今回は、弊社独自の調査による南山大学附属小学校の試験内容について、ここ最近(特にコロナ以降)の傾向をお伝えいたします。
愛知県内では不動の人気を誇る南山大学附属小学校は、試験も県内では難しいと言われています。
早めに試験対策を行いたいが、お教室では情報公開の期間が限定されていて有料であるパターンが多いのも現状です。ぜひ最後までご覧いただき、今後の対策に役立ててください。
【南山大学附属小学校】過去問からみた試験内容
ペーパーテスト
ペーパーテストは例年、数量・図形・言語・常識・推論・お話の記憶、巧緻性と幅広い範囲から出題されます。
出題内容は基礎が中心ですが、分野が幅広いので苦手をなくして徹底的に基本から学ぶことを心がけましょう。
以下、過去に出題された問題例です。
置き換え(動物の絵があり、下には記号が書かれている。それを例として、下にある動物の下に記号を記入していく→わかるものからバラバラと記入せず、制限時間内に仕上がらなくても一番端から丁寧に記入する必要がある。当然枠から外れると☓)
比較(観覧車に動物が描かれた絵を見て、「ウサギがトラのところへきた時、他の動物はどこにいるでしょう」といったような内容。全国的によく見る観覧車の問題。)
常識(絵を見て「木にできないものを1つ選びなさい」「ポタン、ポタンという様子を表す絵を一つ選びなさい」など。植物や生物といった理科的な問題は毎年出題されると考えて良い。)
行動観察
グループワークが実施される年度もありますが、最近では模倣運動や真似っこ遊び(例:自転車の真似をしながら近くのお友達とじゃんけんを手、勝ったら次は◯◯の真似、と様々な乗り物の真似に変えていく)、自由遊び(様々なボール、ビニールプールなどが設置されている。
ビニールプールで中のボールを的に当てる、段ボールで自由に遊びなど)が出題されています。
遊びを通して周囲と積極的に関わり、楽しみながら課題があればそれを達成できる子かどうかを見られます。
また、楽しい雰囲気に飲まれて待機中に大声で話す・お友達にボールを投げつけるなどの乱暴な動作・先生に「ねえねえ」とお友達のように話しかけてしまうといった言動がないか、といった家庭の躾面も重視されています。
口頭試問
南山大学附属小学校では、「カトリック幼稚園推薦入試」を実施しています。
これは、南山学園全体の柱となるカトリック教育を実施する名古屋教区所属の幼稚園から毎年10名程度の枠がある推薦制度です。
各園2名まで園長先生の推薦から入学試験挑戦への扉が開かれ、「口頭試問」と面接などノンペーパー試験で合否が判断されます。
非常に狭き門で、口頭試問は15分程度と短めです。しかし、毎年成績だけでなくカトリックの教えを大切にする素晴らしい人格の児童が合格しています。
過去に口頭試問で出題されたのは以下のような問題です。
- 自己紹介(お名前、通っている幼稚園、誰とどのように学校へ来たか、南山に来て今どんな気持ちか、など)
- お話の記憶(例:子どもの描かれた絵を渡されて、短いお話を教えられる。その後、推理思考的な質問をいくつか聞かれる)
口頭試問は完全な記憶力を試すようなものではなく、受け答えの様子からお子様がどのような家庭でどのような躾をされてきた園児なのか、自分でしっかりと考え答える思考力が育っているかを見られます。
数年前、推薦を行うカトリック幼稚園の園長先生とお話した際には、「受け答えや記憶力、思考力全てにおいて申し分ない賢い子がいたが、姿勢が気になって何度も直しました。
本番でもやはり集中しすぎて猫背になってしまい、そこが学校側としては気になられたのか残念な結果になってしまいました」と伺ったことがあります。
つまり、どれだけきちんとした賢い子でも、話を聞く姿勢や態度がおざなりだと合格は難しいということです。
親子面接
2020年度の入試まで、南山大学附属小学校の考査は1次試験でペーパーテスト、行動観察があり、1次合格者のみが2次の親子面接に進む流れでした。
しかし、現在では志願者全員に対しての面接が実施されています。
考査でふるいにかける前段階から、きちんと志願者であるお子様とそのご家庭を理解し、より南山大学附属小学校の理念に近い方を入学させたいという熱意を感じさせますね。
面接については過去の記事でご紹介しておりますので、そちらも参考になさってください。
お子様の受け答えはハキハキとしていると好まれますが、それ以上に「面接のために作り込まれた覇気のない子」でなく自分の意見をのびのび伝えられるか、それを親が優しく見守る環境にあるかが重視されます。
【南山大学附属小学校】過去問の試験内容からみる対策
姿勢や態度
ペーパーテストで高得点を取ることは重要ですが、それ以前に問題を解く際の姿勢や態度、礼儀といった「親の躾」が垣間見える瞬間を南山大学附属小学校ではよく見られています。
緊張する場面では思わぬ行動をしてしまうでしょうが、普段から背筋を伸ばして勉強する、相手の目を見て話す、待っている時にダラダラしないなど「当たり前のこと」が当たり前に実践できる育ちの良いお子様であると良いでしょう。
諦めず考え抜く力
ペーパーテストは全国的に見ても、「あまりにも難しすぎる」と感じる問題は出題されません。しかし、苦手な範囲は必ずあるでしょうし、応用的な問題、ひっかけ問題にも対応できる実力は必要です。
その際、途中で「もうこの問題はいいや」と諦めてしまう瞬間を南山大学附属小学校の先生方はよく見ておられます。答えがあっていなくても、諦めず最後の問題まで食らいついていきましょう。そのためには家庭学習が必須です。
日頃から親御様がお子様の「できた」という達成感を支えることで、「頑張ることは楽しい」という意識付けを行ってください。
楽しくても周囲をよく見て集中する力
行動観察では遊びが多いですが、楽しいからといってつい遊びが乱暴になる子、周囲の目に気づかず1人で道具を独占してしまう子など、遊びの中で短所が大きく際立ってしまうのはNGです。
南山大学附属小学校はカトリックの学校なので、協調性や周囲のために行動する姿勢を大切にされています。
楽しい中でもお友達に優しく声をかけて「一緒に使おう」とものを貸してあげるといった姿は、必ず合格に近づきます。
親御様の受け答えはマスト
志願者全員が親子面接を受験できるようになったことで、より親御様の教育方針や社会への寄り添い方、学校への理解を厳しくチェックされるようになりました。
面接自体はそこまで気難しい雰囲気で実施されることはありませんが、親御様の態度などもよく見られています。
過去にはお父様の態度がやや先生方を下に見ていると感じたご家庭、しどろもどろになり言葉に何度も詰まってしまったご家庭、「子育てで具体的に意識しながら関わってきたこと」などのエピソードがまったくないご家庭は残念ながら不合格となっています。
南山大学附属小学校の試験内容と過去問を徹底解説!合格への対策ポイントとは?まとめ
南山大学附属小学校の試験内容と過去問を簡単にご紹介しましたが、いかがでしたか?
ペーパーテストは全国的に見ればそこまで難しくないものの、その分カトリックらしい躾や礼儀、人格を大切にする学校であることが伝わったかと思います。
南山大学附属小学校合格の鍵は家庭学習での反復練習と、親御様の面接です。
ご多忙だとは思いますが、今一度お教室任せでなく「家庭で」取り組むべきことをしっかりと話し合いましょう。
私の行っているオーダーメイド面接レッスンも是非ご活用下さい。
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