【2025.03.31 メディア掲載】
ベネッセ教育総合研究所様のWEBメディア「ベネッセ教育情報」に取材いただいた「願書における家庭教育方針の書き方と記入例」が掲載されました。
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【幼稚園受験】習い事は必要?受験との関係と選び方を5つの視点で解説

【幼稚園受験】習い事は必要?受験との関係と選び方を5つの視点で解説
うみ塾長
うみ塾長

乳幼児期から始められる習い事は多く、「早く始めた方がよい」と聞くと、つい数を増やしたくなるものです。

実際、一般的な調査では、習い事を始める年齢は3歳〜5歳が多いとされています。
一方で、幼稚園受験を検討しているご家庭では、ベビースイミングやリトミック、幼児教室など、より早い時期から習い事を始めているケースも少なくありません。

そうした中で、「幼稚園受験のために習い事は必要なのか」「幼児教室に通うなら、他の習い事は減らした方がよいのか」

と迷われる親御さまも多いのではないでしょうか。

この記事では、 幼稚園受験に向いている子どもの特徴と、 そうした力をどのように家庭で育てていけばよいのかについて、 実際の受験現場で重視されている観点をもとに、分かりやすく整理していきます。

ご自身のお子さまにとって、 習い事が本当に必要かどうかを考える際の判断材料として、ぜひ参考にしてください。

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【幼稚園受験】習い事に迷ったときの5つのチェックポイント

① お子さまが楽しんで通っているか

最も大切なのは、お子さま自身が楽しんでいるかどうかです。

幼児期はストレスを感じやすく、過度なストレスは心身の発達に影響を及ぼすことがあります。

特に幼いお子さまは、自分でストレスを言葉にできないことも多いため、
親御さまが日々の様子から変化に気づいてあげることが重要です。

反抗的になる、甘えが強くなる、元気がなくなる、体調を崩しやすくなるなど、
行動・身体・表情の変化が見られる場合は、習い事の負担が大きくなっていないか、一度立ち止まって考えてみましょう。

② 無理なく通えるスケジュールか

体力的・生活リズム的に無理がないかも重要なポイントです。

お昼寝の時間を削って通う習い事や、長時間拘束されるレッスンは、
お子さまにとって負担になることがあります。

また、親御さま自身が無理をしていないかも見直してみてください。

 送迎やスケジュール管理に余裕がなくなると、その緊張感はお子さまにも伝わってしまいます。

親子ともに無理なく続けられることが、習い事を前向きな経験にする条件です。

③ 総合的な発達につながっているか

習い事に通ったからといって、必ずしも受験に必要な力が身につくとは限りません。

体操教室やリトミック、マナー教室などにはそれぞれ良さがありますが、公園で思いきり遊ぶことや、家庭での関わりの中で育つ力も同じくらい重要です。

大切なのは、 どの習い事に通わせるかではなく、どのような力を育てたいのかという視点。

指示を聞く力、順番を守る力、集中力、協調性など、 受験で見られる力が総合的に育っているかを意識して選びましょう。

④ 親子の時間を削りすぎていないか

習い事が増えるほど、家庭で過ごす時間は減っていきます。

特に0〜3歳の時期は、親子の愛着形成にとって非常に大切な時期です。

抱っこや声かけ、一緒に遊ぶ時間を通して、 基本的信頼感や自己肯定感が育まれていきます。

幼稚園受験で重視される「落ち着き」や「情緒の安定」は、 こうした日常の親子関係の積み重ねによって育つものです。

⑤ 園や家庭の教育方針と合っているか

受験を予定している幼稚園の教育方針と、 習い事の指導方針が大きくずれていないかも確認したいポイントです。

例えば、自由な遊びを大切にする園を志望している場合、厳しい規律を重視する習い事が合わないこともあります。

園・家庭・習い事の方向性が一致していることが、 お子さまにとって安心できる環境につながります。

【幼稚園受験】習い事は受験に有利なのか

幼稚園受験では、 基本的生活習慣、社会性、親子の関わり方などが重視されるため、
習い事をしているかどうかが直接合否を左右することはありません。

ただし、集団行動に慣れる、指示を聞く経験を積む、表現力や集中力が育つなど、習い事による間接的な効果は期待できます。

一方で、習い事の成果そのものが目的になってしまうと、お子さまにとって負担になることもあります。

大切なのは、習い事を通して得た経験を、家庭生活の中でどう生かしていくかという視点です。

まとめ|習い事は「量」より「目的」と「バランス」

幼稚園受験という観点で習い事を考える際には、

  • お子さまが楽しんでいるか
  • 無理なく通えているか
  • 総合的な発達につながっているか
  • 親子の時間を大切にできているか
  • 園や家庭の教育方針と合っているか

この5つの視点を意識することが大切です。

習い事は、幼稚園受験のための手段であって、目的ではありません。 家庭での関わりを土台にしながら、お子さまの成長につながる形で取り入れていきましょう。

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藤川海美 (ふじかわ うみ)
うみ塾長
お受験教室代表。
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願書作成97%、面接レッスン93%、受験指導100%
など驚異の合格実績を誇る。

株式会社Bright Future Family 代表取締役。 元お受験幼稚園の面接官として、数多くの願書を審査し、親御様やお子様の面接を担当。長年の経験を活かし、小学校受験指導に従事。
自らも我が子の小学校受験を経験し、親の立場から見た受験の厳しさを理解。親子が第一志望校に合格するためのサポートを使命とし、命をかけて指導に取り組む。
教育者としての経験と親としての視点を融合させた指導が特徴。
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