたいか」を家庭で話し合うことが出発点になります。迷うときは個別相談もご利用ください。
Q. 途中で日本の学校に戻ることはできますか?
公式サイトには、その説明は見つかりませんでした。戻る可能性がある場合は、家庭での日本語の読み書きをどう支えるかも含めて、早めに学校と市区町村に相談しておくと安心です。
Q. 合格先の一覧は、そのまま進学先と考えてよいですか?
いいえ。一覧は「University Acceptances」、つまり合格先です。一人の生徒が複数の大学に合格することもあるため、進学先とは分けて読みましょう。
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