ママ
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英語のプリスクールに通わせています。卒園したあと、小学校はどう選べばよいのでしょうか。
うみ塾長
うみ塾長
選択肢はいくつかあります。大切なのは、どの道を選ぶかを年中のうちに決めておくことです。道によって、準備の中身も始める時期も変わるからです。

プリスクールに通うご家庭から、「卒園したあとの進路が見えない」というご相談をいただくことがあります。英語の環境で育ったお子さんの進路は、公立小学校、私立・国立小学校の受験、インターナショナルスクール、帰国子女の受け入れに力を入れている学校など、いくつかに分かれます。

この記事では、それぞれの道の考え方と、選ぶご家庭が年中までに決めておきたいことを、元面接官としての私の考えとしてお伝えします。特定の学校についての説明ではなく、一般的なお話です。2026年10月時点の内容です。各校の制度や募集は、必ず学校の公式情報でご確認ください。

園選びや受験準備に不安がある方へ

元幼稚園受験面接官のうみ塾長が、ご家庭の状況をうかがいながら、園選びと準備の進め方を一緒に整理します。

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プリスクール卒園後の主な進路

まず、全体の地図を描いておきます。大きく分けると、次の4つです。

  • 公立小学校:住んでいる地域の小学校に進む道
  • 私立・国立小学校の受験:年長の秋の考査に向けて準備する道
  • インターナショナルスクール:英語で学ぶ環境を小学校以降も続ける道
  • 帰国子女の受け入れに力を入れている学校:英語の力を保ちながら日本の学校に通う道

どれが正しいということはありません。ご家庭が何を大切にしたいかで決まります。ただ、道によって準備にかかる時間がまったく違うので、迷ったまま年長になると選べる道が少なくなってしまう、と私は考えています。

公立小学校に進む場合

もっとも多くのご家庭が選ぶ道です。受験の準備はいりませんが、日本語での生活に慣れておくことは大切です。英語中心の園で過ごしたお子さんは、ひらがなを読む、先生の日本語の指示を聞いて動く、といった場面で戸惑うことがあります。

年中までに決めておくこと

  • 英語の力を卒園後どう保つか(習い事、家庭での読み聞かせなど)
  • 日本語の読み書きを、いつから家庭で始めるか
  • 学童保育をどうするか

英語は、使う場がなくなると忘れやすいものです。卒園後の英語の続け方は、早めに考えておいてください。また、年長の1年間で、日本語で自分のことを話す、時計を見て行動する、といった小学校の生活に近い経験を少しずつ増やしておくと、入学後の戸惑いが小さくなると私は考えています。

私立・国立小学校を受験する場合

準備にもっとも時間がかかる道です。考査では、ペーパー、行動観察、運動、面接などがあり、すべて日本語で行われるのが一般的です。ここからは、私が大切にしている4つの視点をお話しします。

志望校の方向を決める

英語教育に力を入れている小学校なら、プリスクールでの経験は志望理由につながりやすいと私は考えています。一方で、そうではない学校を選ぶなら、「なぜプリスクールに通っていたのに本校なのか」をご家庭の言葉で説明できるようにしておく必要があります。面接でたずねられても困らないよう、ご両親で話し合っておいてください。

集団での動きを確かめる

並ぶ、座る、待つ、指示を聞いて動く。こうした経験を園でどのくらい積めているかを確かめてください。園によって大きく違います。足りないと感じたら、家庭や幼児教室で補います。

家庭で使える時間を書き出す

長時間の園に通っていると、家庭で対策する時間が取りにくくなります。平日の夕方と週末に使える時間を、先に紙に書き出してみてください。準備の計画は、その時間から逆算して立てます。

年中までに決めておくこと

  • 受験するかどうか、志望校の方向
  • 年長の考査まで、今の園に通い続けるか
  • 幼児教室に通い始める時期

通いながらの準備については、プリスクールに通いながら受験はできる?でくわしくお話ししています。

インターナショナルスクールに進む場合

英語で学ぶ環境を続けたいご家庭が選ぶ道です。学校によって、入学の時期(9月始まりが多い)、求められる英語の力、保護者の英語での関わりなどが違います。

注意したいのは、学校の種類によって、卒業後の進路や、日本の学校への移りやすさが変わることです。この点は、志望する学校とお住まいの自治体の教育委員会に、必ず確認してください。

年中までに決めておくこと

  • 小学校以降も英語で学ばせ続けるのか、その先の進路をどう考えるか
  • 日本語の力をどう育てるか
  • 出願の時期と、求められる英語の力の確認

帰国子女の受け入れに力を入れている学校を考える場合

帰国生の受け入れや英語の授業に力を入れている学校もあります。ただし、帰国子女向けの枠は、海外に住んでいた期間などの条件があることが多く、国内のプリスクールに通っていただけでは対象にならない場合があります。条件は学校ごとに違いますので、募集要項で確かめてください。

対象にならない場合でも、英語教育に力を入れている学校を一般の枠で受けるという考え方はあります。その場合は、私立小学校の受験と同じ準備が必要です。

どの道でも、年中までに家庭で話し合うこと

進路に迷うときは、次の3つを話し合ってみてください。

  1. 英語を何のために学ばせたいのか:将来の進路のためか、言葉に親しんでほしいからか
  2. 日本語と英語、どちらを軸にするか:小学校以降の学びの言葉をどうするか
  3. 家庭で使える時間と手間:送り迎え、宿題、受験の準備にどれだけ関われるか

この3つが決まると、進路はかなり絞られます。お受験幼稚園とプリスクールの違いについては、お受験幼稚園とプリスクールの比較も参考にしてください。プリスクール選びで気をつけたい点は、プリスクールのデメリットの記事にまとめています。

まとめ

プリスクール卒園後の進路には、公立小学校、私立・国立小学校の受験、インターナショナルスクール、帰国子女の受け入れに力を入れている学校などがあります。どの道を選ぶかで、準備の中身も始める時期も変わります。

受験を考えるご家庭は、志望校の方向、園で経験できる集団での動き、家庭で使える時間の3つを、年中のうちに決めておくことが大切だと私は考えています。学校の制度や募集は、最新の公式情報でご確認ください。

「わが家に合った進路と準備の進め方を整理したい」という方は、うみ塾長の個別相談をご活用ください。