世田谷小の考査の全体像
東京学芸大学附属世田谷小学校の選考(検査)は、ペーパーテスト・体操・巧緻性作業・行動観察・口頭試問で構成され、考査時間は約1時間です。国立小学校の中では、事前抽選がなく検査結果が重視されるのが大きな特徴で、しっかりとした準備が合否に直結します。
ペーパーテストの傾向
ペーパーは、話の記憶・数量・推理・常識など標準的な分野が出題される想定です。難問よりも、指示を一度で正確に聞き取り、基礎を取りこぼさない力が問われます。日々の読み聞かせと、分野別の基礎反復が効果的です。
体操・巧緻性で見られる力
体操は、模倣体操やケンケン・ボール運びなどの指示行動が中心です。巧緻性では、はさみ・のり・ぬり・結びなど手先の作業が出ます。いずれも日常生活での自立度と「指示を聞いて動く力」が表れます。
行動観察・口頭試問
行動観察では、集団遊びや共同作業を通して協調性・ルール順守・お友達への関わり方が見られます。口頭試問では、自分の名前や好きなこと、簡単な質問に自分の言葉で答えられるかが大切です。
合格に向けた対策の優先順位
まずは基礎ペーパーと「聞く力」、次に生活自立による巧緻性、そして集団での振る舞い、という順で土台を固めましょう。世田谷小は抽選前提でないぶん、検査の完成度がそのまま結果に反映されやすいと考えてください。
まとめ
東京学芸大学附属世田谷小学校の検査は、ペーパー・体操・巧緻性・行動観察・口頭試問の総合型です。検査結果が重視されるため、基礎の正確さと生活自立をバランスよく積み上げましょう。最新の検査内容・日程は公式の入学案内でご確認ください。
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Q. 考査時間はどのくらいですか?
A. 約1時間で、ペーパー・体操・巧緻性・行動観察・口頭試問が行われます。
Q. 事前抽選はありますか?
A. 試験前の抽選はなく検査結果が重視されますが、合格後に最終選考として抽選が行われます。
Q. ペーパー対策だけで十分ですか?
A. いいえ。体操・巧緻性・行動観察・口頭試問まで総合的に評価されます。
検査の内容と対策
東京学芸大学附属世田谷小学校の検査は、ペーパー、行動観察、運動、制作(巧緻性)、口頭試問などで構成されます。ペーパーはお話の記憶・数量・図形・常識・推理などが中心で、基礎を幅広く確認する内容です。行動観察や制作では、指示を聞く力や友だちとの関わり、手先の器用さが見られます。
分野別の家庭学習
お話の記憶は読み聞かせ後の質問で、数量・図形は積み木やパズル遊びで、常識は季節・生き物の実体験で育てます。制作ははさみ・のり・折り紙などの手先を使う遊びを日常に。毎日少しずつの積み重ねが力になります。
行動観察・運動・口頭試問
行動観察は初対面の子と関わる経験を、運動はケンケン・スキップ・模倣体操など基本動作を。口頭試問では名前や好きなことを自分の言葉で答えられるよう、会話を大切にしましょう。ご家庭だけで判断に迷うときは、プロによる個別相談を承っております。あわせて家庭学習サポートや教材まとめもご活用ください。
制作・行動観察の家庭での育て方
制作(巧緻性)は、はさみ・のり・折り紙・ひも通しなど手先を使う遊びで自然に伸びます。行動観察は、初対面の子と関わる経験や、順番を守る・譲り合う練習が効果的です。日々の生活の中で、少しずつ積み重ねましょう。
【東京学芸大学附属世田谷小学校】公式サイトで確認できる2027年度の日程
東京学芸大学附属世田谷小学校の公式サイトには、令和9年度(2027年度)の入学児童募集について、令和8年5月7日時点の情報として次の日程が掲載されています。
- 学校説明会(動画配信):2026年9月10日から9月23日まで
- 募集要項・願書の頒布:2026年9月10日から9月24日まで(土日・祝日を除く)
- 頒布の時間:午前9時から12時、午後1時から4時
- 募集要項・願書の頒布価格:1部2,000円
- 入学調査の日程:2026年11月25日から11月28日まで
まず押さえておきたいのは、この学校が選考のことを「入学調査」と呼んでいるという点です。私立小学校でいう「考査」にあたる部分が、公式サイトでは入学調査と表記されています。
そして、説明会が動画配信のかたちで行われることも大きな特徴です。会場に足を運ぶ形式ではなく、9月10日から23日までの期間に配信される動画を視聴する形になっています。
【東京学芸大学附属世田谷小学校】検査の詳しい中身は公式で確認を
ここは正直にお伝えしなければならない部分です。2026年8月の時点で公式サイトに掲載されている令和9年度(2027年度)の入学児童募集のページには、募集人員、検定料、応募資格の詳細、選考の方法についての記載がありません。ページには、詳細を2026年9月初旬に学校のホームページ上に掲載する旨が記されています。
つまり、次のような点は、9月に公表される募集要項を待って確認することになります。
- 入学調査で何が行われるのか、どの区分が設けられるのか
- 募集人員が何名なのか
- 検定料がいくらなのか
- 抽選が行われるのか、行われるとすればどの段階か
- 応募資格として何が求められるのか
受験情報サイトや過去の受験ガイドには、これらについてさまざまな記述があります。しかし、国立の附属小学校では、選考の方法や抽選の扱いが年度によって見直されることがあります。公式の募集要項に書かれている内容が、すべてに優先します。
入学調査は2026年11月25日から28日までの4日間に設定されていますので、9月に募集要項が出てから調査までは2か月ほどです。この間に慌てないよう、夏のうちから生活の土台を整えておくことが、いちばん確かな備えになります。
【東京学芸大学附属世田谷小学校】入学調査の前に確かめておく通学区域
検査の中身を調べる前に、そもそも出願できるかどうかを確かめておく必要があります。公式サイトには通学区域のページがあり、対象となる地域が細かく示されています。
公式に挙げられているのは世田谷区、目黒区、大田区の3区で、しかも区の全域ではありません。世田谷区は池尻、梅丘、大蔵、岡本、奥沢などの地区が、目黒区は大岡山、大橋、柿の木坂、自由が丘などの地区が、大田区は石川町、田園調布、南千束などの地区が挙げられており、それぞれ丁目の単位まで限定されています。
同じ区に住んでいても、丁目が違えば対象外になることがあるということです。準備を始める前に、ご自宅の住所が公式の通学区域のページに載っているかどうかを、丁目まで照らし合わせて確認してください。ここが合っていなければ、どれだけ検査の準備を重ねても出願そのものができません。
なお、入学調査は2026年11月25日から28日までの4日間に設定されています(令和9年度・令和8年5月7日時点の掲載)。4日間にわたって行われる形ですので、どの日に何が行われるのかは、9月初旬に公表される募集要項でご確認ください。
【東京学芸大学附属世田谷小学校】学校が育てようとしている子ども像
検査の対策を考えるうえで、学校が何を大切にしているかを知っておくことは無駄になりません。公式サイトには、教育目標として「一人一人の児童が、その個性を伸ばして最高の自己実現を期し、民主社会の進展に寄与する有意な国民となるよう指導する」と掲げられています。
さらに学校教育目標として、子どもが人やもの、こととの豊かなかかわりを通して、自律性と共存性を高め、相互啓発的な生き方を追究していけるようにすることが示されています。これを子どもにもわかる言葉にしたのが、学校目標の「思いゆたかに 考えふかく ともに生きる子」です。
自律性と共存性、そして「ともに生きる」という言葉が並んでいることに注目してください。自分で考えて動けること、そして人とともに過ごせること。この2つを日々の生活のなかで育てていくことが、どのような形の検査であっても土台になります。
【東京学芸大学附属世田谷小学校】実際にはどんな内容の検査が行われているか
分野の名前だけを並べても、家庭で何を準備すればよいのかは見えてきません。ここでは、2022年度から2026年度にかけて行われた検査で、どのような形の課題が出されてきたのかを、内容がわかる範囲で整理します。学校は出題そのものを公表していませんので、受験を終えたご家庭を通じて伝えられている傾向としてお読みください。
ペーパーは画面と音声で出される形が続いています
世田谷小のペーパーで毎年のように語られるのが、問題が教室のモニターと音声で出されるという点です。手元の紙に書かれた文章を自分で読むのではなく、流れてくる映像と声を聞き取って、解答用紙に印をつけていく形になります。読む力ではなく聞き取る力が土台になるのは、このためです。
内容としては、お話を聞いたあとで、その中身をたずねられる問題が毎年のように出ています。動物たちが登場するお話を聞き、だれが何をしたのか、どういう順番だったのかを思い出して答える形が代表的です。あわせて、お話の内容を正しく理解できているかを確かめる問題も、例年出されています。
お話を聞く問題と並んで多いのが、手を動かす種類の問題です。見本と同じ形を書き写す問題、点と点を線で結んで図をつくる問題、示された線をなぞって運筆の正確さを見る問題が、繰り返し出題されています。模写では、左に描かれた魚のような絵を右の空いた枠に同じように描き写す形が伝えられており、線の始まりと終わりをそろえて描けるかが見られます。そのほか、迷路をたどって出口までの道を選ぶ問題、並び方の決まりを見つけて続きを考える問題、二つの絵を見比べてどちらが多いかを答える問題も見られます。
なお2026年度の考査時間は約40分で、面接は行われていません。40分のあいだに聞く問題と書く問題が続きますので、集中を保てるかどうかも結果に関わってきます。
個別(口頭試問)は、絵を見て気持ちを言葉にする形が中心です
世田谷小の特徴として毎年挙げられているのが、絵カードを使ったやりとりです。困っている子が描かれた場面や、友だちのあいだでもめごとが起きている場面の絵を見せられ、そこに描かれた子がどんな気持ちでいるのか、自分だったらどうするのかを、自分の言葉で説明する形の問題が続いています。伝えられている例では、上の段に並んだ子どもの顔の絵から転んで泣いている子を選び、次に下の段の遊んでいる場面の絵からお友だちを転ばせてしまった子を選び、最後に自分がその場にいたらどうするかを答える、と三段階で進む形が出ています。絵を見て事実を読み取る段階と、自分の行動を考える段階がひと続きになっているのが特徴です。年によっては、教室の後ろに敷かれたマットのそばで、受験番号と名前を呼ばれた子から順に先生の前に一人で立って答える進め方だったとも伝えられています。
答えが一つに決まる問題ではありません。ですから、決まった言い方を覚えさせる準備はうまくいきません。日ごろから、絵本を読んだあとに登場人物の気持ちを一緒に話してみる、園であった出来事について「そのときどう思ったのか」を聞いてみる、という会話を重ねておくほうが確実です。
あわせて、家庭での生活について一対一でたずねられる場面もあります。ほめられた経験、家族と一緒に過ごす時間、好きな食べものといった身近なテーマから話を広げられるかどうかが見られています。短くても構いませんので、自分の言葉で答え、そのあとに理由を続けられる状態にしておきたいところです。
行動観察は、少人数のグループでの遊びと生活動作
行動観察は、5人程度の小さなグループに分かれて行われる形が続いています。足を使ってじゃんけんをする遊びや、伏せたカードをあてる遊びなど、ルールが単純で、初めての子どもでもすぐに参加できる課題が選ばれています。勝ち負けそのものよりも、順番を待てるか、負けたときに切り替えられるか、まわりの子に声をかけられるかが見られている場面です。
もう一つ、あわせて見られているのが生活の技能です。紙を折ってファイルに入れるといった、日常の中で身につく動作がそのまま課題になります。家庭でのお手伝いや身のまわりの片づけが、そのまま準備になると考えてください。
2022年度と2023年度には、運動の課題も行われていました。玉入れをリレーの形で進める集団種目や、先生の動きをまねてポーズをとる課題、投げられたボールを受け取る課題などです。2024年度以降はペーパー・個別・行動観察の三本立てが続いていますが、体を使う課題が戻る可能性はありますので、外遊びの時間は確保しておくと安心です。
このほか行動観察では、チームで協力してブロックを組み合わせ、一つの街を作り上げる課題が出た年もあります。マットの上で行われ、だれがどこを作るかをその場で相談しながら進める形で、ブロックの取り合いにならずに役割を決められるかが見られています。
保護者アンケートが行われた年もあります
保護者の面接はありませんが、以前の考査では、考査日に保護者が20分ほどでアンケートに記入する形が取られた年もありました。下書きの持参はできたと伝えられています。項目は、お子さまが通っている園についてどう感じているか、小学校でどのように学んでほしいか、小学校の先生に期待することやこうあってほしいと思うこと、お子さまのことで不安や不満があったときに主にだれに相談してきたか、お子さまはふだんどのように行動するタイプだと感じているか、といったものです。いずれもご家庭の日常をそのまま言葉にする内容ですので、実施の有無にかかわらず、この5つの問いにご夫婦で一度答えを出しておくと、出願書類の記入や入学後の面談にも役立ちます。最新の実施状況は、その年の募集要項でご確認ください。
よくある質問
Q.ペーパーはどのくらいの難易度?基礎を幅広く問う内容が中心です。特殊なテクニックより、基礎の定着が大切です。Q.口頭試問では何を聞かれる?名前や好きなこと、身近な事柄など。自分の言葉で答えられるよう会話を大切に。
▶ 東京学芸大学附属世田谷小学校の受験情報をまとめて確認したい方は 【東京学芸大学附属世田谷小学校】受験情報まとめ をご覧ください。
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