雙葉小学校附属幼稚園は、女子御三家として知られる雙葉学園が運営する、都内でも特に人気の高い名門幼稚園です。「受けてみたいけれど、どれくらい難しいの?」「偏差値ってどれくらいなんだろう?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
しかし、幼稚園受験においては、偏差値という概念がほとんど存在しないといわれています。
本記事では、偏差値は本当に存在しないのかという疑問を入口に、雙葉小学校附属幼稚園の選考の考え方や、わが家に合うか見極めるポイント、不安を減らすために家庭でできる準備について、わかりやすく解説します。
【雙葉小学校附属幼稚園】偏差値がないって本当?
結論からお伝えすると、幼稚園受験には偏差値という尺度が基本的に存在しません。
中学・高校・大学の入試のように、同じ試験を多くの受験生が受けて点数を集計する仕組みが、幼稚園受験には整っていないためです。
各幼稚園が独自の考査を行っており、ペーパーテストのみで合否を決める園もあれば、雙葉小学校附属幼稚園のように、行動観察・個別テスト・面接を組み合わせて総合的に評価する園もあります。
試験内容や基準が園ごとに異なるため、共通の基準で比較できず、偏差値を算出することはできません。
その代わりに難易度の目安とされるのが「倍率」です。同園の倍率は、例年6~10倍前後で、特に女児は8倍以上になる年もあり、都内の私立幼稚園の中でも難関園のひとつといえるでしょう。
系列校である雙葉中学校の偏差値が話題に出ることもありますが、これはあくまで中学入試の指標です。
幼稚園受験では数字に振り回されるのではなく、「どのような子ども・家庭が評価されているのか」という視点で考えることが大切です。
【雙葉小学校附属幼稚園】偏差値では測れない選考の考え方
偏差値がないとすると、雙葉小学校附属幼稚園では、どのような基準で合否が判断されているのでしょうか。
同園の選考は、ペーパーテストの点数で序列をつけるものではなく、集団での関わりや面接を通して、子どもの育ちや家庭の教育姿勢を総合的に見る点に特徴があります。
そのため、短期間の対策だけでは結果が決まる試験ではなく、家庭の日常や価値観が自然に表れているかが重視される選考だといえるでしょう。
こうした選考の特徴から、同園は「倍率以上に難しい」と感じられることも少なくありません。その理由については、以下の記事で詳しく解説しています。
https://ukaruco.jp/youjyu/2026/02/21/futaba-shougakkou-fuzoku-youchien-bairitu-nanido/
【雙葉小学校附属幼稚園】わが家に合うかを見極める3つのポイント
倍率や難易度を見て、受験を意識し始めたとき、次に考えたいのが「わが家に本当に合った園かどうか」です。以下の3つのポイントを確認していきましょう。
1.カトリックの価値観と教育理念に共感できるかどうか
雙葉小学校附属幼稚園は、カトリックの精神に基づく教育を大切にしている園です。
日々の保育の中では、祈りと感謝を通して、思いやりや誠実さといった、人としてのあり方を丁寧に育んでいます。
なお、礼拝が本格的に行われるのは小学校以降で、幼稚園では自然な形でカトリックの考え方に触れていく点が特徴です。
そのため「有名だから」「附属小学校につながるから」といった理由だけでは、面接の場で動機の浅さが伝わってしまう可能性があります。
教育理念への共感が、日々の子育てにどのように表れているかを、入園前にご夫婦でしっかり話し合っておきましょう。
2.2年保育という唯一のチャンスに向き合えるか
雙葉小学校附属幼稚園は、2年保育(年中からの入園)のみを実施しており、受験のチャンスは一度きりです。再受験ができない一発勝負であることから、志願者数が多く、倍率が高くなる要因のひとつにもなっています。
そのため、この時期のお子さんの発達段階や精神的な準備が、園が求める姿と合っているかを、保護者が冷静に見極めることが重要です。
3.入園後の生活スタイルと家庭の価値観が一致しているか
雙葉小学校附属幼稚園では、登園時間やお弁当持参、13時半頃の降園、預かり保育がない点など、家庭での関わりを大切にした生活設計が特徴です。
そのため、共働きのご家庭や長時間保育を前提とした生活スタイルの場合は、慎重に検討する必要があるケースもあります。
入園後も無理なく園の文化や方針に寄り添えるかどうかを、事前に家庭内で確認しておくとよいでしょう。
【雙葉小学校附属幼稚園】不安を減らすために家庭でできる準備
「受験を考えているけれど、何から始めればいいかわからない」という方のために、家庭でできる具体的な準備をお伝えします。
説明会・見学会には必ず参加する
雙葉小学校附属幼稚園では、例年7月下旬に説明会が開催されます。説明会は、園長先生や教員の話を直接聞ける数少ない機会です。そこで感じた言葉や雰囲気、先生方の子どもへの接し方は、願書や面接の準備に直結します。
参加後は印象に残った点をメモし、「なぜ雙葉を志望するのか」という志望理由の軸を整理しておきましょう。
日常の親子関係を見直す
選考で見られているのは、子どもだけでなく「親子の関係性」です。親が先回りしすぎていないか、子どもが自分の言葉で表現できているか、感情が安定しているかといった点が、自然な場面で観察されます。
受験対策も必要ですが、日々の会話や遊び、食事の時間を丁寧に重ねることがその土台となり、結果として大切な準備につながります。
ご夫婦で教育方針を言語化しておく
面接ではご夫婦そろって参加し、教育方針について一貫性のある受け答えが求められます。「子育てで大切にしていること」「園の理念をどう理解しているか」「どのような子どもに育ってほしいか」などについて、事前にしっかり話し合っておきましょう。
暗記した答えではなく、ご家庭の価値観や考え方が自然に伝わる状態が理想です。
受験対策は早めに情報収集から始める
幼稚園受験では、保護者の準備が1年以上前から必要になることも少なくありません。考査の傾向を知り、お子さんの発達に合わせて無理のない対策を進めるには、十分な時間が必要です。
必要に応じて、信頼できる幼児教室や専門家に早めに相談することも検討しましょう。特に雙葉では、園の教育方針を正しく理解した指導を受けられるかどうかが、準備の質に大きく影響します。
【雙葉小学校附属幼稚園】偏差値ってある?家庭が確認しておくべきポイントとは まとめ
雙葉小学校附属幼稚園に「偏差値」は基本的に存在しません。幼稚園受験には統一試験がなく、偏差値を算出する仕組み自体がないためです。
偏差値の代わりに用いられる指標が「倍率」であり、同園は例年6~10倍と高い関心を集めています。
選考で問われるのは、ペーパーテストの点数や知識量だけではありません。
子どもの様子や親子の関係性、そして園が大切にしているカトリックの教育理念に、家庭が日常の中でどれだけ無理なく向き合えているかが、重要な評価の軸となります。
縁故の有無よりも大切なのは、わが家と園の教育方針が本当に合っているかという視点です。
倍率という数字だけで判断するのではなく、この記事でご紹介した3つのポイントをもとに、納得のいく園選びを進めていきましょう。
準備の出発点は、説明会への参加と、ご夫婦で教育方針を言語化すること。
焦らず、一歩ずつ取り組んでいきましょう。
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