ママ
ママ
願書を書き終えたのですが、自分で読み返しても良いのか悪いのか分かりません。誰に見てもらえばいいのでしょうか。
うみ塾長
うみ塾長
書いた本人は、どうしても「伝えたつもり」で読んでしまいます。元面接官として願書を読んできた私が、見直しで必ず確認してほしい7か所を順番にお伝えしますね。

願書は、面接官がご家庭と出会う最初の書類です。面接の質問も、多くの場合は願書に書かれた内容をもとに組み立てられます。だからこそ、書き上げたあとの「見直し」で仕上がりが大きく変わります。

この記事では、願書を誰に見てもらうとよいか、そして見直しのときにどこを直すべきかを、幼稚園受験の元面接官としての経験からお伝えします。園ごとの書式や文字数は異なりますので、最終的には必ず各園の募集要項と願書の記入例に合わせてください(2026年10月時点の内容です)。

願書を一緒に見直したい方へ

元幼稚園受験面接官のうみ塾長が、書き上げた願書を拝見しながら、伝わりにくいところや面接で聞かれそうなところを一緒に確認します。

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願書は誰に見てもらうのがよい?3つの選択肢

願書の見直しを頼める相手は、大きく分けて3つあります。それぞれに良さと限界があるので、組み合わせて使うのがおすすめです。

見てもらう相手 向いている確認 気をつけたいこと
配偶者(夫婦) 家庭の方針がぶれていないか、エピソードが事実どおりか 同じ家庭の目線なので、分かりにくさに気づきにくい
祖父母・信頼できる知人 初めて読む人に意味が伝わるか、誤字や言葉づかい 受験の評価の観点までは分からないことが多い
受験に詳しい専門家 面接官がどう読むか、面接で聞かれそうな点、園との相性 最終的にどう書くかはご家庭が決める

私の考えでは、まず夫婦で読み合わせて内容をそろえ、次に第三者に「初めて読む人の目」で読んでもらい、最後に受験の観点で確認する、という順番が効率的です。いきなり専門家に見てもらうより、家庭の中で方針をそろえてからのほうが、見直しの効果が高くなります。

どの相手に頼む場合も、「どこが分かりにくかったか」「読んでどんな子だと思ったか」を具体的に聞くのがコツです。「いいと思うよ」という感想だけでは、直すところが見つかりません。読んだ人がお子さまをどんな子だと受け取ったかが、ご家庭の伝えたい姿と合っていれば、その願書は伝わっていると考えてよいでしょう。

見直しの前に準備しておくもの

見直しを始める前に、次のものを手元にそろえておきましょう。

志望園の募集要項と願書の記入例、説明会や見学でとったメモ、園の教育方針が書かれたページの印刷、そして下書きの願書です。下書きは、清書用紙とは別にパソコンや紙で用意しておくと、何度でも直せます。

願書の各欄の書き方は、志望理由の書き方や教育方針の書き方でも詳しく説明しています。

直したい1か所目:志望理由が「園の言葉」とつながっているか

いちばん多いのは、志望理由が「どの園にも当てはまる文章」になっているケースです。「自然が豊か」「のびのびしている」という言葉だけでは、なぜこの園なのかが伝わりません。

見直しでは、園の教育方針や説明会で聞いた言葉と、ご家庭が大切にしていることが一本の線でつながっているかを確かめます。園の言葉をそのまま書き写すのではなく、「その方針に共感したのは、家庭でこういうことを大切にしているから」と、家庭側の理由を添えるのがポイントです。

面接官だった頃、私は志望理由を読むとき「この家庭は園のどこを見て選んだのか」を探していました。説明会で印象に残った場面や、見学で感じたことを一文入れるだけでも、その園のために書かれた文章だと伝わります。逆に、園のパンフレットの言葉が並んでいるだけだと、どの家庭も同じに見えてしまいます。

直したい2か所目:子どもの様子が具体的なエピソードになっているか

「明るく元気な子です」「思いやりがあります」と書くだけでは、面接官はお子さまの姿を思い浮かべられません。

公園で小さな子に順番をゆずった、絵本の続きを自分で考えて話してくれた、といった短い場面を一つ入れるだけで、文章が生きてきます。性格の欄については子どもの性格の書き方もあわせてご覧ください。

直したい3か所目:欄どうしで話がそろっているか

願書は欄ごとに書くので、志望理由、家庭の教育方針、子どもの性格、園に望むことの間で、話がちぐはぐになりがちです。

たとえば教育方針で「自分のことは自分でする」を大切にしていると書きながら、園に望むことで「手厚く面倒を見てほしい」と書くと、読む側は戸惑います。見直しでは、全部の欄を続けて声に出して読み、同じ家庭の話として自然につながるかを確認してください。

一貫性の確認は、書いた本人より、少し時間をおいてから読むほうが気づきやすくなります。書き上げた日に見直すのではなく、一晩おいてから読み返すと、言いたいことと書いてあることのずれが見えてきます。

直したい4か所目:長所と短所のバランス

短所の欄を空欄に近くしたり、長所ばかりを並べたりするのは、かえって不自然に見えます。

短所は「今はこういうところがあるが、家庭ではこう関わっている」という形で書くと、ご家庭の子育ての姿勢が伝わります。書き方の例は長所・短所の書き方にまとめています。

直したい5か所目:面接で聞かれても話せる内容か

面接では、願書に書いたことについて「もう少し詳しく教えてください」と聞かれることがあります。そのとき、書いた本人が言葉につまってしまうと、印象が弱くなります。反対に、願書の内容を自分の言葉で補いながら話せると、書かれた文章に厚みが出て、面接官は安心して聞くことができます。

見直しのときは、各欄について「なぜそう書いたのか」「具体的にはどんな場面か」を夫婦それぞれが1分ほどで話せるか試してみてください。話せない部分は、願書の言葉が背伸びをしているサインです。面接の準備は家庭でできる面接練習の手順も参考になります。

直したい6か所目:言葉づかい・誤字・文字の量

内容がよくても、誤字や話し言葉が混ざると、丁寧さが伝わりにくくなります。「〜させていただきたく」のような敬語の重ね方、同じ言葉のくり返し、略語にも注意しましょう。誤字は、紙に印刷して一文字ずつ読むと見つけやすくなります。

文字の量は、欄の大きさに対して少なすぎず、詰め込みすぎないことが大切です。手書きの場合は、清書の前に鉛筆で薄く割り付けをしておくと失敗が減ります。

もう一つ大切なのは、園ごとに書き分けることです。複数の園に出願する場合、同じ文章を使い回すと、園の名前や方針の言葉を入れ替え忘れることがあります。清書の前に、園の名前と固有の言葉が正しいかを一つずつ指でなぞって確かめてください。

直したい7か所目:事実の記入(家族欄・通園・写真など)

見落としやすいのが、家族欄や通園方法、通園時間、写真の規定といった事実の部分です。園によっては通園時間の目安や応募資格が募集要項に書かれていますので、必ず照らし合わせてください。

家族欄の書き方は願書の家族欄の書き方で、提出前の確認は願書 提出前日の最終確認で詳しくお伝えしています。

7か所の見直しチェック表

見直す場所 確認のしかた
1 志望理由 園の言葉と家庭の理由がつながっているか
2 子どもの様子 短い場面(エピソード)が一つ入っているか
3 欄どうしの一貫性 全部の欄を続けて読み、同じ家庭の話になっているか
4 長所と短所 短所に家庭の関わり方が添えられているか
5 面接との整合 各欄について夫婦それぞれが1分話せるか
6 言葉・誤字・分量 敬語の重ね方、くり返し、欄に対する文字量
7 事実の記入 家族欄・通園・写真を募集要項と照らし合わせたか

プロに願書づくりを任せたいときは

「時間がなくて書く余裕がない」「何度見直しても自信が持てない」というご家庭のために、ウカル子では元面接官による願書作成・添削のサービスをご用意しています。

サービスページによると、料金は1園99,800円からで、お問い合わせ・お申し込み・お支払いのあと、お電話でのヒアリングを経て願書を作成する流れです。内容や最新の料金は、必ずサービスページでご確認ください(2026年10月時点)。

願書づくりをプロに任せたい方へ

元幼稚園受験面接官のうみ塾長が、ご家庭のお話をうかがって願書を作成・添削します。書いた願書を一緒に見直したい方は、個別相談もご利用いただけます。

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受験を終えたご家庭の声

幼稚園受験は甘くみてはいけません。だからといって、決して諦める事もしなくて良いです。受験に関して、よく分からず、色々なHPとか見て不安になる方もいると思いますが、しっかり対策をすれば大丈夫です。

パドマ幼稚園・天王寺幼稚園合格・保護者様(掲載許可をいただいています)

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まとめ

願書は、夫婦で方針をそろえ、第三者に読みやすさを確かめてもらい、最後に受験の観点で見直す、という順番で仕上げると効果的です。見直しでは、志望理由と園の言葉のつながり、具体的なエピソード、欄どうしの一貫性、長所と短所のバランス、面接との整合、言葉づかい、事実の記入の7か所を確認しましょう。

各欄の書き方は園に望むことの書き方や発育状況の書き方もあわせてご覧ください。

受験準備をご家庭だけで抱え込まず、「何から手をつければいいか」を整理したい方はうみ塾長の個別相談を、園ごとの対策を継続して進めたい方は家庭対策サポートをご活用ください。家庭対策サポートの「合格率95%(2024年度)」は、ご家庭と一緒に一つずつ準備を積み重ねてきた結果だと考えています。