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【2025.03.31 メディア掲載】

ベネッセ教育総合研究所様のWEBメディア「ベネッセ教育情報」に取材いただいた「願書における家庭教育方針の書き方と記入例」が掲載されました。
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聖心女子学院初等科

【聖心女子学院初等科】入学式の雰囲気は?みこころ祭など人気行事も徹底解説!

【聖心女子学院初等科】入学式の雰囲気は?みこころ祭など人気行事も徹底解説!

うみ塾長
うみ塾長

港区白金の落ち着いた住宅街に佇む聖心女子学院初等科は、キリスト教の教えに基づく温かな教育方針と、格式ある伝統行事で知られています。

 

中でも、聖心女子学院初等科生活初めての一歩となる入学式は、厳かな中にもあたたかさが漂う特別なセレモニー。お嬢さまのこれからの学校生活の幕開けにふさわしい、心に残る一日です。

 

そんな聖心女子学院初等科の入学式は、どのような雰囲気の中で行われるのでしょうか。当日のスケジュールや服装のマナー、保護者として心がけたい点などを詳しくご紹介します。

 

また、入学後の学校生活を彩る年間行事についても、受験を志す皆さまが気になるポイントを踏まえながら、あわせてお伝えしていきます。

 

【聖心女子学院初等科】入学式の日程と概要は?

春の訪れとともに、新しい生活がはじまる聖心女子学院初等科。入学式は、その第一歩を祝う大切な行事です。ここでは、2025年度の入学式の日程と、当日のあたたかな様子を詳しくご紹介します。

 

入学式の日程について

聖心女子学院初等科の入学式は、毎年4月上旬に行われています。2025年度は、春の花々が咲き誇る4月9日に開催されました。ちょうど桜が満開を迎える時期で、白金の住宅街を彩る淡いピンクが、式の日をより一層華やかに演出します。

 

朝の登校時間、まだ少し大きな制服に身を包んだお嬢さまが、ご両親と手をつないで学校へ向かう姿は、この日の風物詩ともいえる光景です。咲き誇る桜の下、校門で家族写真を撮る姿も多く見られ、保護者にとっては感慨深いひとときとなります。

 

「今日から、この学校で学んでいくんだね」

そんな親子のささやかな会話の中に、希望と緊張が入り混じった、新生活のはじまりが感じられます。

 

入学式当日の様子

式典は、学院の礼拝堂や講堂で厳かに、そしてあたたかく行われます。開始の鐘が鳴ると、新入生たちは保護者に見守られながらゆっくりと入場。緊張で表情が硬くなっていたお嬢さま方に、最初に届けられるのは2年生からの“歌のプレゼント”です。

 

「ようこそ、わたしたちの学校へ」

その優しいハーモニーが空間に響くと、自然と笑顔がこぼれ、会場の空気がふんわりとやわらかくなります。先輩の姿は、お嬢さまにとって初めて出会う“あこがれ”でもあり、その歌は「これからの学校生活も大丈夫だよ」とそっと背中を押してくれる存在でもあります。

 

式の最後には、校長先生からの言葉や、これから始まる日々への期待が語られます。「明日もまた、笑顔で来てくれますように」。そんな願いとともに、聖心女子学院初等科での第一日目が、ゆったりとした時間の中で幕を閉じていきます。

 

お嬢さまにとってはもちろん、ご家庭にとっても、一生の記憶に残る大切な一日。それが、聖心女子学院初等科の入学式です。

 

【聖心女子学院初等科】入学式の持ち物・服装

聖心女子学院初等科の入学式は、お嬢さまにとって「初めて制服に袖を通して登校する特別な日」です。当日は写真撮影の機会も多く、先生方や在校生・保護者とのご挨拶も交わされるため、服装や持ち物には細やかな心配りが求められます。

 

お嬢さまの服装:清楚な制服姿で、はじまりの一歩を

入学式には、指定の制服を着用して出席します。聖心女子学院初等科の制服は、伝統と気品が感じられるデザインで、新入生の初々しさを一層引き立ててくれます。

 

ただし、入学式当日はまだ制服や靴に慣れていないお嬢さまも多いもの。歩きにくさや着心地が気になることもあるため、数日前から何度か試着し、慣れておくと安心です。特に新しいローファーは硬さがあるため、少し歩く練習をしておくと本番で焦ることがありません。

 

髪型も大切なポイントです。名前を呼ばれて返事をする場面では、全校生徒や保護者の前に立つことになります。髪の長いお嬢さまは、編み込みや三つ編みで顔まわりをすっきりと整えると、清潔感がありおすすめです。

 

保護者の服装と持ち物:フォーマルの中に品のよさを添えて

保護者の方は、お母さま・お父さま共に「お受験スタイル」の装いが基本です。ダークカラーのスーツに、白や淡い色のブラウスを合わせたセミフォーマルな服装が一般的ですが、入学式という晴れの日には、パールのアクセサリーやコサージュなどで華やかさを添える方も多く見られます。

 

お父さまも、ネクタイに合わせてポケットチーフやカフスボタンを身につけるなど、控えめながらもお祝いの場にふさわしい装いを意識するとよいでしょう。

 

持ち物としては、配布物を持ち帰るための大きめのサブバッグ、室内履き(スリッパ)、筆記用具、カメラなどが必要です。

 

学校から送られてくる案内に「保護者証」や「名札」の持参が求められていることもあるため、事前にチェックを忘れずに。小さなお子さまを連れての参加の場合は、ハンカチやティッシュも持たせておくと安心です。

 

新しい生活の門出となる入学式は、緊張と期待が入り混じる一日。しっかり準備を整えておくことで、当日は心穏やかに、お嬢さまの姿を見守ることができるはずです。どうぞ、この日がご家族にとっても忘れられない、あたたかな思い出となりますように。

 

持ち物チェックリスト

お嬢さま用
礼服一式(上着・シャツ・スカート・靴下/・靴下)
ハンカチ・ティッシュ
防寒具(肌寒い日や雨の日は必要)
予備のハンカチや靴下(万が一の汚れに備えて)

 

親御さま用
お受験スーツ、フォーマルスーツまたはワンピース(母親)
お受験スーツ、ダークスーツとネクタイ(父親)
スリッパ(校内用)
サブバッグ(配布物や資料を収納)
カメラ・スマートフォン(記録用)
筆記用具(配布資料へのメモ用)
ハンカチ・ティッシュ
保護者証・名札(学校からの指定がある場合)
替えのストッキング(母親、予備として)
替えマスク(必要に応じて)
飲み物(長時間の待機がある場合)
小さめの折りたたみ傘(天候不安の場合)・防寒具(ストールなど)

入学式の注意点

 

聖心女子学院初等科の入学式は、ご家族にとっても特別な一日。だからこそ、当日を心から気持ちよく過ごすためには、いくつかの大切なポイントを事前に確認しておくことが大切です。

 

まず気をつけたいのは、写真撮影に関するマナーです。入学式当日は、つい記念にとカメラを構えたくなる場面が多くありますが、式典中の撮影には制限が設けられている場合も。写真を撮っていいタイミングや場所については、学校からの案内にきちんと目を通し、指示に沿った行動を心がけましょう。

 

また、式典の前後には、保護者同士で会話が盛り上がる場面も見られます。しかし、入学式はあくまでも厳かなセレモニー。会場では周囲への配慮を忘れず、スマートフォンの電源は必ずオフにしておきましょう。ひとりひとりの小さな気遣いが、式全体の品格を保つことにつながります。

 

なによりも大切なのは、この日が、お嬢さまにとって人生の大きな一歩となることを忘れないこと。落ち着いて、温かな気持ちでその瞬間を見守ることが、何よりの“準備”となります。細やかな配慮が、ご家族にとっても、思い出に残るすてきな入学式を形づくってくれるはずです。

 

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【聖心女子学院初等科】運動会・卒業式・その他の学校行事

聖心女子学院初等科では、入学式をきっかけに、お嬢さまたちはさまざまな行事を通じて大きく成長していきます。キリスト教に根ざした行事のほか、四季折々の体験や、仲間と力を合わせて取り組む催しも多く、どれもが日々の学びを豊かに彩るものばかりです。

 

この章では、数ある年間行事の中でも、特に印象深いものをご紹介していきます。それぞれの行事が、お嬢さまたちの心にどのような足跡を残していくのか、学校の雰囲気とあわせて見ていきましょう。

運動会

聖心女子学院初等科の運動会は5月、創立者マグダレナ・ソフィア・バラの誕生日にあわせて開催されます。お嬢さまたちは競技や演技、係活動に全力で取り組み、「感謝を込めてマザー・バラに捧げる」一日として位置づけられています。

 

得点競技では紅白に分かれて熱戦が繰り広げられ、観客席にも自然と熱がこもります。勝敗だけでなく、仲間と助け合いながら一丸となって取り組む姿勢が、運動会全体を温かく包み込みます。

 

4年生以上になると、プログラム進行や道具の準備といった係を担当します。小さな妹たちを支えるお姉さんの姿は、縦のつながりが息づく学院らしさを象徴しています。

 

みこころ祭

みこころ祭は聖心女子学院中等科・高等科による文化祭で、学院全体の創造力とチームワークが結集する行事です。2024年度は10月に2日間にわたり開催され、コロナ禍以来5年ぶりの通常開催となりました。

 

生徒たちは半年以上の準備を経て、展示や公演、部活動の発表などを通して日頃の努力を披露。テーマ「月華」の名の通り、一人ひとりが美しく輝く2日間となりました。

 

みこころ祭は例年、一般公開も行われており、学校の雰囲気を肌で感じたい受験希望者のご家庭にもおすすめの行事です。

 

学習発表会

聖心女子学院初等科では、隔年で「舞台発表」と「展示発表」が交互に実施される学習発表会が行われています。2025年度は舞台発表の年で、全体は二部制、各時間帯で3学年ずつの発表が披露されます。

 

前日には「児童観覧日」が設けられ、お嬢さまたち同士が互いの発表を見合う時間が用意されています。この日は受験生家庭向けに「特別観覧」として公開されており、本番とは異なる自然な雰囲気の中で、児童たちの表情や学校の空気感に触れられる貴重な機会です。

 

卒業式

卒業式は3月中旬、春のやわらかな日差しの中で行われます。式には在校生を代表して5年生が参列し、退場時には合奏で6年生を送り出します。コロナ禍で中断されていたこの伝統も、近年ようやく復活しました。

 

卒業証書は一人ひとりに丁寧に授与され、壇上に立つお嬢さまの姿に入学当初の面影を重ねる保護者の姿も見られます。学院らしい落ち着きと祈りに満ちた式典は、未来への静かな門出となるでしょう。

 

まとめ:聖心女子学院初等科の行事から伝わるもの

聖心女子学院初等科の行事は、日常の延長にある「学びの場」として、児童の心の成長を支えています。入学式に始まり、学年を越えた関わりや表現の機会、そして旅立ちの日まで、一つひとつが丁寧に積み重ねられています。

 

こうした行事に向き合う在校生や先生方の姿には、学校が大切にしている想いや教育観がにじみ出ています。聖心女子学院初等科への入学を目指すのであれば、行事を通じて見えてくるそうした願いや考えに心を寄せることで、より一歩、学校理解を深めることにつながるでしょう。

藤川海美 (ふじかわ うみ)
うみ塾長
お受験教室代表。
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株式会社Bright Future Family 代表取締役。 元お受験幼稚園の面接官として、数多くの願書を審査し、親御様やお子様の面接を担当。長年の経験を活かし、小学校受験指導に従事。
自らも我が子の小学校受験を経験し、親の立場から見た受験の厳しさを理解。親子が第一志望校に合格するためのサポートを使命とし、命をかけて指導に取り組む。
教育者としての経験と親としての視点を融合させた指導が特徴。
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