ママ
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面接の日が近づいてきて、何を着ればいいのか、子どもの服や持ち物はどうすればいいのか、急に気になってきました。
うみ塾長
うみ塾長
服装で合否は決まらないと私は考えています。ただ、まわりから浮くと親御様が緊張し、その緊張が面接の短い時間に出ます。目標は「浮かないで、服のことを忘れて話せる」ことです。

面接の日が近づくと、「何を着ればいいの?」「子どもの服は?」「説明会は同じでいいの?」と、服のことが急に気になります。

この記事では、お父様、お母様、お子様、説明会の4つに分けて、これまでの受験例と実務としての服装と髪型の基本をお話しし、持ち物を1つの章にまとめます。お話しする服装は、あくまで基本です。園から服装や持ち物の案内がある場合は、そちらを優先してください。特定の店や品物をおすすめする記事ではありません。

面接のマナー全般は、幼稚園受験マナーを元面接官が完全ガイドもあわせてご覧ください。

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面接官の席から見えていたもの

面接官をしていたころ、正直に言うと、親御様の服そのものを見ている時間はほとんどありませんでした。それでも目に入るものがありました。服のせいで起きる動きです。

お母様が話しながらスカートの丈を直す。お父様が袖口を気にして手を組み替える。お子様が襟元がかゆくて首をひねる。上履きがぶかぶかで音がする。こういう動きは、話の内容と関係なく目に入ります。服で気をつけたいのは「どう見えるか」より「着ていて気にならないか」だと私は考えています。

お父様とお母様の基本

お父様。これまでの受験例では、濃紺か濃いグレーの無地のスーツに、白いシャツ、落ち着いた色のネクタイという形が多く見られます。靴は黒の革靴、靴下は濃い色で、座ってすねが出ない長さ。髪は耳と襟にかからない程度に整えます。

お母様。濃紺のワンピースかスーツにジャケットを重ねる形が多いです。スカートの丈は、立ったときではなく、座ったときにひざが隠れるかで選んでください。座っている時間のほうが長いからです。靴は黒でヒールは低め。玄関で脱ぐことがあるので、着脱しやすいものが安心です。

髪は後ろでまとめておくと、お辞儀のときに顔にかかりません。前髪が下りると、手で直す動きが出ます。アクセサリーは音が出ないものを選んでください。

新しく買う必要はないと私は思っています。手持ちで色が濃く、形が落ち着いていて、着慣れているもの。それで浮くことは、ほとんどありません。

お子様の服と髪

お子様は、親御様よりも「着慣れているか」が大切です。女の子は濃紺のワンピースかジャンパースカートに白いブラウス。男の子は白いシャツに濃紺の半ズボンとベスト。受験例ではこの形が多く、足元は白い靴下に黒のストラップの靴です。

気をつけたいのが、当日に初めて着ることです。新しいブラウスの襟は首に当たり、新しい靴は脱ぎ履きがしにくい。「服のせいで起きる動き」は、お子様のほうが出やすいのです。

髪は、目にかからないように。女の子の髪留めは、飾りの少ないものにしておくと、触って遊ぶことが減ります。男の子は、前髪が目に入らない長さで十分です。また、抱っこやチャイルドシートで襟が崩れます。園の玄関で一度、襟と裾を整えてください。

園の雰囲気で少し変わります

カトリックの女子校系の園では、私が見てきた範囲では、ご家族そろって濃紺のご家庭が多い印象です。明るい色や柄物だと目立ちやすくなります。

国立の園は、保護者おひとりとお子様で面接を受ける形が多く、服装の幅も少し広いと私は見ています。それでも紺系が多く、迷うなら濃紺で大きく外れないと考えています。共学の園は、その中間です。どの園でも「周りより目立とう」とはせず、「周りと同じくらい」を目指す。それで親御様の緊張が一つ減ります。

持ち物:上履きから替えの靴下まで

持ち物は、当日の動線で考えると抜けが減ります。

まず玄関。園から上履きやスリッパの案内があれば、それに従ってください。案内がなくても、親御様のスリッパ、お子様の上履き、靴袋は持っていくのが実務です。上履きは履き慣れたものを。新品はかかとが脱げて音が出ます。

次に控え室。白百合学園幼稚園を受験されたご家庭の記録では、誘導まで約40分待ち、絵本3冊、シール帳、折り紙を持参して、お子様は飽きずに過ごせたとあります。一方、私が面接レッスンでお伝えしている目安は、絵本1〜2冊と折り紙まで。音の出るおもちゃやシールブック、食べ物は避ける、というものです。考え方が分かれるところですが、基準は、音が出ない、床に散らばらない、すぐ片づけられるもの。絵本と折り紙を先に、シール帳は予備として、が実務としては安心です。

雨の日。お子様のレインコートを玄関で脱ぐと手が濡れるので、小さなタオルを1枚。そして、お子様が自分の傘の色を言えるようにしておいてください。ハンカチとティッシュは、お子様のポケットにも。替えの靴下は1組あると安心です。雨やトイレで濡れることはよくあります。

最後に、名札です。学習院幼稚園の受験例では、受付で番号札を受け取り、お父様の左胸に留めます。白百合の第二次では、お子様が左胸に名札。安全ピンだと薄い素材は穴が目立ちますので、左胸に留められる服か確かめておいてください。

各園の面接については、【学習院幼稚園】面接で質問される内容をプロが解説!、【白百合学園幼稚園】面接で質問される内容をプロが解説!もご覧ください。

誰の 色・形 靴・足元 髪 当日ずれやすいところ
お父様 濃紺か濃いグレーの無地スーツ、白シャツ、落ち着いた色のネクタイ 黒の革靴、濃い色の靴下 耳と襟にかからない程度 袖口・ネクタイの結び目・靴下の丈
お母様 濃紺のワンピースかスーツ、ジャケット、座ってひざが隠れる丈 黒のヒール低めのパンプス 後ろでまとめる スカート丈・前髪・アクセサリーの音
お子様 女児は濃紺のワンピースかジャンパースカートに白いブラウス、男児は白シャツに濃紺の半ズボンとベスト 白い靴下、黒のストラップ靴、履き慣れた上履き 目にかからない 襟元・靴下のずれ・上履きの音

説明会・見学会の服装

説明会や見学会は、面接ほどかたくなくてよいと私は考えています。ただ、園の中に入る日である点は同じです。お母様は紺系のワンピースや、きれいめのジャケットにスカート。お父様はジャケットにスラックス。面接用の服のままでも浮きません。夏はジャケットを会場で羽織る形でよいと思います。

説明会でも、上履きやスリッパの持参を案内する園があります。お子様連れの公開行事では、お子様は動きやすく汚れてもよい服で。そして説明会は、本番の服の試着の場でもあります。面接用の服と靴を着てみると、丈や履き心地が分かります。

ご家庭でできること

一つ目。本番の服で、一度、外に出てください。ご家族3人で面接の服を着て、園までの道を歩くか、近所で1時間ほど過ごします。靴ずれや、襟や靴下を気にするかが分かります。

二つ目。お子様の靴と上履きを、面接の2週間ほど前から週に何度か履かせてください。靴を足に慣らすことが目的です。

三つ目。当日と同じ髪型で1日過ごしてみてください。お母様はまとめたままお辞儀をして前髪が下りないか。お子様は髪留めを触らないか。当日の朝に初めて結ぶと嫌がることがあります。

四つ目。面接の服でご家族の写真を1枚撮って、3人で見てください。色や丈は、鏡より写真で分かります。

面接の日の朝の確認

最後に、当日の朝に確認したいことを、動線の順に並べておきます。服や持ち物の準備は前日までに終えて、朝は確認だけにしたいところです。

  1. ご家族3人の服:お父様は袖口とネクタイの結び目と靴下の丈、お母様はスカート丈とアクセサリーの音、お子様は襟元と靴下のずれ。
  2. 髪:お母様は後ろでまとめて、お辞儀で顔にかからないか。お子様は目にかからないか、髪留めを触らないか。
  3. 玄関の持ち物:スリッパ、お子様の上履き、靴袋。上履きは履き慣れたもの。
  4. 控え室の持ち物:絵本と折り紙を先に。音が出ない、散らばらない、すぐ片づけられるもの。
  5. 小さなもの:タオル、ハンカチ、ティッシュ(お子様のポケットにも)、替えの靴下1組、名札を留められる服かどうか。

園に着いたら、玄関で一度、襟と裾を整えてください。服のことは、そこで終わりにします。そのあとは、お子様との会話や、ご夫婦で決めてきた話に気持ちを向けていただければと思います。園から服装や持ち物の案内があった場合は、必ずそちらを優先してください。

迷ったときの考え方

服装や持ち物で迷ったときは、次の三つを順に確かめてください。一つ目は、園からの案内があるかどうか。案内があれば、それが最優先です。二つ目は、手持ちで色が濃く、形が落ち着いていて、着慣れているかどうか。この二つを満たしていれば、新しく買う必要はないと私は考えています。三つ目は、座ったり、お辞儀をしたり、お子様を抱き上げたりしたときに、気になる動きが出ないかどうか。実際に動いてみて、直す手がよく出る部分があれば、そこだけ調整してください。

服や持ち物の準備は、受験の中心ではありません。ですが、そこに気をとられて面接の話が頭から抜けてしまうのは、もったいないことです。準備は早めに終わらせて、残った時間を、ご家庭の話を整理することに使っていただければと思います。

まとめ

服装で合否は決まらないと私は考えています。ただ、浮くと親御様が緊張する。だから目標は「浮かないで、服のことを忘れて話せること」です。

お父様は濃紺か濃いグレーのスーツ。お母様は濃紺で、座ってひざが隠れる丈、髪はまとめる。お子様は着慣れた濃紺と白。園の雰囲気で少し線が動きますが、「周りと同じくらい」を目指せば大きく外れません。持ち物は、スリッパ・上履き・靴袋、絵本と折り紙、タオル、ハンカチ、替えの靴下、名札を留められる服。説明会は面接よりやわらかくてよく、本番の服を試す場です。服に慣れておけば、当日は服のことを考えずにすみます。その分を、ご家庭の話に使ってください。

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