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第一志望の幼稚園に受かるお子さまや親御様には、どんな共通点があるのでしょうか。
うみ塾長
うみ塾長
試験官として多くのご家庭を見てきた経験から、お子さまの特徴が5つ、親御様の特徴が2つ、合わせて7つに整理できます。すべてに当てはまらなくても対策次第で道は開けますので、目安としてご覧ください。

幼稚園受験の試験官をしていると、初対面のお子さまでも「あ、この子は受かりそうだな」と感じることがありました。面接で「この親御様はいい人だな」と直感的に思うこともあります。そして、そのように感じたご家庭は、やはり合格をいただいていました。同僚や園長も、同じように感じていたのだと思います。

当時は感覚的なものでしたが、幼稚園受験の指導を通して多くのお子さまや親御様と関わるうちに、その感覚を少しずつ言葉にできるようになりました。この記事では、第一志望に合格できるお子さま・親御様の特徴を7つにまとめてお伝えします。

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はじめに:7つすべてに当てはまらなくても大丈夫

最初にお伝えしておきたいのは、これからご紹介する7つの特徴すべてに当てはまらないと合格できない、ということはない点です。当然のことですが、すべてに当てはまっていなくても、対策次第で合格をいただくことはできます。

反対に、現時点で7つの特徴に当てはまっているからといって、対策を怠れば合格できない可能性もあります。大切なのは、現状をきちんと理解して、しっかり対策をすることです。この記事は「こんな子に育てればいいんだ」「こんな関わり方をすればいいんだ」という目安として読んでいただければと思います。

特徴1:基本的な生活習慣が身についている

幼稚園受験では、自分で排泄ができること、衣服の着脱ができること、元気に挨拶やお返事ができること、姿勢よく座って待てることなど、基本的な生活習慣が身についていることが重要です。どんなに知能、運動、絵画などの課題ができても、基本的な生活習慣が身についていないと、合格をいただくのは難しいでしょう。

受験の場では、ご挨拶の様子や座っているときの姿勢から、「しっかりしつけられているお子さまだな」と判断することになります。自然と元気よく挨拶をしたり、姿勢よく座ったりできるようにしてあげましょう。

「当たり前のことが当たり前にできる」というのは、実は難しいことです。日頃からお子さまとの関わり方に気をつけて、基本的な生活習慣が身につくように意識して子育てをしてください。

特徴2:先生のお話をしっかりと聞ける

幼稚園受験に限らず、保育園でも小学校でも、大人になっても、相手の話を最後までしっかり聞けることは大切です。話を聞くときのポイントは、次の4つです。

  • 相手の方に体を向ける
  • 相手の目を見る
  • うなずきながら聞く
  • 最後まで聞く

どんなに耳で聞いていても、目が合わなかったり、手遊びをしていたりすると、しっかり聞いていることが先生には伝わりません。これらのポイントができていると、先生からも「いいお子さんだな」と思っていただけます。また、相手が何を言いたいのかを考えながら聞けるとさらによいでしょう。

ご家庭では、基本的にお子さまと1対1で会話をするはずです。しかし、幼稚園受験では、先生が集団に対して話をすることがあります。集団で指示を聞くときに、テレビや動画を見ているかのように話を聞き流してしまうお子さまがいらっしゃいます。たとえ集団に向けた話であっても、「自分に話しかけているんだ」という気持ちで聞けるよう、練習しておくことが必要です。

特徴3:思いやりがある

思いやりがあるかどうかは、特にキリスト教系の幼稚園で厳しく評価されます。思いやりのあるお子さまは、ただ「優しい」というだけではなく、社会性や協調性が総合的に発達していることが特徴です。

具体的には、おもちゃを譲る、ルールを守る、優しく言葉をかける、順番を譲る、感謝の言葉を言えるなど、「思い」が「行動」に現れていなければなりません。万が一トラブルがあったとしても、自分の感情を爆発させず、感情をうまくコントロールする力も必要です。

このような力は、集団テストの中で顕著に現れます。ご家庭でも、「どうぞ」「ありがとう」「いいよ」などの肯定的な言葉を日常的に使えるように心がけましょう。児童館やプレ幼稚園で他のお子さまと関わる中で、思いやりのある行動が取れるようにサポートしてあげるのも効果的です。

特徴4:主体性や表現力がある

積極的に行動したり、自発的に表現したりできることも、第一志望に合格するお子さまの特徴です。幼稚園受験は、慣れない場所で、知らない大人やお友だちと関わる場面の連続です。緊張して萎縮してしまうお子さまもいらっしゃいます。しかし、母子分離ができていなかったり、消極的すぎたりすると、集団テストでも個別テストでも良い評価をいただくことはできません。

お子さまの心の中や頭の中は、先生方には見えません。そのため、先生方は表現された言動で評価をすることになります。どんなに思いやりがあるお子さまでも、どんなに賢いお子さまでも、行動や表現が伴っていないとプラスの評価にはならないというわけです。

ただし、必ずしも「自分が自分が」と主張するタイプである必要はありません。あまりに自己主張が強いと、主体性があるというより、わがままと受け取られる可能性があります。多少引っ込み思案なお子さまでも、状況を適切に判断して行動したり、必要に応じてコミュニケーションをとったり、周りに思いやりを持って接したりできれば大丈夫です。

特徴5:年齢相応の会話ができる

受験するお子さまの多くは2歳から3歳です。その年齢に合った会話ができることが大切です。たとえば面接では、名前、年齢、好きなもの、家族のことなど、簡単な受け答えができるようにしておきましょう。このとき「3歳!」ではなく「3歳です!」のように、丁寧な言葉が使えるとよい印象になります。

集団テストでは、お友だちに「どうぞ」「ありがとう」と言うなど、きちんとコミュニケーションがとれることが大切です。流暢に話すことが求められているわけではありません。素直な気持ちや思いやりの心を持って、丁寧な言葉で会話できるようにすると、印象がよくなります。

特徴6:親御様が適切な関わり方をしている

ここからは、第一志望に合格できる親御様の特徴です。

親子面接や親子遊びでは、お子さまよりも、親御様の言動やお子さまへの関わり方が重視されます。過干渉や過保護はよくありませんし、関わりが少なすぎても「愛情のない親」と判断されかねません。お子さまとの程よい距離感や関係性を意識してください。

基本的には、お子さまが主体で、親御様がそれをサポートするような関わり方が望ましいです。親子面接でも親子遊びでも、お子さまを信じて見守る姿勢を大切にしましょう。受験では「成功」を求めるあまり、お子さまの活動に手を出しすぎてしまう親御様がいらっしゃいます。しかし、そのような姿は過干渉・過保護と判断されてしまいます。失敗しないように先回りするのではなく、失敗したときにもがんばりを認め、そっとサポートしてあげられる心の余裕が持てるとよいですね。

幼稚園受験に限ったことではありませんが、親御様が心の余裕を持っていることは大切です。特に幼稚園受験では、先生方の評価で合否が決まります。「親御様が何をしたか」より「先生がどう評価したか」の方が重要です。相手にどう見られているかを客観的に判断できる、心のゆとりを持っておけるようにしてください。

特徴7:園ごとの対策を怠らない

7つ目は、願書や面接など、受験する幼稚園それぞれに向けた対策を怠らないことです。第一志望に合格するには、お子さまだけの力では不十分です。受験する幼稚園を分析し、対策を怠らず、万全の状態で試験を受ける必要があります。

第一志望に合格をいただくご家庭は、願書や面接などの対策を十分に行っていらっしゃいます。「これくらいでいいかな」という感覚では、まだまだ不十分と言わざるを得ません。試験当日に「ここまでがんばってきたからきっと大丈夫。これで受からなかったら仕方ない」と思えるまで対策をしてきたご家庭は、合格をいただくことができています。

たとえば、面接で志望理由を答えるとき、暗記した言葉をただ話しているだけでは、面接官の心に響く回答はできません。自分の言葉で想いを伝えられるようになるまで、しっかり練習しておきましょう。

また、幼稚園ごとに教育方針や理想とする家庭の姿は異なります。それに合わせた対策をすることも大切です。もちろん、ご家庭の教育方針やお子さまの長所・短所を大きく変える必要はありません。観点を変えたり、伝え方を工夫したりすることで、それぞれの園の先生の心に響く回答ができるようになります。

園ごとの面接については、次のような記事も参考にしてください。

まとめ

第一志望の幼稚園に合格できるお子さま・親御様の特徴は、次の7つです。

  1. 基本的な生活習慣が身についている
  2. 先生のお話をしっかりと聞ける
  3. 思いやりがある
  4. 主体性や表現力がある
  5. 年齢相応の会話ができる
  6. 親御様が適切な関わり方をしている
  7. 願書や面接など、受験する幼稚園それぞれに向けた対策を怠らない

多くの親御様にとっては、当たり前の内容ばかりだったかもしれません。ただ、この「当たり前のことを当たり前にする」のが難しいのも事実です。ここでご紹介した内容を参考に、第一志望合格に向けて、日々の関わりと受験対策に取り組んでみてください。

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