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【2025.03.31 メディア掲載】

ベネッセ教育総合研究所様のWEBメディア「ベネッセ教育情報」に取材いただいた「願書における家庭教育方針の書き方と記入例」が掲載されました。
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玉川学園小学部

【玉川学園小学部】EPクラスとは?JPクラスとの違いや気になる倍率を徹底解説

【玉川学園小学部】EPクラスとは?JPクラスとの違いや気になる倍率を徹底解説
うみ塾長
うみ塾長

小学校受験を検討するご家庭の間で、年々その注目度を高めているのが玉川学園小学部の「EP(English Predominant)クラス」です。

国内にいながらにして、英語で主要教科を学ぶ「バイリンガル・プログラム」を享受できる環境は、国際社会で活躍する力を育みたい保護者にとって非常に魅力的な選択肢となっています。

しかし、その人気の裏側で「一般クラス(JP)と具体的に何が違うのか」「入試の倍率はどの程度なのか」といった疑問や、合格した後に待ち受ける「学習量の多さ」への不安の声も少なくありません。

 

本記事では、お受験のプロである私が、玉川学園小学部のEPクラスの最新情報と入試の構造を詳しく分析し、EPクラスの真実の姿を徹底解説します。

 

【玉川学園小学部】「EPクラス」の教育理念と特徴

玉川学園小学部のEPクラスは、単に「英語という教科」を学ぶクラスではなく、英語をツールとして活用し、算数や理科などの主要科目の概念を習得する「イマージョン教育」を実践する国内屈指のプログラムです。

 

JP(一般クラス)との決定的な違い

玉川学園小学部のEPクラスtおJPクラスの最大の違いは、学校生活の約7割を占める「言語環境」と「学習密度」にあります。

 

カリキュラムの違い

まず特筆すべきは「英語で思考する」カリキュラムの徹底です。国語と社会を除く算数、理科、生活、図工、音楽、体育などの主要科目は、すべてネイティブ教員による英語ベースの授業で行われます。

 

ここで重要なのは、学習内容そのものはJPクラスと同じ文部科学省の検定教科書(およびその翻訳版)を使用している点です。

 

言語が英語に変わっても、日本国内の教育水準を落とすことなく、二言語で概念を理解できる力を養うことが可能となっています。

 

担任制度の違い

また、EPクラスでは日本人教員1名と外国人教員1名がクラスを共に担当する「ダブル担任制」を採用しています。

 

授業中はもちろんのこと、休み時間や給食、清掃、さらにはホームルームに至るまで、常に英語と日本語が共存する生活環境が整っており、この「生活丸ごとのバイリンガル体験」こそがEPクラス最大の特徴です。

 

授業時間の違い

さらに、学習時間数についても戦略的な増量が図られています。学校側も公式に認めている通り、EPクラスのカリキュラムはJPクラスよりも「多い学習時間数」が設定されています。

 

1コマ45分を基本としつつも、授業内容に応じて2コマ連続の「ロングコマ」にしたり、逆に1コマを分割したりと、非常にフレキシブルな時間割が組まれるのも特徴です。

 

これは、英語での概念理解には日本語以上の時間がかかること、そして高い英語力を維持するための時間を確保するための必然的な構成と言えます。

 

【玉川学園小学部】 なぜEPクラスは「超激戦」と言われるのか

小学校受験の世界で、玉川学園小学部のEPクラスはしばしば「外部からは至難の業」と評されます。その背景には、公式の数字には表れにくい特殊な募集構造があります。

 

玉川学園には、早期から英語教育に定評のある幼稚部が存在し、この幼稚部から上がってくる内部進学者の動向が外部受験生にとっての「枠」を大きく左右します。

 

幼稚部から小学部へは原則として全員が進学可能であり、近年のバイリンガル教育への熱気から、内部生の多くがEPクラスを第一志望とする傾向が強まっています。

 

EPクラスの定員は限られていますが、この枠の多くが内部進学者によって優先的に埋まってしまいます。

 

結果として、外部の一般受験生が争う「残りの席」は極めて少なくなるのが実情です。公式の合格倍率は学校全体として発表されますが、外部からのEP志願者に限れば、実質倍率は3倍、あるいはそれ以上に達するという予測が受験界で根強いのは、この構造的な「枠の少なさ」が理由に他なりません。

 

【玉川学園小学部】 入学後に直面する「学習負担」と家庭のサポート

玉川学園小学部のEPクラスへの合格を勝ち取った後、保護者が直面するのが、学校側が「多い時間数」と称するカリキュラムの具体的な密度とその負担です。

 

EPクラスの児童は、下校時刻がJPクラスに比べて遅くなる傾向があります。私立小学校の中でもEPクラスは低学年のうちから授業時数が非常に多く、16時過ぎまで学校で過ごす日も少なくありません。

 

これは、同じ玉川学園内でもJPクラスより年間で100時間以上多い学習時間が確保されているためであり、放課後の習い事を調整する必要があるほど、学校での活動時間は長くなります。

 

前述の通り、算数や理科を英語で学ぶため、家庭では日本語での専門用語が抜け落ちないよう、日本語の教科書を確認するなどのフォローが必要になります。

 

学校側も「家庭では無理に英語を使わず、むしろ豊かな日本語での会話を大切にしてほしい」とアナウンスしており、バイリンガル教育において、母語の確立がいかに重要視されているかがわかります。

 

また、学校側は入試の面接において「多い時間数の学習に対して意欲的に取り組めるか」を確認すると明言しています。

 

これは単に英語力がある子を探しているのではなく、長い授業時間を最後まで好奇心を持って楽しみ続けられる粘り強さと体力がある子を求めているためです。

 

親の願望だけではこの学習密度の高さは乗り越えられず、子供自身が学ぶことを楽しみ、親がその過密なスケジュールを家庭学習でどう支えるかという「覚悟」が試されることになります。

 

【玉川学園小学部】 6年生からのIB(国際バカロレア)への接続

玉川学園小学部のEPクラスの5年間(1年生〜5年生)を経て、6年生からは新たなステージが始まります。

 

EPクラスは5年生で一旦区切りとなり、6年生からは中等部扱いとなる「IBクラス(MYP:Middle Years Programme)」へと繋がっていきます。EPクラスで培った英語での論理的思考やクリティカルシンキングは、この世界標準の探究学習プログラムに直結する重要な基盤となります。

 

もちろん、全員がIBクラスに進まなければならないわけではなく、本人の希望や適性に合わせて6年生から一般クラス(JP)の流れに戻ることも可能です。どんなに英語に力を入れていても、玉川が大切にする「第九」の合唱や自然の中での活動、全人教育の精神は全クラス共通です。英語力だけではない、人間としての根っこを育てる姿勢はどのクラスでも揺らぐことはありません。

 

まとめ:データと実態から見える玉川学園「EPクラス」の姿

玉川学園小学部のEPクラスは、入試における英語力そのものよりも、人より多い学習量を楽しみ、挑み続ける「学習意欲」を高く評価する、エリート養成のバイリンガル環境が実現されています。

 

内部進学による枠の減少により、外部受験生にとっては依然として厳しい戦いが予想されます。しかし、その高い壁を越えた先には、6年生からのIBクラス、さらには海外大学進学や国内トップ大学の国際系学部へと続く、明確なグローバルルートが約束されています。

 

「英語をツールとして世界を学ぶ」という玉川学園小学部の明確なビジョンに、お子さまの気質が合致しているか。そして、親子でその密度の高い学習環境を楽しめる覚悟があるか。これらをご家庭の価値観と照らし合わせながら、ぜひ悔いのない戦略を立てて受験に臨んでくださいね!

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藤川海美 (ふじかわ うみ)
うみ塾長
お受験教室代表。
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株式会社Bright Future Family 代表取締役。 元お受験幼稚園の面接官として、数多くの願書を審査し、親御様やお子様の面接を担当。長年の経験を活かし、小学校受験指導に従事。
自らも我が子の小学校受験を経験し、親の立場から見た受験の厳しさを理解。親子が第一志望校に合格するためのサポートを使命とし、命をかけて指導に取り組む。
教育者としての経験と親としての視点を融合させた指導が特徴。
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