東京都調布市にある晃華学園小学校は、カトリック精神に基づき、思い遣りや尊重の精神を丁寧に育む全人教育を実践しています。その温かな教育方針は、年間を通じて行われる様々な行事の中にも深く息づいており、子どもたちの成長の節目を彩ります。
本記事では、新生活の幕開けとなる「入学式」や、学園全体が熱狂する「運動会」を中心に、晃華学園ならではの特色ある行事について、その魅力を詳しく解説します。
【晃華学園小学校】入学式はいつ?その内容は?
晃華学園小学校の入学式は、例年桜が美しく咲き誇る4月上旬に行われます。2025年は4月10日に実施されました。
6年生の演奏に迎えられる感動の入場
晃華学園小学校の入学式において、最も象徴的で参列者の感動を呼ぶシーンのひとつが、新入生の入場です。
新入生が緊張した面持ちで講堂へ足を踏み入れる際、最高学年である新6年生が心を込めて合奏で音楽を演奏し、その晴れやかな調べに乗せて新入生を迎え入れます。
まだ少し大きな制服に身を包んだ新1年生を、最上級生が楽器の演奏を通して温かく、そして力強くエスコートするこの伝統。在校生にとっても「下級生を慈しみ、守る」という学園の教えを最上級生としての自覚とともに再確認する、非常に大切な機会となっています。
祈りと聖歌で始まる「晃華学園小学校らしい」式次第
晃華学園小学校の式典はカトリック校らしく、聖歌や祈りを通して神様への感謝と、これからの健やかな成長への願いを捧げる、厳粛かつ愛に満ちた雰囲気の中で進められます。
2019年度のプログラム(第63回入学式)を例に挙げると、以下のような流れで行われました。
| 聖歌「ごらんよ空の鳥」 | 講堂いっぱいに響き渡る美しい合唱で式が始まります。 |
| 入学児童確認 | 担任の先生から一人ひとり名前を呼ばれ、晃華学園の一員としての自覚を刻みます。 |
| 祈り | 新しい出会いに感謝し、これからの学校生活が実り多いものとなるよう、全員で心を合わせて祈ります。 |
| 学校長の話・職員紹介 | これからの生活の指針となる温かい言葉が送られ、共に歩む先生方が紹介されます。 |
| 祝電披露・迎えることば | 在校生代表から、新入生の不安を吹き飛ばすような歓迎のメッセージが伝えられます。 |
| 校歌斉唱 | 初めて耳にする校歌の旋律に触れ、児童たちは少しずつ学園の一員としての誇りを深めていきます。 |
※注意:式次第や演出は、年度や社会情勢等により変更されている場合があります。正確な最新情報は学校の公式案内をご確認ください。
家族と歩む、全人教育のスタート
晃華学園小学校の入学式は、単なる形式的な儀式ではありません。それは、家庭と学校が手を取り合い、一人ひとりの唯一無二の個性を大切に育んでいく「全人教育」の輝かしいスタートラインです。
厳粛な中にも、上級生による手作りの温かさが感じられる演奏や、先生方の慈愛に満ちた眼差しが溢れる入学式。新入生にとって、この日は「学校は自分を温かく受け入れてくれる安心できる場所である」と心から感じさせてくれる、一生に一度のかけがえのない1日となります。
【晃華学園小学校】運動会の見どころは?
晃華学園小学校の運動会は、児童たちが日頃の練習の成果を力いっぱい発揮し、教育目標の一つである「たくましい意志」を育む、学園最大級の熱い行事です。
初夏の風の中で行われる真剣勝負
晃華学園小学校の運動会の開催時期は例年5月下旬から6月上旬となっており、初夏の爽やかな風が吹く中で行われます。
2025年度の「第63回運動会」では、前日の雨による延期を乗り越え、6月1日の眩しい晴天の下で実施されました。
児童が掲げる熱いスローガン
晃華学園小学校の運動会には毎年、児童会を中心に子どもたち自身が考え抜いた想いの詰まったスローガンが掲げられます。
2025年度スローガン:「本気でいどめ! 楽しく笑顔で最後まで! Challenge yourself and smile until the end!」
単に「勝つこと」だけを目的とするのではなく、自分自身の限界に挑むこと、そして最後の一瞬まで笑顔を絶やさず仲間と歩み抜くことが、このスローガンには込められています。
鼓笛隊と応援団の一体感
晃華学園小学校の運動会に向けた全校練習は約2週間前から本格的に始まります。グラウンドには応援団長の凛々しく力強い掛け声が響き渡り、それに呼応するように行進曲を演奏する「鼓笛隊」が加わります。
上級生が下級生の手本となり、一つ一つの動きや音を合わせていく過程で、学年を超えた強い絆と組織としての一体感が作り上げられていきます。当日は赤組と白組に分かれ、全力でぶつかり合いますが、そこには相手への敬意と「お祈り」を捧げながら無事を見守り合う晃華学園らしい精神が息づいています。
運動会を通して育まれる「たくましい意志」
晃華学園小学校の運動会は、単なる体力向上の場ではありません。困難な練習に立ち向かう「たくましい意志」と、仲間のために自分に何ができるかを考え、支え合う「共生の心」を育む貴重な学びの場です。
練習で流した汗や悔しさ、それを乗り越えてスローガンの通り最後まで笑顔で走り抜いたという成功体験は、子どもたちの心に揺るぎない自信を刻みます。この経験こそが、卒業後も自分らしく歩み続けるための大きな原動力となるのです。
【晃華学園小学校】その他特色ある宗教行事
晃華学園小学校では、カトリック校ならではの豊かな情操と奉仕の心を育む行事が、日常の中に溶け込んでいます。
こだわりと想いが詰まった行事の中から特徴的なものをいくつかご紹介します。
| イベント名 | 実施時期 | 概要 |
| 1年生を迎える会 | 4月 | 2年生が手作りしたメダルを1年生一人ひとりにプレゼントするのが恒例。その後、全校児童が体育館に集まり、「じゃんけん汽車ポッポ」や「猛獣狩りに行こうよ」といったゲームを楽しみ、学年を超えた交流を深めました。最後には1年生から感謝の言葉が述べられ、温かい雰囲気の中で新しい仲間を歓迎します。 |
| 愛晃スポーツ大会 | 6月 | 愛晃会(晃華学園小学校の保護者会)が主催する「愛晃会スポーツ大会」は、親子が一つになれる恒例行事です。参加希望者の親子が16チームに分かれ、学年別のドッジボール試合で熱戦を繰り広げます。中高の広い体育館を会場に、先生方も参加して楽しみながら親睦を深める、活気あふれる大会となっています。 |
| 縦割り活動 | 7月 | 晃華学園小学校では学年を超えた交流が盛んで、9月以降の「縦割り宿泊活動」に向けて定期的に「縦割り活動」を実施しています。ドッジボールや工作などを通じて異学年が親睦を深める中で、助け合いの精神を日々の生活から自然に育んでいます。 |
| 八ヶ岳郊外学習(5・6年生) | 9月 | 5・6年生が八ヶ岳の自然の家に宿泊し、自炊やキャンプファイヤー、自然観察などを行う伝統的な行事です。単なる宿泊行事ではなく、数ヶ月前から工程の確認や自然環境の学習、ダンス練習、荷物のパッキングなどをグループ単位で進めます。学校生活で培った自主性と協調性の集大成であり、子どもたちの大きな成長を実感できる大切な機会となっています。 |
| レシテーションコンテスト | 11月 | 3年生から6年生の希望者児童が英語でスピーチを披露する大会。英語に親しみ学習を深める絶好の機会です。翌日の全校朝礼では、各学年の最優秀者が全児童の前でスピーチを行い、英語を通じた表現力と向上心を互いに高め合っています。 |
| クリスマスミサ | 12月 | 2学期の終業式とともに行われる、イエス・キリストの誕生をお祝いするミサです。今年一年を無事に過ごせたことへの感謝と、新しい年への希望を込めて祈りを捧げ、イエス様へ歌のプレゼントを贈ります。カトリック校ならではの、神聖で温かな雰囲気に包まれる大切な行事です。 |
| 音楽会(隔年) | 12月 | 晃華学園小学校の「音楽会」は、日頃の学習成果を披露する大切な舞台です。1〜4年生は美しい歌声を響かせる合唱を中心に、高学年は合奏にも挑戦し、仲間とリズムを合わせ一つの曲を創り上げる喜びを学びます。ここで培った合奏の経験が、次年度の入学式で新1年生を演奏で迎える伝統へと繋がっています。 |
| 6年生を送る会 | 3月 | 晃華学園小学校の「6年生を送る会」は、聖書の言葉「互いに愛し合いなさい」を体現する大規模な行事です。5年生が下級生を率いて2ヶ月以上かけて準備し、お世話になった6年生へ感謝を伝えます。出し物を通して「6年生の喜びを自分たちの喜び」と感じることで、5年生が最高学年になる準備を整える大切な場です。 |
まとめ:行事を通して見える晃華学園小学校の校風
晃華学園小学校で行われる一つひとつの行事は、単なるカレンダー上のイベントではなく、すべてが「人とともに人のために生きる」という全人教育の具現化です。
6年生の温かな合奏に迎えられる入学式、鼓笛隊の調べとともに己の限界に挑む運動会、そして静かな祈りの中で他者を想う宗教行事。
そのすべての瞬間に、学園の理想である聖母マリアのような「汚れのない心」と、社会を正しく照らす「輝く知性」を育むための教育的な意図が散りばめられています。
仲間と協力し、時には切磋琢磨しながら、他者の喜びを自分の喜びとする。こうした行事を通じた豊かな経験の積み重ねが、卒業生たちの揺るぎないアイデンティティとなり、社会へ羽ばたく際のかけがえのないコンパスとなるのです。
1.jpg)
























