ママ
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夏休みになると、生活リズムがぐちゃぐちゃになってしまいます。長い休みをどう過ごせばいいのか悩んでいます。
うみ塾長
うみ塾長
長期休みは、起きる・寝る・食べるの大きな柱だけ残しておけば大丈夫です。時間にゆとりがある分、ふだんできないお仕事に挑戦するチャンスでもありますよ。

夏休みや年末年始などの長期休みは、楽しみな一方で、生活リズムが崩れやすい時期でもありますよね。この記事では、元幼稚園受験面接官のうみ塾長が、モンテッソーリの考え方を取り入れた長期休みの過ごし方をお伝えします。

崩さないでおきたい柱、1日の流れの例、夏の暑さ対策、取り組みやすいお仕事、休み明けへの戻し方まで順番に見ていきましょう。

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長期休みは「いつもの生活」が崩れやすい

夏休みや年末年始などの長期休みは、家族で過ごす時間が増える一方で、起きる時間や食事の時間がずれやすく、生活のリズムが崩れがちです。上の子の休みに合わせて、下の子のリズムも変わってしまうこともあります。

モンテッソーリでは、子どもが安心して過ごすために、生活の流れが予測できることを大切にします。長期休みも、すべてをいつも通りにする必要はありませんが、大きな柱だけは残しておくと、休み明けもスムーズです。

崩さないでおきたい3つの柱

ひとつ目は、起きる時間と寝る時間です。多少ずれても、毎日だいたい同じ時間に起きて寝ることを意識しましょう。ふたつ目は、食事の時間。3食の時間がそろっていると、1日の流れが安定します。

みっつ目は、朝の身支度です。顔を洗う、着替える、といった朝の流れを続けておくと、休み明けの登園もスムーズになります。生活リズムについてはモンテッソーリの生活リズムでも詳しく紹介しています。

長期休みの1日の流れの例

時間帯 過ごし方の例 ポイント
朝 起きる・着替え・朝ごはん いつもと同じ時間を目安に
午前 外遊び・散歩(涼しい時間に) 夏は暑さの少ない時間を選ぶ
昼 昼ごはん・お昼寝 暑い時間は室内で休む
午後 家でのお仕事・お手伝い 手先を使う静かな活動
夕方〜夜 お風呂・夕ごはん・絵本 寝る前は落ち着いた流れに

表は一例です。家族の予定や子どもの様子に合わせて、無理のない流れを考えてみてください。

夏の外遊びは暑さ対策を最優先に

夏の外遊びは、熱中症への注意がいちばん大切です。消費者庁は、子どもは身長が低く地面に近いため、照り返しの影響を受けやすいと注意を呼びかけています。

外に出るのは朝の涼しい時間を選び、帽子をかぶり、こまめに水分をとりましょう。室内でも、温度計を置いて室温を確認し、エアコンや扇風機を使って過ごしやすくすることがすすめられています。また、短い時間でも車の中に子どもだけを残さないでください。具合が悪そうなときに受診するか迷ったら、#7119などの相談窓口も利用できます。

長期休みに取り組みやすいお仕事

時間にゆとりがある長期休みは、ふだんは忙しくてなかなかできないことに挑戦するよい機会です。たとえば、料理のお手伝い、植物を育てる、洗濯物をたたむ、などはじっくり取り組めます。

料理のお手伝いは、刃物や火のそばでは大人がつきっきりで見守りましょう。年齢ごとの始め方はモンテッソーリの料理・クッキングで紹介しています。

植物や生き物を育ててみる

夏休みは、ミニトマトや朝顔などの植物を育てるのにぴったりの季節です。毎朝水をあげる、花が咲いた数を数える、実がなったら一緒に食べる。毎日のお世話は、子どもにとって責任を持つ経験になります。

ミニトマトなど丸い食べ物を小さな子が食べるときは、4等分にするなど窒息への注意が呼びかけられています。育てて収穫した喜びを、安全に味わいましょう。

帰省や旅行のときの工夫

帰省や旅行で、いつもと違う場所に泊まることもありますよね。そんなときは、いつも使っているタオルやぬいぐるみ、寝る前に読む絵本などを持っていくと、子どもが安心しやすくなります。

祖父母の家に泊まるときは、薬や小さな物の置き場所を確認しておくと安心です。消費者庁も、祖父母の家で子どもが大人の薬を飲んでしまった事例を紹介し、手が届かず見えない場所への保管を呼びかけています。

休み明けに向けて、少しずつ戻す

長期休みの終わりが近づいたら、1週間ほど前から少しずつ、いつもの生活リズムに戻していきましょう。起きる時間を15分ずつ早める、朝の身支度を園に行く日と同じ流れにする、などです。

「あと何日で幼稚園だね」とカレンダーを見ながら話しておくと、子どもも気持ちの準備ができます。

長期休みと幼稚園受験、元面接官の見方

受験を考えているご家庭にとって、夏休みは準備を進めやすい時期でもあります。ただ、元面接官として感じるのは、特別な詰めこみよりも、家族でゆったり過ごした経験のほうが、面接で話せる生き生きとしたエピソードになることが多いということです。

「夏休みに育てたミニトマトを、毎朝数えるのが楽しみでした」といった話は、家庭の様子がよく伝わります。受験準備の時期の考え方はモンテッソーリの幼稚園受験対策をご覧ください。

親も休むことを大切に

長期休みは、親にとっても体力のいる時期です。毎日を充実させようと頑張りすぎず、ゆっくりする日を作ることも大切です。

子どもは、大人が穏やかに過ごしている様子を見て安心します。何もしない日があっても、家族で一緒にいる時間そのものが、子どもにとってかけがえのない経験になります。

長期休みの持ち物と身支度の練習

長期休みは、時間を気にせず身支度の練習ができる時期でもあります。帽子をかぶる、靴を自分で履く、水筒を肩にかける、といったことは、外出のたびにくり返せるよい練習です。

急がない日に、子どもが自分でできるまで待ってみましょう。うまくできたときは「自分で帽子をかぶれたね」と、したことをそのまま伝えてあげてください。着替えや靴の練習についてはモンテッソーリの着替え・ボタン・靴の練習でも紹介しています。

帰省や旅行の荷物を、子どもと一緒に準備するのもおすすめです。自分のリュックに入れる物を選んで詰める経験は、持ち物を自分で管理する力の第一歩になります。

長期休みは、子どもの「やってみたい」が見つかりやすい時期でもあります。旅先で見た電車、海で拾った貝殻、祖父母の家で触れた昔の道具など、休み中に出会ったものへの興味を、休み明けも絵本や図鑑で広げていくと、子どもの世界がぐんと豊かになります。休みの思い出を写真で振り返りながら、「どこが楽しかった?」と話す時間は、ことばの力を育てるよい機会にもなります。予定を詰めこみすぎず、心に残る経験をひとつでも作れたら十分です。

休みが明けたら、楽しかったことを園の先生に話せるよう、一緒にことばにしておくのもよいですね。

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まとめ

長期休みは、起きる・寝る時間、食事の時間、朝の身支度の3つの柱を残しておくと、休み明けもスムーズです。夏の外遊びは、涼しい時間を選び、暑さ対策を最優先にしてください。

時間にゆとりがある分、料理や植物のお世話など、じっくり取り組めるお仕事に挑戦してみましょう。親も無理をせず、家族の時間を楽しんでください。

長期休みの過ごし方と受験準備のバランスに、迷うこともあると思います。そんなときは、うみ塾長の個別相談や、家庭対策サポートをご活用ください。家庭対策サポートの合格率95%(2024年度)という結果も、ご家庭が毎日の生活の中で積み重ねてきたことがあってこそだと私は考えています。わが家らしい準備の進め方を、一緒に考えていきましょう。

※この記事は、モンテッソーリの考え方を取り入れた家庭での関わり方を紹介する一般的な情報です。子どもの発達には個人差があります。道具を使う活動は大人がそばで見守ってください。発達について心配なことがあるときは、お住まいの自治体の相談窓口や医療機関にご相談ください。園の情報は2026年10月時点のものです。最新の情報は各園の公式サイトと募集要項でご確認ください。