この学校に受かるのは、どんなお子さまですか?
お子さま「らしさ」を大切に育てたい。
成城学園初等学校を志望されるご家庭の多くが、そんな想いをお持ちではないでしょうか。幼稚園から大学まで続く一貫校で、自然豊かな環境に恵まれた成城学園は、子どもだけでなく保護者や教員も一緒に育ち合う「三位一体」の教育を大切にしています。
ここで学ぶ「成城っ子」は、特別な知識だけでなく、自分らしい自然体の姿を大切にしながら、安心してのびのび成長しています。
今回は、そんな成城っ子にふさわしいお子さまの特徴を、小学校受験のプロが解説いたします。
大切なのは、以下の3点です。
・受かる子の特徴
・受かる子になるためにご家庭でできること
・学校が公式に書いている「入学前に求める子どもの姿」
小学校受験の個別相談、家庭学習サポート、願書作成、面接対策を行う筆者が詳しく解説していきます。
小学校受験を受験される方は、ぜひ参考にしてくださいね!
【成城学園初等学校】受かる子の特徴
成城学園初等学校の「自由」は、お子さまの主体性があってこそです。
では、そんな成城学園初等学校に受かる子は一体どんなお子さまなのでしょうか。
好奇心と探求心を持つお子さま
成城学園初等学校が求めるのは、ただ知識を覚えるだけのお子さまではありません。大切にされるのは「どうしてだろう?」「もっと知りたい」という気持ちです。
たとえばお散歩や外遊びの時間に、木や花、虫を見つけたときに、「この葉っぱ、どうしてこんな形なんだろう?」と疑問を持ち、それをお話しできるお子さまは、とても成城学園らしいと言えます。
また、劇や舞、映像など、他校にはない授業を行う成城学園では、自分の表現を楽しめるお子さまも魅力的です。自由に発想を広げ、「やってみたい!」と挑戦できる姿勢が学校にぴったりです。
自分の気持ちを言葉にできるお子さま
成城学園初等学校の入試では、お子さま自身に質問をする場面が多いのも特徴です。「好きな遊びは何ですか?」「どんなことが楽しいですか?」と聞かれたとき、ただ「サッカーです」と答えるだけでは少し物足りません。
「サッカーのどんなところが好きなのか」「いつ楽しいと感じるのか」など、自分の気持ちを自分の言葉で伝えられるお子さまは、面接官の印象に強く残ります。
言葉が上手である必要はありません。大事なのは、自分の心にあることを、相手に伝えたいと思う気持ちです。その誠実さが、先生方にしっかりと届きます。
周りの人を思いやり、自主的に動けるお子さま
成城学園初等学校では「自由」と「協調」の両方が大切にされています。自由な発想で動くお子さまも、周りのことを気にかけられるかどうかがポイントです。
行動観察の中では、グループでの工作や話し合いの場面が多くあります。そんなとき、「これ、一緒に使う?」「手伝おうか?」と周りに声をかけられるお子さまや、譲り合ったり相談したりできるお子さまは、とても評価が高いです。
また、異年齢の交流も盛んな学校なので、小さなお子さまを気遣う様子や、お兄さんお姉さんに憧れて頑張る気持ちを素直に出せるお子さまも、成城学園にぴったりです。
【成城学園初等学校】受かる子になるためにご家庭でできること
成城学園初等学校に受かる子になるためには、日々の暮らしの中での積み重ねが欠かせません。では、ご家庭ではどのような取り組みを行えばよいのでしょうか。
「どうして?」を一緒に楽しみましょう
成城学園初等学校が大切にしているのは、考えることを楽しむお子さまです。日々の生活の中で、お子さまが「なんでこうなるんだろう?」と思ったとき、すぐ答えを教えるのではなく、「どう思う?」と一緒に考えてみてください。
例えば、道で見かけた葉っぱや雲の形、テレビのニュースなど、どんなことでもかまいません。「なんで?」「どうして?」を楽しむ習慣が、自然と探求心を育みます。
お話しをする機会をたくさん持ちましょう
面接で問われるのは、お子さま自身が自分の気持ちを言葉にできるかどうかです。日常の中で、
「今日はどんなことが楽しかった?」
「それはどうして?」
とお子さまに問いかけ、会話を深めていくことが大切です。「楽しかった」だけで終わらず、「どんなところが楽しかった?」と聞いてあげると、お子さまは自分の考えを整理し、伝える力を伸ばしていけますよ。
小さなお約束を守る経験を重ねましょう
成城学園初等学校の「自由」は、しっかりとした規律の上に成り立っています。ご家庭でも、小さな約束を守る経験を積むことが大きな助けになります。
例えば、
「遊んだおもちゃは自分で片付ける」
「明日の準備は自分でしてみる」
など、簡単なことで構いません。そして、「どうしたらもっと上手にできると思う?」とお子さまに聞いてみるのも良い練習です。
自分で考えて行動し、その上で周りと調和できるお子さまは、成城学園で大きく成長できるでしょう。
学校が公式に書いている「入学前に求める子どもの姿」
受かる子の特徴を考えるとき、いちばん確かな手がかりは学校自身の言葉です。成城学園初等学校の公式サイトの入試案内には、入学試験の基本方針として、学校生活で必要となる資質・能力と、入学前の親子の豊かな関わりの中で育まれる力を測定する問題づくりを行う、という考え方が示されています。あわせて、入学前に求める子どもの姿として、自然や身の回りのさまざまなことに興味を示し、素直に感動できる、個性豊かな「子どもらしい子ども」という表現が使われ、愛情に包まれた育ちを大切にしている旨が記されています。
ここで注目したいのは、「入学前の親子の豊かな関わりの中で育まれる力」という言い方です。教室での訓練だけで身につくものではなく、家庭で過ごす時間の質が問われているという読み方ができます。特別な体験を用意する必要はありません。散歩の途中で見つけたものに驚いたり、季節の変化に気づいたりする日常の積み重ねが、そのまま学校の求める姿につながっています。
特色ある活動から逆算する、家庭で育てておきたい力
入学後にどのような時間を過ごすのかを知っておくと、家庭で意識したいことも見えてきます。公式サイトの特色ある活動のページでは、他校には見られない特設教科として「遊び」「散歩」「つながり」「劇」「映像」「舞踊」等が挙げられています。5・6年生が各自の希望で部を選ぶ選択授業「特別研究」には文化部と運動部があり、好きなことに取り組むことで達成感と自信が身につくと説明されています。
そのほか、夏の高学年希望児童によるオーストラリアホームステイに向けて日常英会話の練習やオーストラリアの自然や文化についての調べ学習などを行う「コアラタイム」、クラスの時間(自治活動)と総合活動の時間で構成される「城の時間」、1〜6年生がユニットを構成して年間を通じて活動する異学年交流の「つながり」、校外に出かけて見学・体験学習を行う「クラスデー」が紹介されています。クラスデーの実践例としては、飯盒炊さん、博物館見学、農業体験などが挙げられています。
表現する活動と、異なる年齢の子どもと関わる活動が、正課のなかにしっかり位置づけられていることが分かります。家庭では、自分の思ったことを言葉やからだで表す機会をつくること、年齢の違う子と過ごす場面を大切にすることが、そのまま準備につながっていきます。公式サイトの一日の流れのページによると、清掃も異年齢で編成された「つながりユニット」で行うと紹介されています。
2027年度の募集要項が示す日程と、当日までの過ごし方
準備の見通しを立てるために、公式の日程も確認しておきましょう。2027年度の児童募集要項によると、募集人員は男子約34名、女子約34名です。Web出願の受付は9月8日(火)10時から10月4日(日)16時まで、書類の郵送は10月1日(木)から10月4日(日)の消印有効とされています。試験は、面接・考査①が男子11月7日(土)・女子11月8日(日)、考査②が男子11月9日(月)・女子11月10日(火)で、受験児は両日の来校が必須と示されています。合格発表は11月12日(木)8時のWeb発表です。
考査が2日間にわたるということは、初日の様子だけで結果が決まるわけではないということでもあります。一日目に思うようにいかなくても、二日目があります。お子さんに向けて必要以上に結果を意識させず、いつもの生活のリズムを保つことが、本番での落ち着きにつながります。
また、公式サイトによると、学校説明会や授業見学・公開行事の案内も掲載されています。学校の空気にふれる機会があれば、親子で足を運んでみてください。日程や募集人員は年度によって変わりますので、最新は学校の募集要項でご確認ください。
【成城学園初等学校】受かる子の特徴をプロが解説まとめ
成城学園初等学校が求めるのは、色々なことに興味を持ち、自分の気持ちをお話しできるお子さま。そして、周りの人を思いやりながら、自分らしく行動できるお子さまです。こうした力は、特別な準備をするよりも、日々の暮らしの中で自然に育まれていくものです。どうぞ焦らず、お子さまの「らしさ」を大切にしながら、楽しく毎日を過ごしてくださいね。
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