まずはここから!初めての受験に備える
小学校受験を知り尽くしたプロが教える「小学校受験の教科書」
Amazon Kindle 幼児教育カテゴリー No.1 獲得しました!

【2025.03.31 メディア掲載】

ベネッセ教育総合研究所様のWEBメディア「ベネッセ教育情報」に取材いただいた「願書における家庭教育方針の書き方と記入例」が掲載されました。
記事を読むメディア掲載一覧
聖心女子学院初等科

【聖心女子学院初等科】給食がない?学童は?共働き保護者の本音とは

【聖心女子学院初等科】給食がない?学童は?共働き保護者の本音とは

うみ塾長
うみ塾長

創立以来、知性と感性、そして思いやりの心を育む教育を大切にしており、伝統と気品に満ちた校風が根づく聖心女子学院初等科。

 

そんな聖心女子学院初等科に関して、「給食は本当にないの?」「毎日お弁当を用意するのは大変そう…」「学童保育が始まったという話は本当?」といった声が、共働き家庭を中心に寄せられています。

 

【聖心女子学院初等科】お昼ごはん事情は

聖心女子学院初等科に通うお嬢さま方は、どのような昼食時間を送っているのでしょうか?ランチタイム事情や、保護者の負担を軽減するサポート、そして子どもたちの心を育てる食育的な取り組みについてご紹介します。

基本は週5日お弁当

聖心女子学院初等科では、原則として毎日ご家庭からのお弁当を持参するスタイルが続いています。保温設備のあるランチルームなどは設けられていないため、お弁当は常温で食べる前提となっており、日々の食材選びや詰め方に配慮されている保護者の方も多いようです。

 

朝の忙しい時間にお弁当を準備するのは決して楽ではありませんが、「お嬢さまがふたを開けたときに笑顔になるように」と工夫を凝らす方も少なくありません。

 

ハンカチを添えたり、季節感のある副菜を入れたりと、家庭のぬくもりがそのまま詰め込まれたお弁当は、お昼の時間にご家庭と心がつながる大切な時間にもなっています。

 

お嬢さま方は、感謝の気持ちをもっていただくことを大切にしています。お弁当の時間は、栄養だけでなく、愛情や思いやりを感じる食育の時間でもあるのです。

 

忙しいご家庭を支える「注文弁当」も

とはいえ、日々の仕事や育児、介護などでお弁当作りが難しい日もあります。そんな保護者をサポートするため、聖心女子学院初等科では「注文弁当」の導入が始まりました。希望する日だけ注文できる形式で、月ごとに申込を行うシステムです。

 

季節の野菜や旬の食材を取り入れ、できる限り国産・無添加の食材が使われているのも安心材料のひとつです。

 

温かいまま届けられるわけではありませんが、衛生面への配慮が徹底されており、保護者からの信頼も厚いです。

 

突然の体調不良や朝のトラブルでお弁当が用意できない場合も、前日までに申し込んでおけば安心できる選択肢となるため、共働き家庭やワンオペ育児中の保護者から特に高く評価されています。

年に3度の「ハイチデー」で食育と国際理解を

聖心女子学院初等科では、年に3回「ハイチデー」と呼ばれる特別な取り組みが行われています。

 

この日は、子どもたちが普段のおかずの代わりにおにぎりだけのお弁当にし、その分のお金やおやつ代を募金として集めます。その募金は、ハイチをはじめとする世界の困難な状況にある子どもたちへと届けられます。

 

学校では実際にハイチ大使を招いて現地の暮らしや文化について学ぶ機会もあり、学校に通えない子どもや三食きちんと食べられない家庭の話を聞き、子どもたちの目線にも少しずつ変化が生まれています。

 

こうした体験を通じて、単なる食育にとどまらず、「世界に目を向け、自分たちにできることを考える」姿勢が養われているのです。ハイチデーの募金活動は、お嬢さまたちにとって思いやりや行動力を育てる大切な学びの一環となっています。

 

【聖心女子学院初等科 】受験ガイド全18記事でプロが徹底解説!
【聖心女子学院初等科 】受験ガイド全18記事でプロが徹底解説! 【入試・試験内容・不合格の傾向】 聖心女子学院初等科の入試内容を徹底解説|2026年度の試験概要と...

 

【聖心女子学院初等科】学童はあるの?放課後の過ごし方

聖心女子学院初等科に対しては、共働き家庭を中心に「放課後の過ごし方は?」「学校に学童保育はあるの?」といった疑問が寄せられることも。ここからは、聖心女子学院初等科の放課後事情と、学校併設のアフタースクールについて詳しくご紹介します。

 

2016年度より学校併設学童が開始

聖心女子学院初等科では、2016年度より校内に学童保育機能を持つ「ジョアニークラブ」が設けられています。これは、学校の建学の理念である「社会に貢献する女性の育成」に基づき、仕事や家庭の両立に取り組む保護者を支援する目的でスタートしたものです。

 

ジョアニークラブは、放課後に安心して過ごせる居場所としてだけでなく、お嬢さまたちが静かな環境の中で読書や宿題に取り組めるよう配慮された空間となっています。単なる“預かり”ではなく、聖心ならではの落ち着いた雰囲気の中で、生活習慣や自立心を育む時間を過ごすことができます。

 

また、保護者とのコミュニケーションも大切にされており、放課後の過ごし方や一日の様子を共有する仕組みも整っています。親子のつながりを意識した運営がなされており、放課後も学校の教育方針に沿った「育ちの時間」として位置づけられています。

 

対象1〜6年生
実施日時授業のある日:授業後の放課後~18時30分

長期休暇など授業のない日:8時30分~18時30分

*8月中旬、年末年始、11月1日は開室しません。

お預かり料金
(2024年4月)
利用料30分550円
入会金1~2年生 33,000円

3~4年生 22,000円

5~6年生 11,000円

システム登録料11,000円
おやつ(該当者のみ)165円/1食
随伴(希望者のみ)385円/1回
システム料(利用者のみ)198円/1か月
下校17:00までの退室

児童一人での下校が可能です。それ以降は中学生以上の方のお迎えが必要となります。

17:45退室

白金台駅(18:05着)までスタッフが随伴します。

運営特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクール
実施プログラム例コント・朗読劇(脚本家による)/いけばな/チョークアート/スポーツ鬼ごっこ/バスケットボール/けん玉/コマ回し/レジンアクセサリー作り/日舞(日本舞踊家による)/ジオラマ作り/インプロ/科学実験/クリスマスリース作り/しめ縄作り/ハーバリウム作り/落語・漫才(落語家による)

聖心生の放課後の過ごし方は

聖心女子学院初等科に通うお嬢さまたちは、放課後の時間もとても充実しています。学童を利用しないお嬢さまは、一度帰宅した後、習い事やおうちで過ごすなどして時間を過ごしているそうです。

 

習い事の内容は多種多様で、英語・公文などの学習系から、ピアノ・バレエ・フィギュアスケート・乗馬・茶道・華道といった芸術や伝統文化系まで、幅広いジャンルが選ばれています。近年では、ダンスやドラム、チアリーディングといった現代的な習い事に取り組むお嬢さまも増えており、それぞれの個性や興味に応じた活動が尊重されていることがわかります。

 

【聖心女子学院初等科】共働き、働くお母さまはいるの?学校との関わり具合は

では実際に、フルタイムやパートタイムで働くお母さま方は、どのように学校との関わりを持ち、日々の生活を両立されているのでしょうか?

 

ここからは、聖心女子学院初等科における「働く母」のリアルを詳しくご紹介していきます。

 

【聖心女子学院初等科】共働き、働くお母さまはいるの?学校との関わり具合は

まずは、実際に聖心女子学院初等科にお嬢さまを通わせている保護者の声や口コミをもとに、共働き家庭の実情や、学校との関わり方について見ていきましょう。

 

保護者の集まりや会合、イベントが多いため、仕事や家庭と都合をつける大変さがあります。

(引用:https://ojuken-talk.jp/elementary-school/review/315/)

 

卒業までに一回は母の会(PTA)に参加しなくてはいけません。

(引用:https://www.minkou.jp/primary/school/review/31300/

 

保育園卒、両親ともに会社員フルタイムいらっしゃいますよ。学校行事に参加できて、保護者会に出られれば問題ないのでは?

(引用:https://www.inter-edu.com/forum/read.php?314,5946677

 

▶学校のリアルな口コミについて詳しくはこちら

https://docs.google.com/document/d/1-3FPZqrcC6e8qpcyiffYx2pFMIBH-i_dEPQSG_jer50/edit?tab=t.0

 

このように、聖心女子学院初等科にも、共働きのご家庭やお仕事をされているお母さま方が数多くいらっしゃいます。

 

学校側もそうした家庭の状況を理解し、学童や注文弁当などのサポート体制を整えていますが、一方で、学校行事やイベント、母の会(いわゆるPTA活動に近い保護者組織)への参加など、保護者が学校へ足を運ぶ機会は決して少なくありません。

 

そのため、ご家庭によっては、夫婦でスケジュールを調整して役割分担をしたり、祖父母の協力を得ながら対応しているケースも多く見られます。また、フレックスタイム制度の活用や在宅勤務など、働き方に柔軟性を持たせる工夫も求められる場面があるでしょう。

 

仕事と学校生活の両立は簡単ではありませんが、周囲と協力し合いながらお嬢さまの成長を支えるといった姿が、聖心生のご家庭には多く見られます。

 

まとめ:共働き、働くお母さまもたくさん!けれど工夫が必要

聖心女子学院初等科には、実際に共働きのご家庭やお仕事をされているお母さまも多く在籍しています。

 

ただし、学校行事や母の会活動など、保護者が関わる場面が一定数あることから、無理のない関わり方を実現するためには、ご家庭ごとの工夫やサポート体制の整備が欠かせません。

 

受験対策に集中する時期だからこそ、「合格後、今の働き方やライフスタイルでやっていけるか?」という視点を持っておくことも大切です。

 

入学後の生活を見据えた準備を同時進行で進めておくことで、入学後の安心感がぐっと高まります。ご家庭に合ったスタイルを早めに見つけて、万全の体制で受験に臨んでいきましょう。

 

藤川海美 (ふじかわ うみ)
うみ塾長
お受験教室代表。
願書作成や面接対策、受験指導など小学校受験のことなら何でもお任せ!
願書作成97%、面接レッスン93%、受験指導100%
など驚異の合格実績を誇る。

株式会社Bright Future Family 代表取締役。 元お受験幼稚園の面接官として、数多くの願書を審査し、親御様やお子様の面接を担当。長年の経験を活かし、小学校受験指導に従事。
自らも我が子の小学校受験を経験し、親の立場から見た受験の厳しさを理解。親子が第一志望校に合格するためのサポートを使命とし、命をかけて指導に取り組む。
教育者としての経験と親としての視点を融合させた指導が特徴。
\ Follow me /
うみ塾長のYoutube
error: Content is protected !!