雙葉小学校附属幼稚園は、カトリック精神に基づく教育を行う名門幼稚園です。
神様から守られていることを知り、人生の柱となる誠実さや感謝の心を育むことを保育の理念に掲げています。
幼稚園と小学校を併設しており、女児は高校までの一貫教育を受けられることから入園希望者は非常に多く、最難関幼稚園ともいわれています。
受験を考えているご家庭は、「どんな子が受かるんだろう…」「うちの子は大丈夫かな?」と不安を抱えているかもしれません。
そこで今回は、雙葉小学校附属幼稚園に受かる子の特徴や、合格に近づくための具体的な対策とポイント、ご家庭でできる準備について幼稚園受検のプロが徹底解説します!
雙葉小学校附属幼稚園に受かる子の特徴は?
雙葉小学校附属幼稚園では、「伸び伸びとした子どもらしさの中にも、誠実でけじめのある子どもを育てる」という教育方針で、保育を行っています。
また、子どもたち同士の関わり合いの中で、他者への思いやりや感謝する気持ちが育まれていくと考えています。さらに、家庭と園で連携した保育を重視している点も特徴です。
こうした教育方針から、入試においても子どもらしさや誠実さ、思いやりや協調性などが求められる傾向があります。親子で信頼関係が築けているかも重要なポイントです。
ここでは、園の教育方針と過去の入試傾向から見た、雙葉小学校附属幼稚園に受かる子の特徴を見ていきましょう。
●自分を素直に表現できるお子さま
雙葉小学校附属幼稚園に受かりやすい子の特徴1つ目は、「自分を素直に表現できるお子さま」です。
園では、伸び伸びとした子どもらしさと、自分らしさを素直に表現できる環境を大切にしています。そのため、飾り過ぎず自然体でいられる子が、園が求める理想のお子さま像といえます。
入試では、自由遊びやごっこ遊び、制作活動などを通してお子さまがどのように自分を表現するかが見られるでしょう。大人の顔色を伺って行動するのではなく、その場を楽しみながら主体的に遊びや課題に取り組めるお子さまが受かりやすいといえます。
面接においても、完璧な受け答えができるよりも、純粋さや素直さを持ち、自分の感じたことを明るく素直に表現できるお子さまが評価されるでしょう。
●状況を理解して行動できるお子さま
雙葉小学校附属幼稚園に受かりやすい子の特徴2つ目は、「状況を理解して行動できるお子さま」です。園では、伸び伸びとした子どもらしさがありながらも、けじめのある子どもに育てることを方針に掲げています。
けじめとは、状況に応じて適切な行動に切り替える力のことです。伸び伸び遊ぶ時間と、集中して先生の指示を聞く時間の区別をつけることは、集団生活の基本になります。そのため、場面に応じて気持ちを切り替えられ、集団の中でルールやマナーを守れるお子さまが理想といえるでしょう。これは園が大事にしているカトリックの教えにも通ずることです。
また、入試でも自由遊びをしている途中で、先生からおもちゃを片付けるよう指示があったり、「平均台のところに集まってください」と招集がかかったりする場面があります。
このときにも、自由遊びからすぐに切り替え、先生の指示に従って次の課題に取り組めるお子さまが望まれるでしょう。
●思いやりがあり、感謝の気持ちを表現できるお子さま
雙葉小学校附属幼稚園に受かりやすい子の特徴3つ目は、「思いやりがあり、感謝の気持ちを表現できるお子さま」です。園では、子ども同士の関わり合いの中で、他者を思いやる気持ちや感謝の心を育むことを大切にしています。
そのため、子ども同士で遊んでいるときにも「どうぞ」「ありがとう」という言葉が自然に言えるお子さまが理想の園児像といえます。
また、カトリックの教えに基づいた、相手への優しさや言葉使い、物や自然を大切にできるかどうかも重要視されるポイントです。
入試の面接や集団遊びの中で見せる言葉使いや、ご両親や先生、友だちへの態度、おもちゃの扱い方などは丁寧なお子さまの方が良い印象を与えられるでしょう。
●集中力があり、最後まで丁寧にやり遂げるお子さま
雙葉小学校附属幼稚園に受かりやすい子の特徴4つ目は、「集中力があり、最後まで丁寧にやり遂げるお子さま」です。
幼稚園から高校までの一貫教育を行う雙葉学園の校訓には、「徳においては純真に 義務においては堅実に」とあります。これには、素直で裏表のない人間性を目指すと共に、「やるべきことを誠実にやり抜く強さを持つように」との意味が込められています。
丁寧さや最後までやり遂げる習慣は、「与えられたことに責任を持つ態度」や「小さなことも心を込めて取り組む姿勢」を示す大切な要素です。入試でも知識問題よりも、実践的な課題が多い傾向があります。
説明をしっかり聞いて手順に沿って進められる、与えられた時間内で最後まで粘り強く取り組めているお子さまも評価が高い傾向です。
●穏やかな親子関係が築けているお子さま
雙葉小学校附属幼稚園に受かりやすい子の特徴5つ目は、「穏やかな親子関係が築けているお子さま」です。子どもが子どもらしく伸び伸び成長し、自分らしさを発揮できるようになるには、親子の信頼関係が欠かせません。
また、神様に守られ愛されていると実感するためには、まず親御さんからの愛情を感じられているかどうかが重要です。親御さんからの愛情で満たされているお子さんは、外の世界でも安心して自分らしさを発揮できるでしょう。
入試での親子遊びや親子面接においても、親子の関係性が重要視されます。子どもが不安なときに、親がどんな言葉をかけているか、子どもの行動を先回りせずに見守れているかなども見られるポイントです。
園は、「子どもが安心できる環境を家庭と共に築いていけるか」を大切にしています。しつけが厳格な家庭でなくても、愛情と信頼をもとに育てられているお子さまは、園が求める理想の園児像であり、安心できるご家庭といえます。
雙葉小学校附属幼稚園に受かる子になるためのポイント・対策
雙葉小学校附属幼稚園に受かる子の特徴を見てきましたが、「我が子に足りないことだらけかも…」と自信を無くしている人もいるかもしれません。けれども、心配する必要はありません。
雙葉小学校附属幼稚園では、家庭環境で育まれる心の豊かさや、親子のあたたかな関わりを大切にしています。お子さまが自分らしく成長していくための環境は、家庭の中で整えていけるのです。
ここからは雙葉小学校附属幼稚園に受かる子になるためのポイントと対策を見ていきましょう。
●子どもの「やりたい!」を大切にし、主体性を伸ばす
雙葉小学校附属幼稚園では、子どもが自分で考え行動する「主体性」を大事にしています。主体性を伸ばすには、日常生活の中での子どもの「やってみたい!」という気持ちを尊重することです。
例えば、「砂でお団子をつくりたい!」と言われたら、親御さんは介入せず、試行錯誤している姿を見守りましょう。口出しをせず見守ることで、子どもが自発的に考え、行動する力が育ちます。
結果よりも「自分でできた!」という経験が、遊びや課題に主体的に取り組む姿勢につながっていきます。
また、自分らしさを発揮し、伸び伸び成長するためには、自由に表現する時間をつくるのもポイントです。
例えば、自由な発想で絵を描いたり、物語を創作したりするのも良いでしょう。普段から自由な表現を磨くことで、面接や自由遊びの場面でも、素直に自分らしさを発揮できますよ。
●生活の中で「切り替え」の練習をする
雙葉小学校附属幼稚園が求める、「子どもらしくも誠実でけじめのある子」を目指すなら、生活の中で「切り替え」の練習をすると良いでしょう。
入試の場面でも「自由遊び」で動き回る時間と、先生の話しを聞き静かに過ごす「待つ時間」の切り替えが求められるからです。
例えば、おもちゃで遊んでいる場面で「あと少しで終わりだよ」と優しく声をかけ、「次はあの絵本を読もうね」と、遊びから次の行動へ気持ちを上手に切り替える練習をしましょう。
また、スーパーに買い物に行った際には「お店の中では走らないで歩こうね。お約束ね」と言って、公共の場でのルールやマナーを教えてあげるのもひとつの方法です。
日々の実践によって、状況に応じて切り替えできるようになり、けじめがつけられるようになっていくでしょう。
●「愛と感謝」の心を日常生活で育む
カトリックの教えに基づく雙葉小学校附属幼稚園では、「神様から与えられた命を大切にし、人を思いやる心を育てる」ことが教育の根幹にあります。
そのため、園生活や入試の場でも、形だけの挨拶ではなく、相手を思う感謝の言葉や
自然な優しさが表現できるかが重要なポイントです。
まずは、親御さんが感謝の気持ちを言葉にするところをお子さんに見せましょう。
例えば、エレベーターで「開ける」ボタンを押してくれた人に対して「ありがとうございます」と声をかけたり、飲食店の店員さんに「ごちそうさまでした。おいしかったです」と感謝を伝えたりするのも良いでしょう。
こうした親御さんの姿を見て、お子さんも自然に感謝の気持ちを言葉で伝えられるようになっていきます。
また、お子さんと一緒におもちゃや本、自然の植物などを優しく丁寧に扱うと、物や自然、命を大切にする心を育めます。日頃から意識していると、入試の場面で物や道具を雑に扱うといった心配もなくなるでしょう。
●集中して取り組む体験を積み重ねる
集中力があり、最後までやり遂げられる子に育てるためには、パズルや折り紙、工作など一つのことにじっくり取り組む体験が不可欠です。
お子さんが途中で投げ出しそうになったときには、「もうここまでできたんだね!」「素敵な色で塗れたね」「完成が楽しみだなぁ」と声をかけながら、お子さんができていることに目を向けていきましょう。「頑張ったね」と結果ではなく、過程を褒めるのもポイントです。
ひとつの作業に向き合い「最後までできた!」という経験の積み重ねが、最後までやり遂げる粘り強さを育ててくれます。
達成感や充実感を味わうことで、「もっとつくりたい!」と意欲も湧いてきます。入試での実践的な課題にも、集中して主体的に取り組めることでしょう。
●親子遊びやスキンシップで愛着を育む
雙葉小学校附属幼稚園では、親子の信頼関係や、家庭の雰囲気が重要視されます。穏やかな親子関係を築くためには、日常生活の中で親子遊びの時間やスキンシップで、愛着を育みましょう。
例えば、一緒に手遊びをするのも良いでしょう。また、手をつないで踊ったり、膝の上に乗せて絵本を読んだりするのもおすすめです。親子で楽しく過ごす時間をつくることで、安心感と信頼が深まり、穏やかな関係が築けます。
子どもの笑顔や主体性が引き出され、入試の際にも自然体で親子の課題に取り組むことができるでしょう。
【雙葉小学校附属幼稚園】に受かる子の特徴は?合格する共通点と対策を徹底解説!まとめ
雙葉小学校附属幼稚園に受かる子の特徴は、
・自分を素直に表現できるお子さま
・状況を理解して行動できるお子さま
・思いやりがあり、感謝の気持ちを表現できるお子さま
・集中力があり、最後まで丁寧にやり遂げるお子さま
・穏やかな親子関係が築けているお子さま
です。
雙葉小学校附属幼稚園に受かる子になるためのポイント・対策は、
・子どもの「やりたい!」を大切にし、主体性を伸ばす
・生活の中で「切り替え」の練習をする
・「愛と感謝」の心を日常生活で育む
・集中して取り組む体験を積み重ねる
・親子遊びやスキンシップで愛着を育む
です。
合格をつかむために大切なことは、日々の暮らしの中にあります。今回紹介した、受かる子になるためのポイントや対策を参考にしながら、お子さまの心を育み、感謝の言葉があふれるあたたかい家庭環境を目指してみてはいかがでしょうか。
弊社では、雙葉小学校附属幼稚園の受験対策に特化したプロの指導者が、多数在籍しています。完全オーダーメイドの願書作成やお子さまの魅力を100%伝える幼稚園受験面接特訓、不安を解消する幼稚園受験個別相談や、幼稚園受験家庭対策サポートなど幅広く対応中です。
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