横浜インターナショナルスクールに入ったら、その先はどうなるのでしょうか?中学・高校・大学までの道すじと、途中で日本の学校にもどる場合のことが気になります。
横浜インターナショナルスクールは、3歳から高校3年にあたる Grade 12 までが通う学校です。高校の段階では、学校の卒業証書と、国際バカロレア(IB)などの資格をめざせます。いっぽうで、途中で日本の中学校に移るときは、制度の面で確かめることがあります。
大切なのは、以下の3点です。
・3歳から Grade 12 まで、IB の考え方でつながっていること
・高校の段階で、めざす資格や科目の組み合わせを選べること
・日本の中学・高校・大学へ進むときの制度を、早めに確かめること
横浜インターナショナルスクールの個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
横浜インターナショナルスクールを検討されている方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【横浜インターナショナルスクール】何年生までの学校?4つの段階
横浜インターナショナルスクールの公式サイトは英語表記で、学校名は Yokohama International School(YIS)です。この記事ではカタカナ名の「横浜インターナショナルスクール」を呼び名として使います。
公式サイトのLearning(学び)のページによると、学校は4つの段階に分かれています。
- Early Learning Center(ELC):3〜5歳。遊びを中心にした学び
- Elementary School:Kindergarten〜Grade 5。IB の PYP(初等教育プログラム)
- Middle School:Grade 6〜8。IB の MYP(中等教育プログラム)
- High School:Grade 9〜12
同校は、自分たちを IB Continuum School と紹介しています。公式サイトでは、ELC から High School までを通して、切れ目なく、探究を中心にした学びを行うと説明されています。
沿革によると、同校は1924年に開校しました。最初の卒業生は Class of 1973 です。1986年に IB ディプロマ・プログラム(DP)を取り入れ、2001年に PYP の認定を受けています。
小学部から中学部、中学部から高校へと上がるときに、試験や条件があるかどうかは、公式サイトでは確認できませんでした。同じ学校の中で学年が上がる形ですが、くわしくは学校にご確認ください。
【横浜インターナショナルスクール】高校の段階で選べる道
High School の Grade 9 と Grade 10 では、Middle School から続けて MYP で学ぶと書かれています。
その先の Grade 11 と Grade 12 では、学び方を選べる形です。公式サイトでは、外部の採点を受ける IB DP の科目、学校の中で評価する科目、またはその組み合わせから選べると説明されています。一人ひとりの関心や目標に合わせた、柔軟な道すじを大切にしているそうです。
高校を卒業するには、高校の英語の授業を4年分に当たる単位を取る必要がある、とよくある質問に書かれています。そのため、High School から入る場合は、高い学習英語の力が求められます。
小学部から入るお子さまにとっては、ずっと先の話です。ただ、どの資格をめざすかは高校の段階で選ぶ、という全体の形は、入学の前に知っておくとよいでしょう。
【横浜インターナショナルスクール】取得できる卒業資格
公式サイトの High School のページには、生徒がめざせるものとして、次の4つがあげられています。
- IB Diploma(国際バカロレアのディプロマ)
- IB Certificates(IB の科目ごとの修了証)
- YIS Diploma(学校の卒業証書)
- Global Citizen Diploma(くわしい内容は学校にご確認ください)
すべての生徒が、高校の間に YIS Diploma の取得をめざすと書かれています。IB Diploma をめざすかどうかは、上で見た科目の選び方によって変わります。
IB の試験料については、学費のページで、IB Diploma の試験料が授業料にふくまれる(再受験をのぞく)と書かれています。学費のくわしい内容は横浜インターナショナルスクールの学費でまとめています。IB DP のしくみは国際バカロレアのDPとはもご覧ください。
【横浜インターナショナルスクール】大学進学と相談の体制
公式サイトの学校紹介のページでは、卒業生が世界の大学から入学の許可を得ていると紹介されています。けれども、具体的な大学名や人数は、今回読んだ公式のページでは確認できませんでした。High School のページからは、2026-27年度の School Profile(学校紹介の資料)にリンクがありますが、外部のファイル置き場にあり、中身を読めませんでした。そのため、この記事では大学名をあげていません。
なお、学校が出す資料では、合格した大学(acceptances)と、実際に進学した大学が、分けて書かれることがあります。資料を読むときは、どちらの数字かを確かめると、正しく比べられます。
相談の体制では、Support Services のページに、High School Social-Emotional & College Counselor という役職の先生がのっています。役職名から、高校の段階で、心の面と大学進学の両方を受けもつ担当者がいることがわかります。
日本の大学に進む道については、文部科学省の「大学入学資格について」のページに、外国の大学入学資格である国際バカロレアを持つ人が、大学入学資格の一つとしてあげられています。IB Diploma を取らない道を選んだ場合に、日本の大学の入学資格がどうなるかは、学校と、志望する大学に確かめてください。
【横浜インターナショナルスクール】日本の中学・高校へ移るときの注意
途中で日本の学校に移る場合について、横浜インターナショナルスクールの公式サイトでの説明は、確認できませんでした。
学校の法的な位置づけについては、公式サイトの沿革に、1969年に学校法人(School Juridical Person)として登録されたとあります。学校教育法の第1条の学校(一条校)かどうかは、公式サイトでは確認できませんでした。
文部科学省の就学義務についてのページには、保護者が日本国籍を持つ子を、一条校として認められていないインターナショナルスクールに通わせても、法律で決められた就学義務を果たしたことにはならない、と説明されています。そして、次のようにも書かれています。
「このことを踏まえると、例えば一条校でないインターナショナルスクールの小学部を終えた者が中学校から一条校への入学を希望してきても認められないこととなります。」
中学部の途中で日本の中学校へ編入を希望する場合も同様、とされています。
日本国籍のお子さまで、将来日本の中学・高校にもどる可能性があるご家庭は、学校の位置づけと、お住まいの市区町村の教育委員会での扱いを、入学の前に確かめてください。
【横浜インターナショナルスクール】よくある疑問
Q. 小学校受験と迷っています。進路の面で何を比べればよいですか?
日本の私立小学校に進んだ場合は、中学受験や内部進学が次の節目になります。横浜インターナショナルスクールは、Grade 12 まで英語で学び、IB などの資格をめざす形です。どちらがよいかではなく、お子さまが大学の段階でどの国・どの言語で学ぶ姿を思いえがくかで、選ぶ道が変わります。考え方はインターナショナルスクール卒業後の進路でも整理しています。
Q. 日本語の力はどうなりますか?
公式サイトには、日本の文化を学びに取り入れる Japanese Culture Program の説明があります。いっぽう、国語にあたる日本語の授業が小学部で週に何時間あるかは、確認できませんでした。日本の進路も考えるご家庭は、見学のときに聞いておきたい点です。
Q. 家庭でいまから考えておくことは?
日本に住み続けるか、海外の大学も考えるか、日本語の読み書きをどう支えるか。この3つを、ご家族で話しておくと、学校との話もスムーズです。迷われるときは個別相談でもお話をうかがっています。入学の条件は横浜インターナショナルスクールの入学の条件と英語力をご覧ください。
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