
幼稚園受験では、数や文字と同じくらい**「図形」に関する課題が多く出題されます。
ただし、求められているのは難しい問題を解く力ではなく、年齢に応じた発達の中で形を理解し、指示を聞いて取り組めるか**という点です。
この記事では、
・幼稚園受験で出題される図形問題の内容
・図形問題で評価されているポイント
・ご家庭でできる具体的な対策
について、順を追って解説します。
幼稚園受験における図形問題の出題内容
幼稚園受験で出題される図形問題は、大きく分けて3つのパターンがあります。
図形パズル
図形パズルとは、三角形や四角形などの色板を組み合わせて形を作る課題です。
タングラムに似ていますが、幼稚園受験ではピースの数が少なく、よりシンプルな構成になっています。
・指定された形を作る
・先生が作った形を真似する
・与えられたピースで好きな形を作る
といった出題方法があり、完成後に「これは何ですか?」と聞かれることもあります。
このタイプの問題は、形の理解力だけでなく、発想力や集中力も見られています。
形の識別
形の識別では、色と形を組み合わせた指示が出されることが多くあります。
・「青い三角を取ってください」
・「赤い四角を選んでください」
といった問題や、
・紙を開くとどんな形になるかを考える展開図形
・箱の中の積み木の形を手の感触で当てるブラックボックス
などが出題されることもあります。
いずれも、基本的な図形を正しく認識できているかが重要です。
図形描写
図形描写では、先生の指示通りに形を描いたり、お手本を見て模写したりします。
・丸や三角を描く
・見本と同じ形を描く
といった課題が中心で、**図形理解と巧緻性(手先の器用さ)**の両方が評価されます。
図形問題で評価される3つのポイント
図形問題では、正解かどうかだけでなく、次の3点が重視されています。
指示理解
先生の話を最後まで聞き、指示された通りに取り組めているかが見られます。
・「同じ形を作りましょう」と言われているのに自由制作をしてしまう
・説明の途中で勝手にパズルを触ってしまう
といった行動は、評価を下げてしまいます。
図形の認識
・丸・三角・四角といった基本的な形を見分けられるか
・形の名前と見た目が一致しているか
・お手本を見て再現できるか
といった点が評価されます。
描写課題では、形を理解した上で描けているかも重要です。
取り組む姿勢
難しい課題に直面したときに、
・途中で投げ出さない
・落ち着いて取り組もうとする
といった姿勢も、しっかり見られています。
図形問題に向けた家庭での対策【5つ】
図形問題への対応力は、日々の遊びの積み重ねで育ちます。
ここでは、ご家庭で取り入れやすい対策を5つご紹介します。
積み木やパズルで遊ぶ
図形は言葉で教えるよりも、実際に触って体感することが効果的です。
・積み木
・色板
・型はめパズル
などを通して、形の特徴や向きを自然に理解できるようになります。
たくさんお絵描きをする
お絵描きは、図形描写の基礎になります。
最初はなぐり描きで構いませんので、腕全体を使って大きく描く経験を大切にしましょう。
・大きな紙に描く
・会話をしながら描く
ことで、線や形への理解が深まります。
生活の中で形を意識する
日常生活の中には、図形がたくさんあります。
・「四角いお皿を並べてね」
・「ボールは丸いね」
といった声かけをすることで、形への意識が高まります。
これは図形対策だけでなく、語彙力や常識力の向上にもつながります。
折り紙遊び
折り紙は、図形理解と巧緻性の両方を育てる遊びです。
・1回折りからスタート
・少しずつ折る回数を増やす
など、無理のないペースで進めましょう。
折った作品を使って工作に発展させるのもおすすめです。
運筆練習
線なぞりや迷路などの運筆練習は、
・目と手の協応動作
・集中力
・巧緻性
を高める効果があります。
多少はみ出しても叱らず、「最後まで取り組めたこと」を評価してあげましょう。
まとめ
幼稚園受験の図形問題は、
・図形パズル
・形の識別
・図形描写
の3つのパターンに分けられます。
評価のポイントは、
・指示理解
・図形の認識
・取り組む姿勢
でした。
図形問題への対応力は、特別な教材ではなく、日々の遊びや生活の中で育てることができます。
積み木やお絵描き、折り紙などを通して、無理なく力を伸ばしていきましょう。
お子さまの特性に合わせた対策を行うことが、幼稚園受験成功への近道となります。
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