1914年(大正13年)に創立された長い歴史のある東洋英和幼稚園。キリスト教に基づく「敬神奉仕」を土台に、心の豊かさと個性を育む教育方針で知られています。
また、港区六本木にありながら、緑豊かな木々と土の園庭が広がり、子どもたちがのびのび遊べる自然豊かな環境も魅力です。
そんな一人ひとりを尊重し、人や自然へ感謝する気持ちを育める東洋英和幼稚園に合格するのは、一体どのようなお子さまなのでしょうか?
東洋英和幼稚園の願書代行で、高い合格実績を誇る塾長が、東洋英和幼稚園に受かる子の特徴と受かる子になるためのポイント・対策について徹底解説します。
東洋英和幼稚園に受かる子の特徴は?
東洋英和幼稚園は、「自由遊びを中心とした園生活の中で学び、神さまを思う心を育む」という教育方針を掲げています。
自由遊びと聞くと、「我が子は子どもらしく主体的に遊べているから大丈夫」と多くの親御さんが思うかもしれません。
しかし、過去の入試では行動観察を見る集団テストが行われており、集中力や理解力、協調性などが求められます。
自由遊びが得意なお子さんなら必ずしも受かるというわけではないのです。まずは東洋英和幼稚園に受かる子の特徴を見ていきましょう。
●集中して話を聞くことができ、理解力のあるお子さま
行動観察を見る集団テストの中に、「絵本の読み聞かせ」があります。その際にチェックされるのが、集中してじっくり話を聞けるかどうかです。
途中でおしゃべりをしたり、立ち上がったりせず、その場でじっと話を聞けているかどうかが問われるでしょう。また、読み聞かせて終わるのではなく、絵本の内容について先生から質問を投げかける場面があります。質問に対する回答から、理解力や言語力、記憶力なども見られるでしょう。
そのため、絵本の読み聞かせや指示を受ける場面で、話をしっかり聞くことができ、理解できているお子さまが受かりやすいと言えます。
●ご両親と信頼関係が築けているお子さま
入試で行われる集団テストの中には、親子で歌ったり踊ったりする内容があります。親御さんへの態度や言葉づかい、雰囲気などから、お子さまがご両親とどのような関係性を築けているかを見られるでしょう。
ご両親と信頼関係が築けているお子さまが受かりやすい理由は、園がご家庭との連携を大切にしているからです。子どもの成長は園の保育だけでは成り立たないという考えであるため、お子さまが安心してのびのび成長するためにも、親子の信頼関係が重要と考えられています。
また、年に数回父母や祖母が参加する行事もあり、ご家庭と連携したアットホームで温かい保育を大切にしている点も理由に挙げられます。
●自然や生き物を大切にできるお子さま
東洋英和幼稚園では、自然や生き物との出会いも大切にしています。園庭にはイチョウの木や美しい花々が咲く木があり、裏庭にはビワと柿が実るなど、四季の変化や果実の実りを間近で体験できるのが魅力です。
また、カエルや小さな虫なども生息しており、小さな生命を守ることも学びます。さらに年長になると軽井沢へキャンプに行き、自然体験や小動物との触れ合いを楽しみます。
そのため、虫や小動物が苦手なお子さまや、土や泥で汚れるのが嫌なお子さまには厳しい環境かもしれません。自然の中で遊ぶことが好きで、動植物を大切にできるお子さまが求められるでしょう。
●「ありがとう」と感謝できる、素直な心を持つお子さま
東洋英和幼稚園では、キリスト教に基づいた人間形成を目指しています。日々の自然遊びや賛美・お祈りを通して、神さまからの愛と恵みを実感し、喜びや感謝を大切にすることで、自分自身を信頼できるようになり、他者を受け入れられると考えているのです。
感謝の心は、園生活だけでなく家庭で育むことができます。
他者に何かしてもらったとき「ありがとう」と感謝の言葉が自然と出てくる素直な心を持つお子さまは、園が求める幼児像といえるでしょう。
東洋英和幼稚園に受かる子になるためのポイント・対策
親子の信頼関係が築けていること、また集中力や理解力があり、自然を大切にすることに加え、感謝できる素直な心を持つお子さまを目指すには、ご家庭でどのような取り組みを行えば良いのでしょうか。ここからは東洋英和幼稚園に受かるお子さまになるためのポイント・対策をお伝えします。
●絵本の読み聞かせとアウトプットを習慣化する
お子さまが集中して話を聞くことができ、話の内容を理解できるようになるには、絵本の読み聞かせと併せてアウトプットを習慣化することです。
普段から読み聞かせだけで終わらせずに、お子さまに物語の登場人物について質問したり、一番心に残った場面を聞いてみたりすると良いでしょう。
絵本を読んで感じたことや、ストーリーを思い出してアウトプットする練習を繰り返すことによって、理解力が高まり、記憶力や言語力も鍛えられていきます。
また、集中して話を聞く練習として、家だけでなく図書館や児童館で行われる読み聞かせのイベントに参加するのもおすすめです。
家とは異なる環境で、ご両親ではない大人が読み聞かせをするという状況に慣れておくことで、入試の際にお子さまが自然体で参加できるでしょう。
●手遊びやリズム遊びなど、親子で遊ぶ時間を作る
先述した通り、入試では親子で歌ったり踊ったりするテストがあります。そのため、日常生活の中で手遊びやリズム遊びなど、親子で遊ぶ時間を作るようにしましょう。普段やっていないことをいきなり本番で行うのは、ハードルが高いと言えます。
また、この考査ではお子さまへの接し方など、親御さんの態度や行動も見られています。本番だけ取り繕っても、親子の会話や雰囲気などで、日常が透けてしまうものです。
普段からお子さまと向き合い、親子で過ごす時間や会話を増やすよう心がけましょう。さらに、本番では先生の指示通りに動くことも求められるため、家で手遊びやリズム遊びの動画やDVDなどを見ながら動きをまねて練習するのもおすすめです。
こうした親子時間の積み重ねによって、信頼関係も構築されていきます。
●自然体験や動植物を育てる経験をする
お子さまが自然や生き物を大切にできるかどうかは、どれだけ自然や生き物と触れ合い、生命の大切さを教えているかどうかに関わってきます。
ご家庭でも休日にキャンプに行ったり山登りをしたりと、自然を感じられる体験をすると良いでしょう。その際に虫や草花の観察をし、図鑑で調べるなどして、お子さまの探究心や好奇心を引き出すのもポイントです。興味をかきたてることで、園生活でも動植物との触れ合いを存分に楽しめるでしょう。
また、生命や自然の恵みの大切さを教えるには、実際に小動物を飼ってみたり、植物を育てたりするのもおすすめです。
幼いながらにも動物や植物と共に生きているという実感が得られ、人間だけでなく自然や動植物を大切にする心が育まれていきます。
●親御さんが日頃から感謝の気持ちを伝える
感謝できるお子さまに育てるには、親御さんが日頃から感謝の気持ちを伝えることです。お子さまがしてくれた小さなことにも「助かったよ。ありがとう」と感謝を示しましょう。
また、「生まれてきてくれてありがとう」「元気でいてくれてありがとう」とお子さまのありのままの姿に感謝することで、安心感と信頼感が深まり、自己肯定感が育ちます。
愛され、感謝される経験があるからこそ、自然と「ありがとう」が言えるようになるのです。
さらに、食事の時間には「おいしいごはんが食べられて本当にありがたいね。農家さんに感謝だね」とお子さまに語りかけることで、食事の背景に気づけるようになり、感謝の心が芽生えていきます。
大人が日常で感謝を示し、お子さまが「ありがとう」を実感できる家庭環境を築くことがポイントです。
【東洋英和幼稚園】受かる子の特徴は?合格する子の共通点と対策を徹底解説!まとめ
自然遊びやお祈りを通して感謝や思いやりの心を育み、安心して自分らしさを伸ばしていける東洋英和幼稚園。
合格するためには、日頃からアウトプットを取り入れた絵本の読み聞かせや手遊び、自然に触れ合う時間、感謝を伝え合うコミュニケーションなど、親子で関わる時間を通して、必要な力を伸ばしていくことが重要です。
親子の信頼関係を築くためにも、欠かせないポイントといえるでしょう。都内で人気の高い東洋英和幼稚園ですが、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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