学習院幼稚園を志望されるご家庭からは、「どんな子が合格しやすいのでしょうか」「家庭では何を準備しておけばよいのでしょうか」といったご相談をよくいただきます。
学習院幼稚園は、派手な先取りや特別な知識だけで決まる園ではありません。けれど、だからといって、何も準備しなくてよいわけでもありません。日常の中でどのような力が育っているか、ご家庭でどのような関わりを積み重ねてきたかが、考査や面接の場で自然に表れやすい園だといえます。
特に学習院幼稚園では、子ども自身の受け答え、音楽や身体表現への向き合い方、日常生活の中で育ってきた知識や手先の力、そして保護者の教育観まで、幅広く見られます。
この記事では、学習院幼稚園に受かる子の特徴を3つに整理したうえで、ご家庭でできることを具体的に解説していきます。
【学習院幼稚園】受かる子の特徴
自分の言葉でしっかり話せる子
学習院幼稚園の考査では、子どもへの言語の質問がとても豊富です。
たとえば、「お名前を教えてください」「お誕生日はいつですか」「今日はどうやって来ましたか」「朝ごはんは何を食べましたか」「幼稚園では誰と何をして遊びますか」「好きな食べ物は何ですか」といった、日常生活に密着した問いが出されます。
さらに、「どんなときにお父さんやお母さんにしかられますか」のように、自分の経験をもとに答える質問が含まれることもあります。
ここで求められているのは、難しい知識ではありません。聞かれたことに対して、自分の言葉で落ち着いて答えられるかどうかです。暗記した答えを機械的に言うのではなく、ふだんの生活の中で使っている言葉で、素直に受け答えできる子が強いです。
実際、こうした言語の場面では、親子の会話量や、日頃どれだけ自分のことを言葉で表現する機会があるかが、そのまま出やすいです。学習院幼稚園に受かる子には、日々の生活の中で「話す力」がきちんと育っているという共通点があります。
音楽やリズムに合わせて体を動かせる子
学習院幼稚園では、集団テストの中で歌、リズム、運動、身体表現の課題が出されます。
過去には、先生が「どんぐりころころ」を歌っている間は歩き、カスタネットが1回鳴ったらしゃがむ、2回鳴ったらバンザイをするといった指示行動がありました。
また、先生が動物のまねを見せて、「先生と同じようにやってみましょう」という声かけに合わせて子どもたちも動く身体表現の課題も見られます。
ここで見られているのは、ただ運動能力が高いかどうかではありません。音や言葉をよく聞き、その場のルールに合わせて楽しく体を動かせるかどうかです。指示を聞く力、切り替える力、表現することを恥ずかしがりすぎない素直さが問われています。
また、スキップ、ケンパー、片足バランスなどの運動課題もあるため、日頃から体を使った遊びに慣れていることも大切です。学習院幼稚園に受かる子は、音楽や運動の時間を「やらされるもの」としてではなく、自然に楽しめる子が多い印象です。
日常の中で知識と集中力が育っている子
学習院幼稚園では、常識、判断力、数、巧緻性といった分野の課題も見られます。
たとえば、傘をさしている絵を見て「どんなお天気かな」と答えたり、ばんそうこうを貼って泣いている男の子の絵を見て「どうしたのかな」と状況を説明したりする課題があります。また、マラカスを振って中に入っているものを当てる問題や、洗濯ばさみを使ってウサギの耳やライオンのたてがみを作る巧緻性の課題も出されています。
これらの課題は、特別な知識を詰め込んでいれば解けるというものではありません。日常生活の中で、身の回りのことに興味を持ってきたか、五感を使って遊んできたか、手を動かす経験を重ねてきたかが問われています。
学習院幼稚園が大切にしている「自ら育とうとする力」とも重なる部分ですが、受かる子は、生活の中の出来事をただ流しているのではなく、見たり聞いたり触れたりしながら、自然に知識と集中力を育てています。
【学習院幼稚園】受かる子になるためにご家庭でできること
日常会話を豊かにし、さまざまな質問に答える経験を積む
学習院幼稚園の言語テストでは、朝ごはんの内容、通園方法、幼稚園での遊び、きょうだいのこと、しかられた経験など、生活に密着した質問が多く出ます。
そのためご家庭では、毎日の会話の中で、子どもが自分の言葉で答える機会をしっかり作っておくことが大切です。「今日は何をして遊んだの」「朝ごはん何を食べたの」「誰と遊んだの」といった問いかけを通して、答えることに慣れていく必要があります。
ここで大事なのは、答えを親が先回りして言ってしまわないことです。子どもが少し時間をかけながらでも、自分で思い出し、自分で言葉にする流れを大切にしたいところです。また、大人から質問されたときに、目を見て答えることも、日常の中で自然に練習しておけるとよいでしょう。
学習院幼稚園に向けた準備というと特別な訓練を思い浮かべる方もいますが、こうした親子の会話の積み重ねこそが、本番での強さにつながります。
音楽・リズム・体を使った遊びを日常に取り入れる
学習院幼稚園の集団テストでは、音楽やリズムに合わせて体を動かす課題、動物のまねなどの身体表現、そして基本的な運動課題が出されます。
そのため、日常の中でも、歌を歌いながら体を動かす、まねっこ遊びをする、スキップやケンパーを楽しむといった経験を増やしておくことが大切です。ここで重要なのは、特別な習い事をさせることではなく、ふだんの遊びの中で、音やリズムに合わせて動くことを楽しめるようにしておくことです。
また、洗濯ばさみを使った遊び、折り紙、ボタンのつけ外し、着替えといった手先を使う活動も、巧緻性の課題につながります。日常生活の中で自然に手を動かす経験を重ねている子は、考査でも落ち着いて取り組みやすいです。
学習院幼稚園の考査では、「できるかどうか」だけでなく、「楽しみながら向き合えているか」も見られています。だからこそ、ご家庭でも「練習」より「楽しく遊ぶ」形で経験を増やしていくことが合っています。
保護者面接の準備を丁寧にし、家庭の教育方針を言葉にしておく
学習院幼稚園では、1日目に保護者のみの面接が行われます。時間は約5分と長くはありませんが、ここでは学習院への理解と、家庭の教育観が見られます。
父親への質問では、「なぜ学習院を選んだのか」「一貫教育についてどう考えるか」「お子さんに伝えておきたいことは何か」などが問われます。
母親への質問では、「子育てで大切にしていること」「お子さんの身についていないこと」「子育てで難しく感じること」など、日頃の子育ての具体的な内容が聞かれます。
また、出願時に提出する面接資料には志望理由を自由記述で書く欄があり、記入欄が広いため、事前にしっかり整理しておく必要があります。
ここで大切なのは、きれいな言葉でまとめることではなく、学習院幼稚園の教育方針と、ご家庭の考え方がどこでつながっているのかを、自分たちの言葉で話せるようにしておくことです。
学習院幼稚園が大切にしている4つの教育方針、すなわち「正直で思いやりのある心」「正しい生活の習慣と態度」「自ら育とうとする力」「社会性の基礎づくり」を理解したうえで、ご家庭でどのようなことを大切にしているのか、具体的なエピソードとともに話せるようにしておきたいところです。
まとめ|【学習院幼稚園】受かる子の特徴
学習院幼稚園に受かる子には、いくつかの共通点があります。
自分の言葉でしっかり話せること。
音楽やリズムに合わせて楽しく体を動かせること。
日常の中で知識と集中力が育っていること。
こうした力は、特別な詰め込みで急につくものではありません。毎日の会話、遊び、生活習慣の中で、少しずつ育っていくものです。
また、ご家庭としては、日常会話を豊かにすること、音楽や体を使った遊びを自然に取り入れること、そして保護者面接に向けて教育方針を整理しておくことが大切です。
学習院幼稚園の考査は、一見すると幅広く見えますが、根本にあるのは、子どもが日々どのように育ってきたか、そして家庭がどのような考えで子育てをしているかです。
学習院幼稚園を目指すのであれば、特別なことばかりに目を向けるのではなく、毎日の積み重ねを丁寧に見直していくことが、合格への近道になるでしょう。
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