横浜雙葉小学校の試験では、どんな問題が出ますか?
カトリックの精神に基づき、知性と品格を兼ね備えた女性の育成を目指す名門、横浜雙葉小学校。その入試は、神奈川県内だけでなく、都内の難関校との併願戦略においても重要な位置を占めています。
しかし、「横浜雙葉の試験内容は難しい」という声を耳にすることも少なくありません。
本記事では、過去の出題例をもとに、横浜雙葉小学校の入試で大切にされていると考えられる力を解説します。2027年度入試(2026年実施)の日程は、後半の見出しでご紹介します。過去問を活用した効果的な対策を知り、難関突破への道筋を明確にしましょう。
大切なのは、以下の3点です。
・出題分野から読み解く横浜雙葉小学校が求めるお嬢さま像
・実際にどんな問題が出ているか
・なぜ横浜雙葉小学校の入試は「応用力」が試される難関なのか?
横浜雙葉小学校の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
横浜雙葉小学校を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【横浜雙葉小学校】 出題分野から読み解く横浜雙葉小学校が求めるお嬢さま像
横浜雙葉小学校の2027年度入試は、公式の募集要項では「面接およびテスト」により選考すると案内されています。筆者が見聞きした範囲では、テストはペーパーテスト、指示制作、運動、行動観察といった多岐にわたる分野で行われてきており、単なる知識量ではなく、お嬢さまの総合的な力と品性が見られていると考えられます。学校は考査の中身を公表していないため、ここでは過去の出題例から、どのような資質が大切にされていると考えられるかを筆者の視点で整理します。
ペーパーテスト
ペーパーテストでは、過去の出題例として「言語」「数量」「規則性」「お話の記憶」「点図形」「鏡」など、幅広い分野が見られます。
これらの出題要素から読み取れるのは、単に早期教育で得た知識の有無ではなく、物事を多角的に捉える思考の柔軟性と、高い処理能力です。特に、過去に出題された図形や抽象的な概念を扱う問題では、指示を正確に理解し、論理的に答えを導き出す力が大切です。また、筆者が見聞きした範囲では枚数が多い年も見られたため、最後まで集中力を保てる持続力も大切だと考えられます。
指示制作・指示理解
指示制作(指示理解)の分野では、過去の出題例として、色塗り、切り貼り、シール貼りなどの具体的な作業が見られます。
ここでは、指示を一度で正確に聞き取る能力(聞く力)と、それを作業に落とし込む丁寧さと集中力が重要視されます。横浜雙葉小学校は、カトリックの教えに基づき、一つ一つの動作に品格と誠実さを求める学校です。筆者の見るところ、この制作の過程では、お嬢さまの精神的な成熟度や、課題に対して最後まで責任を持って取り組む姿勢が見られていると考えられます(評価の観点は学校から公表されていません)。
運動・行動観察
過去の出題例では、運動の課題に加え、行動観察として自由遊びや風船遊びなどを通じた集団行動の様子が見られてきました。
筆者の見るところ、これらの課題では、体育的な能力だけでなく、ルールを理解し守る規範意識、そして集団生活における周囲への配慮や協調性も見られていると考えられます。コーンを使った指示運動など、指示に従って機敏かつ正確に行動できるかも重要なポイントです。集団の中で、自分を主張するだけでなく、他者と協力し、円滑なコミュニケーションを図れる「雙葉の品格」を備えているかが試されます。
【横浜雙葉小学校】実際にどんな問題が出ているか
学校は考査の中身を公表していません。ここでは、出題分野ごとに何を答える形が見られたかを、過去の出題例として整理してご紹介します。年度によって設定は変わりますので、方向性をつかむための材料としてお読みください。
お話の記憶・言語|聞き取ったことを言葉で扱う
お話の記憶は、過去の出題例では、読み上げられた物語を聞いたあとで、誰が何を持っていたか、出来事がどの順番で起きたか、季節はいつだったかを思い出して答える形が中心でした。言語では、しりとりのようにつながる組み合わせを探す問題や、最初の音や最後の音が同じものを選ぶ問題、言葉の音の数をかぞえる問題が、過去の出題例として見られます。
数量・規則性|数えるだけで終わらない
数量は、数をかぞえて多い少ないを比べる問題から、いくつかに分ける問題、増えたり減ったりしたあとの数を答える問題まで幅があります。規則性は、並んでいるものの決まりを見つけ、空いているところに入るものを答える形です。
点図形・鏡|見たとおりに写す、頭の中で裏返す
点図形は、見本と同じ位置の点をたどって同じ形を写す問題です。線の始まりと終わりをそろえる正確さが問われます。鏡は、鏡に映したときにどう見えるかを頭の中で置きかえて選ぶ問題で、図形を裏返して考える力が試されます。
指示制作|一度の説明で作業に移れるか
指示制作では、色を塗る、はさみで切って貼る、シールを決められた場所に貼るといった作業を、口頭の説明だけを頼りに進めます。筆者の見るところ、作品の出来映えよりも、説明を最後まで聞いてから手を動かせるか、指示された順番を守れるかが大切だと考えられます。
運動・行動観察|合図で切り替えられるか
運動では、過去の出題例として、コーンなどの目印を使って、合図に合わせて走る・回る・止まるといった指示運動が見られます。行動観察は、過去の出題例では風船を使った遊びや自由遊びの中で行われ、筆者の見るところ、順番を守れるか、道具を独り占めしないか、うまくいかない友だちに声をかけられるかといった様子が見られていると考えられます。
【横浜雙葉小学校】なぜ横浜雙葉小学校の入試は「応用力」が試される難関なのか?
横浜雙葉小学校の入試が難しいと言われる理由は、その問題の難しさだけでなく、求められる能力の「複合性」にあります。ここからは、横浜雙葉小学校入試問題の難しさと、そこに秘められた、学校側が出題を通して本当に見たいと考える本質についてプロが解説していきます。
応用力が試される「複合問題」への対策
横浜雙葉小学校の過去の出題例を見ると、単一の知識を問う問題は少なく、複数の要素を組み合わせて考える複合的な問題が見られます。
例えば、「お話の記憶」で聞いた内容を、その後の「数量」や「言語」の問題に活用させるなど、知識を横断的に使いこなす応用力が試されます。
筆者は、ここに「知的好奇心」と「論理的思考力」を大切にする学校の姿勢が表れていると考えています(出題のねらいは学校から公表されていません)。過去問を解く際も、ただ正解するだけでなく、「なぜこの答えになるのか」という思考のプロセスを親子で確認することが重要です。
「速さと正確さ」を両立させる訓練法
筆者が見聞きした範囲では、横浜雙葉小学校のペーパーは、量に対して解答の制限時間が短い年が見られました。
そのため、高い集中力と処理の速さを両方身につけておくと、お嬢さまも安心して臨めます。過去問演習では、時間を厳密に測り、速さと正確さのバランスを意識して取り組みましょう。
最初は正確さを優先し、慣れてきたら時間を短縮するなど、段階的に負荷を上げる訓練が効果的です。この訓練を通じて、本番で焦らず実力を発揮できる精神的なタフさも養われます。
【横浜雙葉小学校】過去問を最大限に活用する戦略的学習計画
難関である横浜雙葉小学校の入試を突破するためには、過去問を単なる練習問題としてではなく、戦略的なツールとして活用する必要があります。ここからは、横浜雙葉小学校の過去問を効率よくそして最も効果的に活用する方法を、プロが詳しくご紹介します。
過去問に取り組む「適切な時期」と「回数」
横浜雙葉小学校の過去問に取り組み始める適切な時期は、基本的な学習を一通り終えた夏以降が目安です。
特に、横浜雙葉小学校を第一志望・熱望校としている場合、少なくとも3〜5年分の過去問に複数回(最低でも2回以上)取り組むことを推奨します。1回目は過去の出題例の把握と時間配分の確認に使い、2回目以降は本番と同じ緊張感を持って、徹底した時間管理のもとで実施しましょう。
過去問演習で見落としがちな「解答形式の訓練」
試験対策をしていると、どうしてもペーパーテストの対策に偏ってしまいますが、横浜雙葉小学校の過去問演習で見落としてはならないのが、「解答形式」そのものの訓練です。
特に、指示制作や運動・行動観察では、筆者の見るところ、ペーパーには現れない指示の聞き取りや集団の中での振る舞いが見られていると考えられます。
過去の出題例に見られる指示の形式を参考に、普段の生活や模擬試験を通じて、正確に指示を聞き、理解し、行動に移す練習を重ねましょう。
【横浜雙葉小学校】2027年度入試(2026年実施)の日程と選考の流れ
横浜雙葉小学校の2027年度入試(2026年秋実施)について、学校公式サイトの児童募集要項に書かれている内容を時系列でまとめます。出願はすでに締め切られています。
募集人員は第1学年約80名で、対象は2020年4月2日〜2021年4月1日に生まれた女児でした。受験料は25,000円です。
出願はインターネット出願のみで、Web出願が2026年7月31日(金)10時〜8月3日(月)12時、入学願書・志望理由書の郵送が8月18日(火)消印有効で、いずれも終了しました。
選考は「面接およびテスト」により行われます。面接は両親とお子さま本人が対象で、面接日時は出願登録後に各ご家庭へ知らされる形でした。お父様・お母様もそろって面接に臨むことになります。
試験日は2026年10月20日(火)と案内されています。受付は横浜雙葉学園講堂、試験は横浜雙葉小学校で行われ、受付時間などの詳細は出願後に各ご家庭へ知らされる形です。
合格発表は10月22日(木)10時に、学校ホームページから合格発表サイトにログインして確認する形と案内されていました(2026年10月24日の時点で、発表日は過ぎています)。入学手続は、入学金の納入が10月22日(木)10時〜10月26日(月)12時、施設設備資金の納入が11月4日(水)12時までと案内されています。
なお、テストや面接の具体的な内容は、公式の募集要項には示されていません。
最新は募集要項でご確認ください。
【横浜雙葉小学校】家庭でできる確認(筆者の教材より)
横浜雙葉小学校の2027年度入試は、公式の募集要項では「面接およびテスト」により選考すると案内されており、面接は両親とお子さま本人が対象です。筆者が見聞きした範囲では、テストはペーパーテスト、指示制作、運動・行動観察で行われ、面接では親子で課題に取り組む場面もありました。筆者の教材『受験対策チェックリスト』(6分野)から関係の深い4分野を選びました。できていない項目は受験をあきらめる材料ではなく、今の力と、これから身につける力を見るためのものです。
ペーパー
- お話を聞いたあと、内容や登場人物を思い出して話せる
- 数の多い・少ない、合わせていくつ、といった数の考え方がわかる
- 問題のルールや「何を聞かれているか」を理解してから取りかかれる
- 絵や写真を30秒ほど見て、何があったかを覚えていられる
- 季節の花・虫・食べ物を、季節ごとに分けて言える
巧緻性(指示制作)
- はさみとのりを正しく使える
- 塗り込みや貼り付けを、はみ出さないよう丁寧に仕上げられる
- 使ったキャップを戻し、出たゴミを一か所に集められる
- 固結びと蝶々結びができる
運動・行動観察
- 静かに話を聞き、合図で動き出したり止まったりできる
- 他のお子さまの番も、正しい姿勢で静かに待てる
- スキップやケンケンができる
- 周りのお友だちに気を配りながら、仲良く遊べる
面接
- 「です・ます」をつけて、ていねいな言葉で答えられる
- 相手の目を見て、はきはきと適度な声で話せる
- 自分の言葉で思いや考えを伝えられる
- 親子で取り組む場面でも、親の顔を見て助けを求めずに自分で考えようとする
進め方は、できている項目に印をつけ、そこから一つずつ増やすのがおすすめです。結び方や片づけは着替えや工作で、合図で止まる練習は公園遊びでと、生活の中に組み込むと無理なく続きます。
ご家庭に合わせた進め方を一緒に組み立てたい方は、家庭学習サポートもご覧ください。
まとめ:横浜雙葉小学校が求める品格を実現することが合格の鍵に!
横浜雙葉小学校の入試は、単に知識や技術の優劣を測る場ではありません。その目的は、「雙葉の品格」を持ち、学校の伝統とカトリックの価値観を大切にしてくれる未来の児童、そしてそのご家族を見つけるための大切なプロセスです。
横浜雙葉小学校の試験内容が難しいと感じるのは、知識の暗記ではなく、知恵や常識、そして他者への配慮や協調性といった、全人的な能力が問われているからです。
横浜雙葉小学校の過去問対策を通じて、お嬢さまの「できること」(学力)を伸ばすだけでなく、学習に取り組む姿勢、指示を聞く態度、お友だちとの接し方といった「心のあり方」を見直すことが重要です。この「品格」を磨き、横浜雙葉小学校が求める理想の児童像に近づいていくことが、合格への確かな道となります。
本記事を読んで、それでも「こんな難問、うちの子に解けるようになるのだろうか」「合格は不可能なのかな」と不安になったり、悩みを抱えてしまうのは当然のことです。横浜雙葉小学校のような難関校を目指す過程で、孤独に不安を抱え込む必要はありません。
お受験のプロである私が、各校に特化した知見を持ち、また各ご家庭の状況に合わせた最適なサポートを行う家庭学習サポートサービスをご提供しています。
横浜雙葉小学校合格をこの手に近づけるための、具体的で実りのある準備をプロの視点からサポートいたします。
不安や悩みを抱え込まず、できることは上手にアウトソーシングして、楽しく実りのある受験準備を進めましょう。応援していますよ!
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過去の出題例と対策(2026年度入試まで)
横浜雙葉でまず意識したいのは、過去の出題例に見られる、1枚の絵の中に数量・常識など複数の要素が盛り込まれる出題スタイルです。1つの場面から次々に条件を聞き取って答える形が見られ、聞き取る力が大切です(「全部に丸」など個数を言わない問題も過去の出題例として見られます)。
推理思考では、過去の出題例として四方図(四方からの観察)と変化(ブラックボックス)が見られ、対策しておくと安心な分野です。しりとりなどの言語も、過去の出題例として見られます。さらに、面接は公式の募集要項で両親とお子さま本人が対象と案内されており、筆者が見聞きした範囲では、親子一緒にゲームや課題に取り組む場面もありました。お子さまだけでなく、ご家庭としての関わり方も準備しておくと安心です。
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