京都文教小学校は英語教育に力を入れていると聞きました。
具体的にどんな取り組みをしているのか教えてください。
京都文教小学校では、全学年で週2時間の英語の授業に加えて、毎朝の英語学習「EE(Everyday English)」があり、あわせて週3時間相当の英語にふれられます。1988年から続く、歴史ある英語教育の学校です。
大切なのは、以下の3点です。
・毎朝のEE学習で、英語が「特別な勉強」ではなく日課になっていること
・授業では「聞く・話す・読む・書く」の四技能をバランスよく育てること
・入試で英語力そのものは問われないので、先取りは不要であること
京都文教小学校の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
京都文教小学校を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【京都文教小学校】英語教育の全体像
関連動画:京都府の小学校選びの参考に。この記事の学校を紹介しているとは限りません。
京都文教小学校(京都市左京区岡崎)の英語教育は、1988年に始まりました。私立小学校の中でも早くから英語に取り組んできた学校のひとつです。
現在の柱は、次の2つです。
- 全学年で週2時間の英語の授業
- 毎朝の英語学習「EE(Everyday English)」
このほか課外の英語活動もあり、あわせると週3時間相当、英語にふれる時間が確保されています。1学年1クラス・児童数約130名の少人数校ですので、一人ひとりが英語を口にする機会が多いのも特徴です。
なお、時間数やカリキュラムの細部は年度によって見直されることがあります。最新の内容は学校説明会や公式サイトでご確認ください。
学習の軸に置かれているのは、「聞く・話す・読む・書く」の四技能です。低学年のうちは音やリズムから英語に親しみ、学年が上がるにつれて読み書きや検定対応の学習へと発展していきます。楽しさだけで終わらせず、四技能を必須とする学習を6年間継続する設計になっています。
【京都文教小学校】毎朝のEE学習(Everyday English)
京都文教小学校の英語教育を語るうえで欠かせないのが、2023年から始まった「EE(Everyday English)」です。
EEは、その名のとおり毎朝英語にふれる自律学習の取り組みで、学校オリジナルの教材(EEシート)を使って進められます。週に数回まとめて学ぶより、毎日短くふれ続けるほうが言葉は定着しやすい、という考え方にもとづく仕組みです。習い事としての英語は週1回のレッスンが中心になりがちですが、学校生活の中に毎日の英語時間が組み込まれているのは、私立小学校ならではの強みです。
朝の時間の使い方には曜日ごとのリズムがあり、たとえば金曜日の朝は、英語でラジオ体操やヨガ、英語のゲームを楽しむ「英語朝体操」の日です。体を動かしながら英語の指示を聞いて反応する活動は、低学年のお子さまでも自然に英語が体に入っていきます。
京都文教小学校には、読み書き計算の基礎を毎日積み重ねる「根っこタイム」がありますが、EEはいわばその英語版です。毎日コツコツという学校の教育姿勢が、英語にも貫かれていると考えると分かりやすいでしょう。学校全体の教育方針は京都文教小学校の特色・月影教育の記事で詳しく解説しています。
【京都文教小学校】英語の授業の中身
週2時間の英語の授業は、1年生から始まります。ネイティブの先生とかかわりながら、英語と異文化の両方に親しんでいくスタイルです。
1年生では、海外の出版社のテキストとワークブックを使い、文字と音のルールを学ぶフォニックスに取り組みます。歌やゲーム、絵本の読み聞かせなどを通して、英語の音をたっぷり浴びるところからのスタートです。
学年が上がると、次のような学習へと広がっていきます。
- 発音・リスニングの練習と、音のちがいを聞き分ける学習
- あいさつや自己紹介などの定型表現を使ったやりとり
- 児童向け英語検定への対応学習
- 世界の文化を知る国際理解学習
また、ICT環境との相性もよく、一人1台のiPadと学習支援アプリを使って、自分の発音を録音して聞き直したり、発表資料を作って英語で伝えたりする学習も行われています。
6年間を通して見ると、「音に親しむ→文字と音をつなぐ→表現として使う→検定や発表で力を確かめる」という段階を、少人数でていねいに踏んでいく流れです。英語が得意なお子さまも初めてのお子さまも、自分の段階から積み上げていける設計といえます。
【京都文教小学校】放課後・課外の英語活動と国際交流
授業と朝のEEに加えて、京都文教小学校には課外の英語活動も用意されています。
木曜日の放課後には、希望者向けの楽しい英語活動「ASE」があります。授業とはちがうリラックスした雰囲気の中で、遊びを通して英語にふれられる時間です。このほか、英語劇の体験など、英語を「使う場面」を意識したイベントも行われてきました。
さらに2024年からは、教科の内容を英語で学ぶ「フォーカスト・イマージョン」が部分的に実践されています。英語を学ぶだけでなく、英語で学ぶ段階へ踏み出しているということです。国際交流の面でも、2018年から韓国の小学校との交流が始まっています。
こうした取り組みの積み重ねが、「広い視野」という学校の掲げる力の育成につながっています。なお、活動の詳細や実施曜日は年度によって変わることがありますので、最新の情報は学校説明会や公式サイトでご確認ください。
受験を検討しているご家庭向けには、未就学児が参加できる学校体験イベントも開かれています。2026年には「ちょこっと英語」と体育やサイエンスを組み合わせた年長・年中向けの体験会が実施されており、入学前に学校の英語の雰囲気を親子で味わえる貴重な機会です。定員が少ないものが多いので、公式サイトの案内を早めにチェックしておきましょう。
【京都文教小学校】入試と英語の関係・家庭でできること
「英語教育が盛んな学校だから、入試までに英語を習わせないといけないのでは」と心配される方がいらっしゃいますが、その必要はありません。
京都文教小学校の入試は、適性検査と親子面接で行われます。英語力そのものを測る試験は課されていませんので、受験準備として英語を先取りするより、話を聞く力・手を動かす力・生活習慣といった土台を育てることが先決です。試験の詳細は京都文教小学校の試験内容の記事をご覧ください。
そのうえで、英語教育への共感は志望理由の大切な材料になります。ご家庭では次のようなかかわりがおすすめです。
- 英語の歌や絵本を親子で楽しみ、英語を「楽しいもの」にしておく
- 説明会や学校体験イベントで、英語の取り組みを実際に見ておく
- 「なぜこの学校の英語教育がわが子に合うのか」を親の言葉で整理しておく
願書や面接で英語教育への期待を語るときは、「英語がペラペラになってほしい」という漠然とした期待より、「毎日続ける仕組みに共感した」など、学校の取り組みに即した言葉のほうが伝わります。この整理は個別相談でもお手伝いしています。
【京都文教小学校】英語教育でよくある質問
入学までに英語の経験がなくても大丈夫ですか?
心配いりません。1年生の授業は、フォニックスや歌・ゲームなど、初めて英語にふれるお子さまを前提に組み立てられています。むしろ入学後に毎日ふれる環境が用意されているので、入学前は英語ぎらいにさせないことのほうが大切です。
家庭でも英語の学習をさせたほうがよいですか?
入学後は学校で毎日英語にふれられますので、ご家庭で無理に学習させる必要はありません。それよりも、耳にした英語をまねして口にする、外国の文化に興味を持つ、といった前向きな気持ちを育てておくと、学校での学びがぐんと生きてきます。
帰国子女の受け入れはありますか?
受験情報誌によると、帰国子女の受け入れ制度があります(入学試験あり)。転入・編入や復学の制度もありますので、該当するご家庭は学校に直接お問い合わせください。海外で身につけた英語力を、毎日のEEや検定対応の学習で保ち伸ばせる環境は、帰国後の学校選びの観点からも心強いところです。
英語以外の学習とのバランスは取れますか?
京都文教小学校は、英語だけに偏った学校ではありません。読み書き計算の「根っこタイム」、心を育てる月影教育と並んで英語がある、という位置づけです。学校の全体像は京都文教小学校の受験ガイド総まとめでご確認ください。
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