幼稚園受験では、幼稚園ごとに倍率はさまざまですが、受験に落ちるということも考えられます。今回は、東京都豊島区にある聖パトリック幼稚園に落ちてしまった場合、その理由と落ちた後の対策についてご紹介します。
聖パトリック幼稚園は、1949年に開園し、1984年4月より宗教法人カトリック東京大司教区が運営する私立幼稚園です。最寄り駅は有楽町線・副都心線の要町駅、西武池袋線の椎名町駅です。
聖パトリック幼稚園はキリスト教教育、モンテッソーリ教育を行っています。また、3学年が同じ教室で過ごす縦割り教育や、宗教行事を含め、行事が多いことが特色として挙げられます。
【聖パトリック幼稚園】落ちる理由
聖パトリック幼稚園は、保育園とは違い午睡がないこと、近隣の幼稚園では可としているオムツ登園が不可であることなどがありますが、それを理由に落ちるということはありません。
それでは、聖パトリック幼稚園の受験に落ちる理由についてご紹介してまいります。
定員に達してしまった
まずは、募集人数の定員に達してしまった場合です。現在は保育園に行く子供が多いこともあり、倍率が高いわけではありませんので、定員の問題で落ちるということはあまりないでしょう。
しかし、今より共働き世帯が少なく幼稚園が主流だったころには、倍率が高く、落ちるということも珍しくはありませんでした。聖パトリック幼稚園に落ちたから近隣の幼稚園を受験したという話も耳にしたものです。
面接や行動観察による不合格
面接時、受験する子供は2歳〜3歳なので、名前が言えない、受け答えができないといったことで不合格になることはまずないでしょう。親の仕事や収入なども関係しません。
しかし、面接では走り回って座っていられない。行動観察で他の子に危害を加えるなど、集団生活が難しいと判断された場合は、落ちることも考えられます。
モンテッソーリ教育を行う中で、先生が1人必ずついていなければいけない子が入園すると先生の数が足りなくなり、他の子供に手が回らなくなってしまいます。
教育方針の不一致
聖パトリック幼稚園において、一番落ちる可能性があるのが教育方針の不一致ではないでしょうか。キリスト教教育を行う聖パトリック幼稚園では、仏教徒が入園することは問題ありませんが、キリスト教の教えには従えないと言い切ってしまうようでは、教育方針が一致していないと感じられ落ちてしまうかもしれません。教育方針が家庭と幼稚園で大きく異なる場合には、子供も混乱してしまうので不合格とする場合もあります。
アレルギーがあって給食が食べられない、外遊びは医師に止められている等、事情がある場合にはその限りではないので相談できるケースもあります。
【聖パトリック幼稚園】落ちたらどうする?
別の幼稚園を受験する
聖パトリック幼稚園は近隣の他の幼稚園と比べて、受験日が少し早く設定されていますので、願書を提出しておいて、不合格だった場合には他の幼稚園を受験することができます。聖パトリック幼稚園に限らず、幼稚園に入学させたいと考えているのなら最善の方法です。
キリスト教の幼稚園も自転車移動圏内にありますので検討されてください。
保育園の申し込みをする
自治体によっても違いがあるとは思いますが、東京都豊島区では保育園の4月入園申し込みは11月中旬までであり、聖パトリック幼稚園の合否がわかってからでも十分に間に合います。保育園は園によって方針もさまざまなので、不合格に落ち込まずに見学に行って見ても良いでしょう。両親がフルタイムで働けるというメリットもあります。
2年保育で再受験
聖パトリック幼稚園では、満3歳児、3歳児の他に若干名ですが4歳児の募集もしています。もし3歳児の入園面接で落ちてしまった場合には、2年保育でもう一度願書を提出することも可能です。
定員オーバーであったり、早生まれの子が幼さ故に不合格になってしまった場合には有効な方法かもしれません。何より、どうしても聖パトリック幼稚園に入園したいのであれば、最善策です。
【聖パトリック幼稚園】落ちたらどうする?落ちる理由も解説まとめ
聖パトリック幼稚園の受験に失敗してしまった場合の、落ちる理由、落ちた場合の対策をご紹介しました。聖パトリック幼稚園は、小学校受験を見据えて入園を希望するご家庭もある私立幼稚園ではありますが、国立幼稚園や、名門とされる幼稚園のように高倍率ではありません。
多少面接でぐずってしまっても、行動観察で親から離れられなくても温かく迎え入れてくれることがほとんどでしょう。しかし、絶対に落ちないわけではありませんので、近隣の幼稚園や保育園の見学もしておいて、もし落ちた場合はどうするかご家庭で話し合っておくと安心です。
親や兄弟に卒園生がいる場合には有利に働きますが、全く知り合いがいない場合には2歳から通えるひよこ組に入園しておくと、満3歳児・4月入園の3歳児面接に合格しやすい傾向があるようなので、そちらも検討してはいかがでしょうか。
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