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【2025.03.31 メディア掲載】

ベネッセ教育総合研究所様のWEBメディア「ベネッセ教育情報」に取材いただいた「願書における家庭教育方針の書き方と記入例」が掲載されました。
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立教女学院小学校

【立教女学院小学校】面接での質問とアンケート内容をプロが解説!

【立教女学院小学校】面接での質問とアンケート内容をプロが解説!
ママ
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立教女学院小学校の親子面接では、どんなことを質問されるの?

アンケートがあるって本当?

対策したいから、面接の質問内容とアンケートについて知りたい!

塾長
塾長

キリスト教に基づく人格教育を大切にし、知性と感性のバランスが取れたお嬢さまを育てる立教女学院小学校。そんな同校の入試では、ご家庭の方針や親子の関わりを重視する“親子面接”も大きなポイントとなります。

本記事では、立教女学院小学校の親子面接について、実施時期や面接に参加するメンバー、よくある質問内容、さらには事前提出のアンケート対策まで、詳しく解説していきます。

立教女学院小学校を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!

【立教女学院小学校】親子面接の概要 必要書類

 

まずは、立教女学院小学校の入試における親子面接の基本的な概要と、当日に必要となる書類についてご紹介します。

 

2024年度 面接 概要
参加者面接は受験生およびその保護者2名でお越しください。保護者のご都合がつかない場合は、お一人でも結構です。
面接日程2023年10月16日(月)~10月21日(土)のいずれか1日
面接日時のお知らせ10月10日(火)13:00以降、ユーザID(メールアドレス)へご連絡をいたします。当日中にメールが届かない場合は、立教女学院小学校事務室までお電話にてご連絡ください。
面接日時の変更原則、面接日時の変更はできません。ただし、幼稚園・保育園の運動会と日程が重なった場合のみ変更を受け付けます。変更をご希望の場合は、立教女学院小学校事務室までお電話にてご連絡ください。
持ち物・受験票

・受験生の顔写真1枚
(タテ4cm×ヨコ3cm・カラー・上半身正面脱帽・3ヶ月以内撮影のもの・裏面記名)

・受験生を含む同居家族全員が写った写真1枚
(L版 タテ8.9cm×ヨコ12.7cm・裏面記名)

※立教女学院小学校 2024年度 児童募集要項から抜粋

 

このように、立教女学院小学校の面接は、入学考査に先立って学校が指定する日に来校して実施されます。

 

面接は親子で受ける「家族面接」の形式で行われ、持ち物としては受験票のほかに、珍しい点として「受験生の顔写真」と「同居するご家族全員の写真」が必要になります。

 

立教女学院小学校 家族写真についてはこちら

 

【立教女学院小学校】親子面接 事前アンケートの詳細と質問内容

立教女学院小学校の親子面接では、当日にA4サイズのアンケート用紙への記入が求められます。

アンケートには以下のような項目が設けられています。

  • 本人氏名、生年月日、家族構成
  • 幼稚園(保育園)での生活状況
  • 欠席日数と理由
  • 仕事や家庭生活に伝えたいこと
  • 通学経路や通学時間
  • 就寝時間と起床時間
  • アレルギーの有無
  • 昼間のテレビ・ゲームの有無

※ほかに、志願者の個人写真(縦4cm × 横3cm)と志願者を含む家族写真(L判)を持参し、貼りつけるよう指示があります(裏に名前と受験番号を記入するよう指示がある)。

 

こちらは2024年度の実施時に出された設問ですが、例年、ほぼ同様の内容が用いられており、大きな変更は見られません。設問はいずれも比較的シンプルなものですが、当日慌てないよう、あらかじめ内容を想定してメモしておくと安心です。

 

なお、コロナ禍で面接時間が大幅に短縮された年度には、例外的に「学校と家庭の教育方針の一致」について記述式で問われたこともありましたが、ここ2年は従来通りの簡潔なアンケート形式に戻っています。

【立教女学院小学校】親子面接 面接で聞かれる内容

立教女学院小学校の面接は親子面接です。

時間は1015分程度で、ご両親へのアンケートがあること、そしてお子さまへの言語テストがあることがこの学校の面接の特徴です。

次に、立教女学院小学校の親子面接で実際に出題された質問内容についてご紹介します。

 

言語テスト

毎年内容は少し異なりますが、基本的にはお子さまの言語力を問う問題です。

お子さまの言語力はつまり、ご家庭そのものを意味します。

例えば、昨年出題されたもので、絵を見て、先生の質問に答えるテストがありました。

絵には、スーパーの食品売り場で寝転がって泣いている男の子と、びっくりしている店員さんがいる絵です。

  • これは何の絵ですか?
  • どうして男の子は泣いていると思いますか?
  • どうして店員さんはびっくりしていると思いますか?
  • あなたはスーパーにお買い物に行きますか?
  • お母さんは何を買いますか?

このテストは普通の面接の質問以上にお子さまの普段の言葉遣いが出やすいテストです。

お子さまは一番身近にいるご両親の言い回しを自然と真似しますので、まずはご両親が正しい日本語を使い、言葉遣いにも気をつけ、こそあど言葉は使わないように意識しましょう。そして元気にハキハキと答えることも大切です。

またこれはお子さまの言語力のテストではありますが、普段スーパーへ行くか?そこで何を買うか?などの質問の受け答えからも家族の様子、親子の関係性が面接官に伝わります。

スーパーは季節の旬の野菜や果物を見ること、お正月や節分などその行事らしさを感じることができる場所でもあります。

買った荷物を袋にしまうこと、重い荷物を親子で手分けして持つこともまたお子さまにとっては身近な学びになります。

机の上で解くペーパーだけではなく、こうした日常生活からの学びも立教女学院小学校では大切にしています。

お嬢さま

・あなたのお名前と、通っている幼稚園(または保育園)の名前を教えてもらえますか?

・園では、どんな遊びをして過ごすことが多いですか?

・園でよく一緒に遊ぶお友だちは誰ですか?名前を教えてください。

・おうちでは、どんなことをして遊ぶのが好きですか?

・お父さまと一緒にいるときは、どんな遊びをしますか?

・(お母さまが答えた後に)苦手な食べ物が出たときは、どうしていますか?

・おうちで何かお手伝いをしていますか?そのときに気をつけていることがあれば教えてください。

 

【面接対策のポイント:お嬢さま編】

お嬢さまへの質問は、典型的なお受験スタイルに沿った内容が中心で、特別にひねったようなものはほとんどありません。一問一答というよりも、自然な会話の流れでやりとりが深まっていく形式が特徴です。そのため、日ごろから親子でよく会話をしているご家庭ほど、落ち着いて対応しやすいでしょう。

 

たとえば、幼稚園や保育園の帰り道に「今日は誰と何をして遊んだの?」「どんなことが楽しかった?」と話す習慣を持つだけでも、面接のよい練習になります。自分の経験を言葉にする力が少しずつ育まれていきます。

 

さらに、立教女学院小学校は図書館教育に力を入れているため、読書に関する質問が出ることも珍しくありません。「好きな本」「最近読んだ絵本」などについて、親子であらかじめ話しておくと安心です。

言語テスト

親子面接の途中で、お嬢さまに対して言語の力を見る個別のテストが行われます。試験官の呼びかけで前方の机に移動し、着席した状態で行われるのが一般的です。

 

試験では、約12枚の写真が順に提示され、それを見ながら受験者に質問が投げかけられます。質問は一問ずつ独立しているのではなく、答えに応じてさらに深掘りされる形で会話が続いていくのが特徴です。なお、使用される写真は面接日によって異なることがあります。

 

▼たとえば、動物の写真を使ったやりとりでは…
・この中で気に入った動物はどれですか?
・その動物を見たことがありますか?どこで、誰と見ましたか?
・飼ってみたいと思う動物はいますか?それはなぜですか?
・実際に動物を飼っていますか?
・(「犬を飼っている」と答えた場合)普段どんなお世話をしていますか?
・その動物に触れたことはありますか?

 

▼料理の写真が出題されたケースでは…
・通っている園は給食ですか?
・好きな食べものを教えてください。次に好きなものは?
・(「ハンバーグ」と答えた場合)どんな味が好みですか?
・誰が作ってくれたものですか?
・自分で作ったことはありますか?誰と?何を入れて作ったか覚えていますか?
・嫌いな食べものはありますか?どんなところが苦手ですか?

 

▼昔話の絵本の写真を使った質問もあります。
・この中に知っているお話はありますか?
・そのお話はどんな内容でしたか?
・ほかにも知っている昔話があれば教えてください。
・登場人物の中で、好きなのは誰ですか?
・(「シンデレラ」と答えた場合)シンデレラは馬車に乗ってどこへ向かいましたか?
・(「白雪姫」と答えた場合)白雪姫を助けてくれたのは誰でしたか?どんな人たちで、何人いましたか?

 

【言語テスト対策のポイント:お嬢さま編】

このテストでは、普段のお子さまの言葉遣いや会話力がよく表れます。特に小さなお子さまは、ご両親の話し方を自然と真似るため、大人が日頃から丁寧な日本語を意識することが大切です。

 

質問には、明るくはきはきと答える練習も効果的です。また、「スーパーには行きますか?」「何を買いますか?」といった日常に関する質問から、家庭での関わり方が伝わることもあります。

 

買い物中の声かけや荷物を一緒に運ぶ体験は、立教女学院小学校が重視する“生活を通じた学び”に直結します。机上の勉強だけでなく、日常の中で育つ感性が大切にされているのです。

 

お父さま

・本校へお越しになったことはありますか?その際の印象をお聞かせください。
・現在のお仕事について教えていただけますか?
・キリスト教に基づく教育について、どのようにお考えですか?
・ご自宅から最寄り駅までは、どのくらいの時間がかかりますか?
・お子さまの成長を感じるのは、どのような場面ですか?
・最近、お子さまの成長を実感したエピソードがあればお聞かせください。
・お忙しい中、お子さまと過ごす時間はどのように確保されていますか?
・お子さまと一緒にいて楽しいと感じるのは、どんなときですか?
・現在、お子さまが特に夢中になっていることは何ですか?
・学生時代に力を入れて取り組んでいたことを教えてください。
・ご家庭の中で大切にされていることや、育児において意識していることはありますか?
・夏休みの宿題で手伝えることはありますか

 

【面接対策のポイント:お父さま編】

立教女学院小学校では、お父さまの学校訪問が重視されており、面接でもその印象や気づきを聞かれることがあります。「女子校の魅力」「キリスト教教育への理解」「本校を選んだ理由」などを、自分の言葉で語れるよう準備しておきましょう。

 

定番の質問として「学生時代に打ち込んだこと」があります。その経験から学んだことや、それを家庭でどう活かしているかまで話せると、より好印象です。

 

また、家庭への関わり方も重要な評価ポイントです。お母さま任せではなく、休日にどうお嬢さまと関わっているか、どんな会話や体験を共有しているかなど、具体的に伝えましょう。

 

さらに、本校には「お父さまの会」があり、父親主体の活動が活発です。こうした文化を理解し、積極的な姿勢を見せることも、面接での信頼につながります。

お母さま

・女子校を選ばれた理由をお聞かせいただけますか?
・本校の雰囲気について、どのような印象をお持ちですか?
・多くの私立小学校の中から、立教女学院小学校を志望された理由を教えてください。
・キリスト教教育について、どのように受け止めていらっしゃいますか?
・お仕事についてお聞かせください(勤務形態、テレワークの有無、送迎や放課後のご対応など)。
・共働きとのことですが、ご家庭での家事の分担について大変に感じることはありますか?
・これまでの子育てで特にご苦労されたことがあれば教えてください。
・お子さまの成長を実感したエピソードがあればお話しいただけますか?
・ご家庭内で意識して大切にされていることがあれば教えてください。
・子育てにおいて、特に大切にしている価値観や考えをお聞かせください。
・現在通われている幼稚園(または保育園)を選んだ理由を教えてください。
・お子さまが緊張しているとき、どのようなサポートをされていますか?
・アレルギーの有無についてお伺いします。
・食べものの好き嫌いはありますか?

 

【面接対策のポイント:お母さま編】

お母さまへの質問では、お嬢さまの成長やご家庭での関わり方について問われることが多く、日々の子育てへの姿勢が重視されます。また、「なぜ女子校を選んだのか」「本校に惹かれた理由」など、志望動機についてもご自身の言葉でしっかり伝えられるようにしておきましょう。

 

加えて、入学後の生活を見据えた質問、たとえば「友人関係での対応や公共マナーのしつけについて」にも、具体的な考えを持っておくと安心です。

 

共働き家庭の場合は、勤務形態や送迎、放課後の過ごし方に関する質問に備えて、事前に整理しておくとよいでしょう。

 

「家庭で大切にしていること」や「お子さまの成長エピソード」は、お父さまと重複して問われる可能性もあるため、ご夫婦で共有しておくことをおすすめします。

 

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【立教女学院小学校】親子面接を成功に導く方法

まずお父さまに求められるのは、「お子さまの教育にどれだけ関心を持ち、積極的に関わっているか」という姿勢です。立教女学院小学校では、在校生の父親による活動「お父さまの会」が非常に重視されており、このような取り組みに前向きな気持ちで参加しようとする姿勢は、面接の場でも大きな評価につながります。

 

一方で、お母さまには、立教女学院小学校の教育理念である「自由と規律の調和」を理解したうえで、日々の子育てに取り入れていく姿勢が求められます。

 

たとえば、お箸の持ち方や鉛筆の正しい使い方など、生活の基本的な所作にはしっかりと目を向ける必要があります。ただし、成績や順位を競わせるような育て方は、本校の方針にはそぐいません。ルールを守る姿勢は大切にしつつも、お嬢さま一人ひとりの個性やペースを尊重する教育が望ましいといえるでしょう。

 

そしてお嬢さまにとって何より重要なのは、日常の中でご家族とたくさん会話を重ねることです。何気ないやりとりの積み重ねが、そのまま語彙力や表現力の豊かさにつながっていきます。また、本の読み聞かせも効果的です。絵本や物語に親しむ時間を大切にしながら、自然な形で言葉の力を育んでいくことが、面接の場でも生きてくるはずです。

まとめ:家庭でできる準備こそが、面接成功の鍵に

立教女学院小学校の面接では、「好きな遊びは?」「お気に入りの絵本は?」といったよくある質問に加え、写真を使った言語テストも実施されます。しかし、いずれも日々の家庭生活の中で、しっかりと準備できる内容です。読書や会話を通して語彙を増やし、自分の考えを言葉で伝える練習を積み重ねていくことが、面接での自信につながります。

 

とはいえ、「どう話したらよいかわからない」「緊張して言葉が出なくなってしまう」など、不安やお悩みを抱える方も少なくありません。もしご心配なことがあれば、ぜひ私の相談LINEまでお気軽にご連絡ください。

 

ご好評いただいている「オリジナルQ&A付き面接レッスン」では、お嬢さま・ご家庭の個性に合わせたトレーニングを行い、自然と“面接が得意!”と言えるようになるサポートをしています。ご家庭の不安を自信に変えるお手伝いができれば幸いです。

【立教女学院小学校】面接で失敗しないために気を付けること

 

まずお父様は、お子さまの教育に熱心である姿勢が大切です。

立教女学院小学校ではお父様の会をとても大切にしています。

この活動に対してお父様自身が前向きであることは面接でとても大事なポイントになります。

 

次にお母様は、立教女学院小学校の教育方針の通り、自由と規律のバランスをうまく取りながらお子さまを育てましょう。

お箸や鉛筆の持ち方など、生活の基本には厳しい学校です。

そこはしっかりとお子さまに教える必要がありますが、横ならびで他者と競わせるようなことはあまり好まない学校です。

ルールはきちんと守りながら、お子さまの個性は大切に、そんな教育を心がけましょう。

 

最後にお子さまは、とにかく家族でたくさん会話をすること、たくさん本の読み聞かせをすることがそのままお子さまの語彙力の向上につながります。

面接では、好きな遊びや好きな本など定番の質問もありますし、言語テストもあります。どちらも家庭で十分に対策できることです。

インプットとアウトプットを積み重ねて、お子さまの言語力や表現力を高めましょう。

 

 

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藤川海美 (ふじかわ うみ)
うみ塾長
お受験教室代表。
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株式会社Bright Future Family 代表取締役。 元お受験幼稚園の面接官として、数多くの願書を審査し、親御様やお子様の面接を担当。長年の経験を活かし、小学校受験指導に従事。
自らも我が子の小学校受験を経験し、親の立場から見た受験の厳しさを理解。親子が第一志望校に合格するためのサポートを使命とし、命をかけて指導に取り組む。
教育者としての経験と親としての視点を融合させた指導が特徴。
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